![白いボートとエメラルドグリーンの海モルが見えるモルディブのマレ国際空港](https://ettyy.com/wp-content/uploads/2022/10/2022-09-23_16-16-39_008_maldives-gopro-1024x768.jpg)
新婚旅行など、人気リゾートの候補として名前が上がるのがモルディブ。
- モルディブはどんな国?
- ベストシーズンはいつ?
- 治安は良い?
- 気になる服装は?
こういった疑問に答える知っておくべき基本情報をまとめました。
事前に、気候や風習、文化など情報を知ることで、トラブル無く旅行を満喫できます。
目次
- モルディブ共和国(Republic of Maldives)基本情報
- モルディブはイスラム教国家
- モルディブの公用語
- モルディブと日本の時差
- モルディブの治安
- モルディブの天気(乾季・雨季)
- 服装
- 日本からのアクセス・行き方
- マレ市街地の観光・お土産
- モルディブの通貨、カードは使える?
- チップは必要?
- モルディブの水道水
- モルディブのゴミ処理事情と地球温暖化
- 結びに
モルディブ共和国(Republic of Maldives)基本情報
首都:マレ (Male)
人口:約54万人
面積:300㎢
モルディブはインドの南、インド洋に位置する26の環礁から構成されています。
インドの南西を南北約820km、東西約130kmにわたって広がっています。
さらに、そこに約1,192もの小島が存在しています。
モルディブの地図
それぞれの島には、真っ白い砂浜と透き通ったラグーンが広がっています。
ラグーンは、海の中でサンゴ礁に囲まれてできた浅瀬の部分のことです。
「モルディブ」はサンスクリット語で「島々の花輪」を意味します。
その名の通り上空からみると美しい島々が連なっています。
![水上飛行機から眺めたモルディブの海に首飾りのように並んだ島々](https://ettyy.com/wp-content/uploads/2023/02/0AFD6133-C807-461D-85B0-E6CCA1A95C45maldives-1024x769.jpg)
200の島々に人が住んでいます。
人口54万人の約 3 分の 1 が首都マレとその周辺地域に集中しています。
現地の人たちが住んでいるローカル島と、観光用に開発されたリゾート島にわかれます。
マレでのホテル探しはこちらの記事を参考にしてください。
モルディブはイスラム教国家
モルディブはイスラム教国のため、現地の女性は肌を隠す服を着ています。
観光客の女性は頭を隠す必要はありません。
とはいえ、ローカル島に訪れるときは、肌の露出を避けられる物を携帯すると便利です。
長袖のカーディガンやパーカーなどは、日よけにも活躍します。
また、男性も短パン1枚などで出歩くのは避けましょう。
露出の多い格好でローカル島を訪れるのは、ひかえたほうが良いです。
現地の慣習を尊重しましょう。
リゾート島では、ビキニ姿でも、大丈夫です。
宗教上、お酒は持ち込みできない
モルディブは宗教上、飲酒は禁止でアルコールを国内に持ち込む事ができません。
リゾート島内ではお酒が提供されます。
(ただしリゾート島での物価は高いです!)
モルディブの公用語
モルディブの公用語はディベヒ語(インドやヨーロッパなどに属する言葉)です。
観光業に携わるモルディブ人は、英語を理解してくれます。
街中の標識は英語が併記されています。
リゾート島で過ごす時は、日本人スタッフが居ない場合、英語でのやりとりになります。
(日本人スタッフが居ないことのほうが大半かと思います。)
最低限の旅行英会話をマスターしておきたいところです。
リゾート島内ではWi-Fiが通じることがほとんどです。
日本語オンリーで通す!という方は、ポケトークを持参していると便利です。
モルディブと日本の時差
日本とモルディブでは、時差は4時間なので大きくはありません。
したがって比較的時差ボケは少ないです。
また、この時差により、現地では早起きも難なく出来るようになります!
ぜひ美しい朝焼けと共に起床してモルディブの自然を楽しんで下さいね。
![モルディブの水上コテージから見た海と美しい朝日](https://ettyy.com/wp-content/uploads/2023/02/maldives-sunrise-1024x683.jpg)
乗継の多いスリランカと日本の時差は、3時間30分です。
スリランカ経由の場合、時計合わせにご注意ください。
乗継の際のエピソードはこちらの記事に紹介してあります。
モルディブの治安
一番心配な治安の問題ですが、モルディブは比較的良好です。
マレの空港では、Bobbyが手荷物のリュックを置き忘れるというアクシデントがありました。
置き忘れた待合い席の椅子に、手つかずにそのまま放置されていたという事件(?)でした。
他の都市であればあっという間に無くなっていたでしょう。
それほど治安は安定しているように思えました。
とはいえ、これはあくまでラッキーな例です。
身の回りの物には常に気を配り安全に旅を楽しみましょう。
モルディブの天気(乾季・雨季)
![白い砂浜と青い海に建つモルディブの水上コテ−ジ](https://ettyy.com/wp-content/uploads/2022/10/rD8reo8zMyRQ2-1024x576.jpg)
乾季と雨季のあるモルディブは旅する季節もポイントになります。
赤道に近く熱帯性気候のモルディブは4月が最も暑く、12月が最も涼しくなります。
1年を通して気候の変化は少ないです。
平均気温は年間通して29〜31℃です。
最低気温は25℃ほどです。
最高平均気温は、31℃前後と差はなく、常夏となっています。
昼の日差しは暑いですが、夜はエアコンが要らないほど涼しく過ごせる日もあります。
モルディブのおすすめリゾートで過ごした宿泊記はこちらです。
乾季
(11月~4月) 晴天の日が多く爽やかな気候が続きます。
乾季と言えども雨が降ったり強い風が吹くこともあります。
欠点はベストシーズンのため、旅費が高くなることです。
雨季
(5月~10月)南西モンスーンの影響で雨季に入り、お天気は安定しなくなります。
ただ、一時的に強いスコールがあっても一日中降り続くことは少ないです。
この時期はプランクトンが増える季節です。
ダイビングやシュノーケルで、ジンベイザメやマンタに出会える確率が高くなります。
ジンベイザメとマンタの大群に出会った記事はこちらです。
加えて、旅費はやや安くなりますので費用を抑えたい方には狙い目かもしれません。
Ettyyがモルディブに訪れたのは降水量の多いとされる9月の雨季でした。
にもかかわらず、ジメジメした感じはありませんでした。
日中は暑いですが日陰に入るととても爽やかな過ごしやすいお天気でした。
雨季でしたが、最高に旅を楽しめました。
モルディブのコスパ最高の水上ヴィラ紹介記事はこちらです。
服装
基本的に日本の真夏の服装でOK。
リゾートではオープンエアの部屋が多く、エアコンが寒いとは感じませんでした。
服装のリストです。
これだけスーツケースに入れていけば大丈夫です。
- 水着やラッシュガード
- 日差しや冷房よけの軽いカーディガン
- 短パンやTシャツ
- 帽子やサングラス
- その他ディナー用に男性は襟付きのポロシャツ、女性はワンピース
- アクティビティ用のスニーカー
リゾートでは、ビーチサンダルやサンダルを履いている人がほとんど。
これらを簡単にそろえれば、海からレストラン、バーまで楽しめると思います。
裸足で過ごしているヨーロピアンもいます。
ホテルによりレストランのドレスコードも多少変わります。
ガラディナーなどがある場合もあります。
革靴など特にフォーマル過ぎるものは必要ありません。
かしこまりすぎず、リゾートを楽しみながらおしゃれしたいですね。
日本からのアクセス・行き方
日本からモルディブへの直行便は、現在ありません。
アジアの都市を経由してモルディブのヴェラナ国際空港へ行くルートが一般的です。
代表的な航空会社
- スリランカ航空(コロンボ Bandaranaike国際空港乗継)
- シンガポール航空(シンガポール Changi国際空港乗継)
- タイ航空(バンコク Suvarnabhumi国際空港乗継)
加えて、遠回りになりますが中東系の航空会社を利用するルートもあります。
費用をおさえられるのはスリランカ航空を利用し、コロンボを経由するルートです。
今後、需要とともに、香港などのルートが再開すると思われます。
首都マレから離島への移動手段は、水上飛行機またはボート
![水上飛行機の上空から見たマレ国際空港](https://ettyy.com/wp-content/uploads/2022/10/vPZ7NG8LzbGaB_maldives-gopro-1024x576.jpg)
北マーレと南マーレ以外の環礁の多くは水上飛行機で移動することになります。
その分費用も高額になります。
料金はリゾートへの距離やホテルの格式、季節によって変動します。
※往復のチケットは約$400〜$1,000。
この水上飛行機は、日の出から日の入りまでしか運行しません。
したがって15時以降に国際線でマレに着くと、現地で1泊しないといけなくなります。
そして、翌日にそれぞれの島へ移動となります。
- マレからボートで移動可能な島(北マーレや南マーレ)に宿泊する場合
- 日中早めにマレへ到着する国際便の場合
以上の場合は、初日にリゾートホテルへチェックインすることが可能です。
帰りも同様になります。
水上飛行機のマレ到着時間と、帰国便の時間が合わないことがあります。
その場合、空港で何時間も待ちぼうけなんてことも起こります。
このあたりも考え、余裕を持った旅行計画を立てたいですね。
水上飛行機の詳しい搭乗記はこちらから。
マレ市街地の観光・お土産
![モルディブのマレ新市街にある地元のスーパー外観](https://ettyy.com/wp-content/uploads/2022/10/2022-09-17_21-47-05_547_maldives-1024x768.jpg)
マレに滞在することになった場合はゆっくりと市内の観光ができます。
スーパーに立ち寄り、プチプラのお土産を探しても良いですね。
寄り道も旅の楽しみの一つです。
空港近くの新市街にはインド料理が美味しいレストランもあります。
![](https://ettyy.com/wp-content/uploads/2023/02/2022-09-17_22-37-51_921colombo-restaurant-300x225.jpg)
マレに1泊した時のホテル宿泊記と新市街の様子はこちらの記事を参考にしてください!
モルディブの通貨、カードは使える?
通貨はルフィヤ(MVR)ですが、ほとんどのリゾートでは、ドル($)が使えます。
また、フルマーレ(マレの新市街)のスーパーでもクレジットカードが使用できました。
観光地のほとんどのショップではクレジットカードが使えます。
リゾートの中では、部屋付けになりますので現金はほとんど必要ありません。
ただし利用可能なブランドはVISA、MASTER,アメックスが中心です。
JCBは対応していませんでした。
これは各リゾート(ホテル)でも同様のようです。
チップは必要?
通常モルディブでチップは必要ありません。
ホテルのレストランではサービス料が含まれていることも多いです。
お部屋係には心付けとして手渡しするのも良いでしょう。
リゾート島のホテルでは、枕元にチップを置いても受け取られない場合があります。
特別に何かお願いごとをした場合など、日数分最終日にまとめて手渡しすると良いです。
1ドル札や5ドル札など細かいお金を準備しておくとチップに使えて便利です。
モルディブの水道水
モルディブの水道水は海水を脱塩したもの、雨水をろ過したものが使用されています。
飲料水としては適しません。
飲み水はミネラルウォーターを購入することになります。
地元のスーパーではミネラルウォーター(500ml)が1本3MVRでした。
日本円換算にすると約30円程度です。
フルマーレのスーパー(Redwave)で、輸入物にも関わらず格安でした。
お水は安いですが、なぜかコーラは250ml(約150円)でしたので割高でした。
リゾートホテルでの物価は高いです。
宿泊したリゾートでは1.5リットルが1本4ドル程でした。
水上ヴィラ「ドリームランド」の食事について紹介した記事はこちらです。
オールインクルーシブではない場合、マレのスーパーで購入しておくのがおすすめです。
水もローカル価格なので費用をおさえることが出来ます。
※オールインクルーシブは飲食代が全て含まれる宿泊です。
ただし、水上飛行機で移動する場合は荷物の重量制限がありますので注意。
モルディブのゴミ処理事情と地球温暖化
モルディブは開発で増えるごみを、マレから7kmの小島ティラフシに集めていました。
島には焼却炉が無く、プラスチックや産業廃棄物であふれ大きな問題となっていました。
地球温暖化によって沈んでしまうと言われているモルディブ。
現在は、環境に配慮して、ごみ処理システムが建設されました。
国をあげてのクリーンアッププロジェクトが進められています。
日本政府や日本企業の協力もあります。
ローカル島にあるスーパーの袋は環境に配慮した不織布で作られていました。
このあたりは日本よりも進んでいる気がします。
![不織布で製造されたローカル島にあるスーパーのレジ袋](https://ettyy.com/wp-content/uploads/2022/10/2022-09-17_22-28-42_906_maldives-1024x768.jpg)
海に潜ると、温暖化や環境破壊によるのか、珊瑚は場所によって色があせていました。
個人が出来る事
なるべくゴミを出さずプラスチックごみは持ち帰るなどの配慮。
環境に優しい日焼け止めを使うなど、小さなことから努力が必要だと思います。
ノンケミカルでサンゴに優しい日焼け止めはこちらで購入できます。
美しいモルディブの海をシュノーケルした体験記事はこちら。
結びに
以上、モルディブ旅行の前にぜひ知っておくと便利で役立つ情報をまとめました。
現地の人たちは親日で非常にフレンドリーです。
観光客と言っても、現地の風習には敬意を払いたいですね。
旅先の国を知るというのは身を守ることにも繋がります。
備えは万全に!
そしてモルディブ旅行を思いっきり満喫していただければと思います。
最後までお読みいただいてありがとうございました。