憧れのモルディブ旅行。水上ヴィラには泊まりたいけど費用はおさえたい!というわがままに応えてくれるホテルがあります。モルディブの中でも有数の美しい海、ユネスコの世界自然遺産にも登録されているバア環礁に位置するドリームランドモルディブリゾートです。
その施設、サービスを詳しくレポートします。今後のホテル選びなどの参考にして頂ければ幸いです。
Dreamland The Unique Sea & Lake Resort Spa(ドリームランドモルディブリゾート)
2018年2月にオープンしたDreamland Maldives Resortは、バア環礁にある4つ星のリゾートです。
バア環礁はマレの北東に位置し、有名なハニファル湾(ユネスコの世界自然遺産) からわずか 15 分の絶好のロケーションにあり、南西モンスーンの期間中(雨季)のマンタツアーの拠点として知られています。
ドリームランドモルディブには、計90棟のバンガローがあり、そのうちの60棟がビーチバンガロー、30棟は水上ヴィラ(ウォーターバンガロー)になります。
シーサイドレストラン、レイクビューレストランという 2 つのレストランと、シーサイドバー、レイクサイドバーの2 つのバーがあり、(2022年9月現在シーサイドバーは改装中でした。)海と湖の景色を眺めながら食事をすることが出来ます。
オープン後はコロナ渦でしばらく休業していた期間がありますので、2018年開業のため建物はまだ真新しく、モルディブの伝統的でアットホームな雰囲気を持つ素敵なホテルです。
また、滞在中は連日ウェディングセレモニーが開かれており、新婚旅行などのカップルには最適で人気の高さを伺えます。
ドリームランドへのアクセス
ドリームランドへは、マレ国際空港から水上飛行機で 約35 分のフライトになります。そこからスピードボートに乗り換えて約5分ほどで到着です。
さらに費用を安く抑えたい場合、近くの島のダラバンドゥ空港まで国内線で 20分、その後スピードボートでリゾートまで移動する方法があります。 ダラバンドゥからボートに乗り換えて約10分で到着です。
雨季ではありましたが6泊8日間の旅程はおおむね晴天に恵まれました。
無事に水上飛行機は着陸し、ホテルの送迎クルーザーに乗り換えます。
真っ白い、美しくまだ新しいクルーザーです。あまりに乗り心地が良く、もっと楽しみたかったのですが、あっという間に到着してしまいました。
クルーの方々。
澄み渡った海に真っ白いボートが映えます。
リゾート到着とチェックイン
このボート乗り場は、海が見渡せる撮影スポットです。
この桟橋を通ってドリームランドのロビーへと向かいます。荷物を運んでもらいチェックインします。
空と海が澄み渡っていて白い砂浜と朝日が眩しいです。
指定された水上飛行機の時間が、朝6時15分マレを出発でしたのでホテルに到着したのは、まだ朝の7時前でした。にもかかわらず無料でアーリーチェックインさせていただきとても助かりました。
プランは食事付きフリーフローのオールインクルーシブですが食事は12時半以降のランチから、それ以前のレストラン利用ですと費用がかかります。(朝食は$20/1人とのことでした。)
BIO(バイオ)トッププールが一望できるフロントロビーは開放感のある造り。朝日が眩しいですが清々しい空気です。
フロントロビーの向かい側に見えるのがレイクサイドレストランです。その他シーサイドレストランとレイクサイドバーが営業されます。
さらにこのホテルにはオーシャンフロントのシーサイドバーがあるのですが残念ながら現在は改装中です。
ウェルカムドリンクが運ばれてきました。爽やかなブルーキュラソーシロップのモクテル。
案内してくれたフロントの男性は日本の漫画、特に「ワンピース」が大好きだそうです。「進撃の巨人」もよく知ってるそうでそんな、ささいな会話が嬉しいですね。スタッフの方はみんな親しみやすく親切です。
ホテル内で使用できる通貨
米ドル、ユーロ、ポンド、スイスフランが利用できます。
ホテルで利用したシュノーケルツアーや追加ドリンクなどの料金はチェックアウト時にまとめてドル建てのクレジットカードで決済しました。(クレジットカードは、アメリカンエクスプレス、VISA、MASTERの3種類に対応していました。)
いざ水上ヴィラへ
専属のお部屋係が案内してくれます。スーツケースは別で運んでくれます。水上ヴィラへの桟橋を渡ります。
砂浜から上がって足を洗うための水瓶とひしゃくが所々に設置されています。
(リゾート内を裸足で過ごしている方も多く見られました。)
お部屋は一番奥の遠い所から3番め、沖に防波堤がある北側の遠浅サイドのヴィラでした。向かいの南側のヴィラですと階段から海へ入るとすぐ近くがアウトリーフ(サンゴ礁の外側で急に深くなっている)ですので穏やかな気持ちで泳ぐというわけにはいかず、こちら側で少しほっとしました。
水上ヴィラの設備とアメニティ
お部屋の設備、水まわりは想像以上に綺麗でまだ新しく感じました。アメニティは海外のリゾートホテルでは良くあることですが最低限ですが、石鹸、シャンプー、コンディショナー、ボディソープは毎日補充されますので不自由は感じませんでした。歯ブラシやひげ剃り、基礎化粧品など、その他必要なものは持参することをおすすめします。
寝室(メインルーム)
素敵な天蓋付きのベッドです。お部屋は78平米のキングベッドで広々としています。
TVモニターはベッドからも観られる壁付けになっています。
しかしながら早寝早起きをしていてテレビを見ることはほとんどありませんでした。
応接セットのテーブルはなんと、クリアガラスになっていて海に入らなくてもゆったりと泳ぐお魚を眺めることが出来ます。夜はライトアップ出来ます。いたれり尽くせりとなっています。
ベッドサイドのコンセントはUSBとマルチタイプのものがそれぞれのベッドサイドにあります。日本のコンセントはそのまま入ります。(ボルト数は海外対応している必要があります。)
壁際に何ヵ所かあったコンセントはBF(イギリス)タイプ。こちらには日本のものは合いません。
オールインクルーシブプランでしたので飲料水は好きなだけ毎日補充してもらえました。宿泊プランによっては1日の本数が決められているかと思います。
たっぷり紅茶とコーヒーを置いてくれてありました。スリランカ、ディルマ−の紅茶はレモンやストロベリーなどのフレーバーティーも有名です。
ドレッサーの引き出しにはフィリップスのドライヤーと「起こさないでください。」のプレートが入っています。このプレートの裏側は「お掃除してください。」になっています。
クローゼットにはバスローブもあります。
隣にはセキュリティボックスと懐中電灯、下段にはライフジャケットが備えてあります。
クリーニングもお願いすることができます。
モルディブでは必需品の殺虫スプレーが備えてあります。
丈夫なレインコートも入っています。滞在中1日だけ朝方に大雨が降りましたので利用することがありました。
アルコールは強力なもの(液体)が備えてあります。
ティッシュは日本人はつい沢山使ってしまいますね。ごみ問題もありますし、モルディブでは資源を大切に使用しないといけません。
広々としたテラス
1日中くつろいでいられそうなテラスです。
このテラスは北東に向いていて、朝日は見えますがほとんど直射日光は当たらず、涼しく快適に過ごせます。
反対側のヴィラですと南側でガッツリと日焼けできるかもしれません。(モルディブの紫外線は日本の数倍ですので歩いているだけでも日焼けは出来るほど強い日差しです。)
海の透明度が素晴らしく水平線を見渡せます。
深さもちょうど良く階段から降りた水深は満潮時、最大1.5m程で、そこから緩やかに深くなりますのでシュノーケルにはぴったりです。流れは全体的に穏やかですが水上ヴィラ周辺は少々速く、浮き輪だと流され気味になりますのでビーチヴィラの砂浜で遊ぶ方が無難です。
サギでしょうか、優雅に羽休めしています。
バスルーム
白い大理石の明るいバスルームは広々としています。
シンクは2つあります。突き当りはバスタブとは別にシャワーブースになっています。屋内のシャワーの出は少し控えめです。(多くの人がシャワーを利用すると思われる夕方などの水の出が悪くなります。)
バスタブのハンドシャワーの水の勢いは、問題ありません。
バスタブを貯めたいのが日本人・・・なのですが沢山お湯を使いすぎるとしばらくお湯が出なくなってしまいます。湯水は大切に使いましょう。
シンクの両サイドの扉から屋外のシャワー室に出入りすることが出来ます。
石鹸は香りも良く、お肌に優しい感じでした。
シンクは広々として2人でそれぞれ利用できます。
屋内のシャワー室もゆとりの広さです。オーバーヘッドシャワーのみで取り外して利用することはできません。バスタブの方のシャワーは取り外しての利用が可能です。
バスタオルも大きくてふかふかです。
ボディソープが無かったのですがお部屋係にお願いするとすぐに補充してもらえました。
石鹸、シャワーソープ、シャンプー、コンディショナーがあります。シャンプー、コンディショナーは自然素材が使われているのか、髪がサラサラになりました。
専属のお部屋係がいつでも要望にこたえてくれます。
トイレも清潔感があり広々しています。
屋外シャワー
海から上がって直接入れるこのシャワールーム。とても使い勝手が良かったです。
海で使ったシュノーケルやマスクなどの装備はここで水洗いして干しておけばすぐに乾きます。
※雨季ですと晴れていても急に通り雨などはあります。
とても広く床のタイルは日差しを浴びて温かいので、マリンソックスやビーチサンダルを干すことも出来ます。
再び海に入ればすぐ濡れてしまうのですが使うたびに真水で洗って干しておくと道具も長持ちします。
シャワーの出力はバツグン、熱いお湯も出ます。
お部屋の清掃について
基本は、朝と夜の2回お掃除に入ってくれます。
タオルは交換してほしい場合、床に落としておきます。バスマットは毎日取り替えてくれていました。
夜は「Please Make Up」のプレートをかけていない場合は海用のタオルのみ交換してもらえます。お掃除してほしい場合は「Please Make up」のプレートをノブにかけておきます。
水上ヴィラからの朝焼け
滞在中は毎朝5時半起床、朝日とともに目覚めていました。朝焼けがとても美しいお部屋でした。
ホテル内施設
「Duny Thai Spa」(スパ)
ホテル内スパです。女性スタッフが「コップンカー」とタイ式で挨拶してくれます。
今回利用はしませんでしたが、料金はタイ古式マッサージやオイルマッサージで50分$80からありました。
クリニック
体調が悪くなった際に安心です。
ジム
ジムが習慣の方には嬉しいですね。
お土産
モルディブは名産が少ないので、お土産はあまり無いとの口コミはありました。
思い出に記念品の置物やワッペンを購入するのは良いと思います。Tシャツや帽子、ワンピースなどの衣料品もあります。
テニスコート
オールインクルーシブプランでもテニスコートだけはレンタル料がかかります。
ダイブセンター Joy Dive(ジョイダイブ)
ジョイダイブさんにお世話になったマンタシュノーケルツアーについての記事はこちらです。
バイオトッププール
バイオトップと呼ばれる淡水プールがあります。塩素が入った人工プールとは違い、ナチュラルなお水だそうです。この緑色は少し濃く思われますがプールエリアのペインティングによるものだそう。
泳いでみると水が柔らかい気がして気持ちが良かったです。水深は1.2メートルと少し深めです。
プレイルームがあります。無料で利用できます。
サッカーゲーム。
雨の日や夜に卓球やダーツで遊べます。
雨季でしたが毎日夕焼けも綺麗に見えました。
星空写真の撮影方法【参考】
ホテルから見上げた星が驚くほど綺麗でした。
アイフォンですと星空写真は簡単に撮影出来ます。
設定方法
ナイトモードで暗いところに向けると月の模様が出ますのでタップすると下に秒数が出ます。
最大の30秒に設定します。自動で10秒から30秒くらいで適正な秒数で撮影してくれます。
3脚があればベストですが固定できる所において撮影ボタンを押し、再度音がするまで待ちます。
シャッターもリモートかタイマーを使えばブレずに撮影出来ます。もちろん人も撮影できますのでカップルでロマンチックな思い出写真が撮れますよ。
ドリームランドのレストランと食事の記事は後編のこちらをご覧ください。
結びに
ドリームランドのあるバア環礁の海は世界遺産を有するだけあり、とにかく澄み渡って綺麗なのが印象的でした。ビーチでもサメに出会えたり(人を襲うことはありません。)アウトリーフ付近ではマンタなど大物の魚に遭遇できる期待があります。
滞在中は、ほぼ満室だったにもかかわらず、水上ヴィラのプライベート感は素晴らしかったです。
リゾート内も落ち着いていてレストランも混み合っているようには感じませんでした。
温かいホスピタリティで価格も大満足、このホテルを選んで大正解でした。
真っ白なサンドビーチでゆっくりしたり、水上ヴィラのデッキでくつろいだり、シュノーケルですぐにアウトリーフまで泳いで行くことも出来ます。また、ツアーに参加したり思い思いの時間を過ごすことが出来ます。
また、ドリームランドに宿泊したら、行っておきたい雨季限定アクティビティのマンタツアーがあります。
世界自然遺産ハニファルベイでマンタの大群と泳ぐ夢のような体験はこちらです。
雨季とはいえ、一時的にスコールが来たりするくらいで、雨が一日中降り続くことはありませんでした。海の中は澄んでいますのでシュノーケルを楽しむ事もできます。
乾季に比べると航空券や宿泊費が安くなりますのでおすすめです。リーズナブルに水上ヴィラへ滞在できるドリームランドでモルディブ旅行を計画されてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
後編のレストランとハネムーン&記念日ディナーの記事も是非ご覧ください。お得な予約方法も記載しています。