モルディブの島々の中でもダイビングやシュノーケルで人気の美しい海、バア環礁。ユネスコの自然保護遺産であるハニファルベイもこのバア環礁に位置しています。
この人気エリアにあるリゾートホテルの一つ、「ドリームランドモルディブリゾート」に宿泊した際の、モルディブ固有の魚にあふれた絶景シュノーケルスポットの記録です。
ドリームランドモルディブリゾートの施設やサービスの詳しい滞在記はこちらをご覧ください。
ドリームランドモルディブリゾートのレストランについての記事はこちらをご覧ください。
リゾート(ドリームランド)周辺のシュノーケルポイントマップ
ドリームランド、シュノーケルポイントマップです。
滞在中かけてほとんど島を一周しましたが島の北にあるダイブセンターの北西の海は少し潮の流れが早く感じました。
水上ヴィラの北東向き(地図で見る上側)に宿泊していたので、ここからまっすぐ上に抜けたアウトリーフの境目とピンクの丸で囲ったエリアで探索することが多かったです。水上コテージの南側はドロップオフ(珊瑚や岩が落ち込んだ急斜面)が近くすぐに深くなりますが、お魚もいますのでリーフ(サンゴ礁)沿いを探索しました。
もちろん堤防内の浅瀬では色々なお魚が見れますのでより安全に遊ぶことが出来ます。
水上ヴィラから西側、砂浜の浅瀬ではサメを見ることも出来ました。
安全対策
海外では安全対策について、個人の責任に任されるところが多くあります。
シュノーケル用のマーカーブイは自分の居場所を知らせたり、疲れた時にも浮力を確保出来ますので少し深いところや、アウトリーフのそばをシュノーケルしたい場合におすすめです。
マスク、シュノーケル、足ヒレ、ライフジャケットなどの装備は万全に、悪天候の場合は海に入らない、必ずバディと一緒に行動し1人では泳がないなどの安全対策を怠らないようにして、トラブル無く海を楽しみたいですね。
水上ヴィラ周辺、浅瀬の魚達
水上ヴィラの階段から直接入水しました。すぐに魚を沢山見ることが出来ました。
モルディブは雨季でしたので滞在二日目の午前中は雨にあたりましたが、海の中は澄んでいるので問題ありません。
ハウスリーフ周辺
のんびりと泳いでいるのを良く見かけたアオヤガラ。こんなに細長いのに食べたら美味しいんだとか。
うなぎの様な感じでしょうか。なんて考えてたら察知したのかすごい勢いで泳ぎだし逃げてしまいました。
こちらの少し小ぶりのサメちゃんはビーチコテージに近い方の浅瀬にいました。堤防を越えて来ていたので驚きです。メジロザメの仲間、ツマグロです。最大2mくらいにしかならない小型のサメです。
通常は浅瀬にいることが多いようなのでシュノーケルでみることが出来ました。比較的警戒心は低いらしいのですが、近づくとやはり逃げていきます。サメは種類によって凶暴なものがありますが、こういったハウスリーフのリゾートにいる種は安全なようです。
こんなのが波打ち際にいたら日本だとたちまち遊泳禁止になってしまいそうですけどね。
珊瑚のなかにロクセンスズメダイの子供達?が沢山隠れていました。
魚たちがご飯でしょうか、海底をツンツンしています。
魚たちの隠れ場・堤防
アウトリーフの手前の岩の堤防に近づいてみましょう。
出口付近の岩場には特に沢山の魚が集まっていました。
積み上げた岩の隙間にロクセンスズメダイが群れています。
インド洋固有種のパウダーブルーサージョンフィッシュ。鮮やかで美しい配色の魚です。
リゾートのアウトリーフ近辺
ではいよいよアウトリーフ(サンゴ礁の外側)を目指して堤防の外へ出ます。
この辺りは運が良ければアウトリーフ近辺でマンタが見られる可能性もあるとのこと、大物狙いでドロップオフまで出てみることにします。急に深くなり、流れも変わりやすいので注意が必要です。
ドロップオフ付近が見えてきました。
流れは想像するほど早くなく、比較的穏やかでした。
クマノミも見つけました。正式にはモルディブアネモネフィッシュと言うそうです。
モルディブのクマノミです。例にもれずイソギンチャクといつも一緒にいます。
黒い群れはアイストライプサージョンフィッシュ(ニザダイ)。モルディブ固有種だそうです。しっぽの付け根の白い帯が特徴です。
何やらドロップの深い所に張り付くように沢山の群れがいました。
キンセンフエダイの群れと思われます。水深は6、7mほどのところです。
少し潜って撮影。
その後も大物狙いでしたので沖の方角ばかり探していました。
はぐれマンタには残念ながら出会えませんでした。前日はハニファルベイに群れで沢山居たので、ここまで出張して来てくれるマンタさんもいなかったのでしょう。
そこへサメが現れました!浅瀬の浜近辺で見たのと同じツマグロと思われます。
引き締まった美しいフォルムです。すごい速さで沖の方にすり抜けて泳いでいきました。やはりサメというだけあり、速いです。
リゾートの砂浜(桟橋の上から)
ツマグロもまた見かけましたが、素早く居なくなったため写真は撮れませんでした。
水上コテージへの桟橋からは砂に潜っているエイも見えました。
ホテルのシュノーケル・ツアー
オールインクルーシブプランの中には1回分の無料シュノーケリングツアーが含まれていました。
その中でアドベンチャーシュノーケリングのツアーに空きがあるとのことで申し込みをしました。
ドリームランドではウミガメツアーなど、基本料金は$30程のものがほとんどでしたので、有料で申し込んだとしても比較的リーズナブルと言えます。
アドベンチャー・シュノーケル
アドベンチャーシュノーケルは、ホテルのスタッフが案内してくれるツアーの一つです。
ツアーの通常料金は$30です。
所要時間は、1時間半。集合時間を含めると約2時間です。
早速、船に乗り込み出発です。ドリームランドからスピードボートで南側の島へ10分程向かいます。
シュノーケルスポットはお隣のホテル、キアードモルディブリゾートのリーフ近辺でした。
この前日には同じ方角で近くに位置するハニファルベイで100枚を越える大群のマンタが出現していましたので、おそらくこの日は、ガイドさんも、はぐれマンタ狙いでのポイント選択だったと思われます。
海に飛び込んで程なく、可愛いクマノミマンションを見つけました。
その後もさっそくカメに遭遇。
近づくと逃げてしまいます。カメって陸上では遅いのかもしれないけど海の中はとっても早く泳ぎますので本気を出されると到底追いつけません。
バイバイ!楽しませてくれてありがとう〜、心の中でお礼を言いました。
シュノーケルでマンタも見られる?
バア環礁では運が良ければアウトリーフのそばででマンタ(世界最大のエイ)を見ることが出来るかもしれません。
ホテルのダイブショップで実施しているハニファルベイのマンタツアーに参加すれば見られる確率が上がります。
但し、マンタが現れるのはモンスーンの吹く雨季限定となります。
プランクトンをめがけて捕食に来ますので周りの海の透明度はあまり良くないことが多いですが運が良ければ数多くのマンタ達の華麗な舞を見ることができます。
ハニファルベイではジンベイザメも見られる!
ジンベエザメは魚類最大の生物です。プランクトンを食べる優しいサメです。
今回のツアーでもタイミングが良く見ることが出来ましたので幸運でした。
ユネスコ世界自然遺産、ハニファルベイでのシュノーケルの様子はこちらの記事になります。
100枚以上のマンタの群れとジンベイザメの共演はかなり見ごたえがありましたので、ぜひご覧ください。
動画はこちら
マンタが大きく口をあけてぐるぐると回転し、その後ジンベイザメも現れ、プランクトンを捕食する様子が見られます。
撮影に使用したのはGoPro(アクションカメラ)
今回このモルディブの海を撮影するためGoPro(ゴープロ)を購入しました。GoProは水中も撮影出来るアクションカメラです。
購入時の最新機種はGoPro10でした。※この秋にGoPro11が発売されました。
この旅行に間に合わせるためと、費用をおさえるため、GoPro8を購入しました。Gopro8はGoPro10に比べ一回り小さいのと、あまりに高機能のものは画素数も多く編集も大変で、宝の持ち腐れゆえに、GoPro8でも品質は充分と思われました。
また他のメーカーではなく何故GoProなのかというと、本体でも10メートル防水がありますし、オプションの選択肢が広く純正品から互換パーツの安いものまでバリエーションがあるという点が気に入ったからです。
また、安価なアクションカメラですと手ブレ補正の際に画角(映る範囲)が狭くなる機種もありますので、GoProはそのようなことがなかったのも理由です。
その実力はというと結果、大変満足がいくもので色鮮やかな美しい海中写真を撮ることが出来ました。
モルディブでは数々の大物に出会えましたのでカメラを準備しておいて大正解でした。日本で購入して持っていって損はないものです。
海の中が目で見るよりも綺麗に撮れますのでシュノーケリングが数倍楽しくなりますよ。
結びに
モルディブ、ドリームランドのあるバア環礁は想像以上に大物の魚に出会うことが出来て素晴らしかったです。
ホテルから少し泳げばそこはもうお魚天国、アウトリーフも近く、色とりどりの美しい固有の魚達が沢山いて、運が良ければ普段出会うことが難しい魚にも出会えるかもしれません。
ホテルのツアーに参加すれば、個人では行きづらいポイントまで連れて行ってもらえますし、シュノーケル好きには夢のような場所でした。
是非、旅先の候補に加えてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。