チューリッヒ空港のスイスセネター＆ビジネスラウンジA訪問記

チューリッヒ空港のゲートAにある、「スイスラウンジ」(セネター)の詳しい訪問記です。

パリから成田への帰国でスイスインターナショナルエアラインズに搭乗した際、チューリッヒの乗継時間に利用しました。

スイス・インターナショナル・エアラインズのビジネスクラス搭乗記はこちらをご覧ください。

スイス・インターナショナル・エアラインズ ビジネスクラス搭乗記2022

チューリッヒ空港のスイスラウンジにはファースト、ビジネスクラスラウンジの他、「プライオリティパス」が使えるラウンジが４つあります。

出発ラウンジを分かりやすく、地図と表でまとめました。

空港でどこのラウンジで過ごすか迷う場合、出発ゲートに応じて参考にしてください。

目次

1. チューリッヒ空港を本拠地とするスイス航空
2. スイス航空はルフトハンザグループ
3. セネターラウンジを利用できるゲストは？
4. ビジネスラウンジを利用できるゲストは?
5. セネターラウンジとビジネスラウンジは、ほぼ同じ
6. プライオリティパス
7. チューリッヒ空港のラウンジ MAP
8. 【参考】ゲート間の移動時間
9. セネターラウンジAとビジネスラウンジAへのアクセス
10. スイスラウンジ(SWISS Lounge)
11. ラウンジの様子(セネターA)
12. 【参考】各ラウンジの一覧表(アクセス・特徴))
13. まとめ

チューリッヒ空港を本拠地とするスイス航空

スイスのフラッグキャリアはスイスインターナショナルエアラインズ(スイス航空)です。

スイス最大級の国際空港であるチューリッヒ空港を本拠地としています。

そのラウンジにも、きっと気合が入ってるはずです！

スイス航空はルフトハンザグループ

スイス航空の親会社はルフトハンザグループです。

ルフトハンザグループは300社の子会社や関連会社を持っています。

加えてオーストリア航空、ブリュッセル航空、ユーロウィングスなどが、ルフトハンザの傘下である主な航空会社です。

セネターラウンジを利用できるゲストは？

スイス航空やルフトハンザ航空はスターアライアンスに加盟しています。

• スターアライアンス運航便のファーストクラス利用者
• ルフトハンザ航空グループの最上位であるHON Circle会員
• ルフトハンザ航空グループのMiles&Moreセネター会員
• ANAを含むスターアライアンスゴールドの会員

以上がSWISS航空のラウンジを利用できる乗客です。

ビジネスラウンジを利用できるゲストは？

ビジネスラウンジは、主にビジネスクラス利用客のためのラウンジになります。

HON Circle、Miles&Moreセネター、スターアライアンスゴールドの会員はこちらのラウンジも合わせて利用できます。

セネターラウンジとビジネスラウンジは、ほぼ同じ

ルフトハンザは顧客の会員を優先する傾向なので、ビジネスクラス利用客はセネターラウンジを利用できません。

ただ、2つのラウンジの作りは、ほぼ同じです。

プライオリティパス

航空会社の上級会員でなくても、ビジネスクラスに乗らなくても、プライオリティパスがあれば入れるラウンジが沢山あります。

世界に1300ある空港ラウンジへ自由にアクセスできます。

年会費を支払って購入もできますが、所定のクレジットカードを保有して発行してもらうのがプライオリティカードをリーズナブルに活用する方法です。

チューリッヒ空港のプライオリティ・パスに対応したラウンジは、現在オープンしているところが4つあります。

プライオリティパスについては、こちらの記事もよろしければ参考にしてください。

コロンボ空港ラウンジガイド【MAP解説】スリランカ航空乗継ぎ

チューリッヒ空港のラウンジ MAP

チューリッヒ空港にある出発ラウンジの場所を記したマップです。

※レベル0は日本語で言うところの1階、レベル2は3階になります。

ゲートA・B・Dのラウンジ MAP

ゲートEのラウンジ MAP

ゲートEにはシャトルに乗って向かいます。

レベル3(4階)に、6つのラウンジがあります。

※ビジネスラウンジEとエミレーツラウンジは閉鎖中です。(2023年2月現在)

☆今回の訪問記はセネターラウンジA(Senator LoungeA)です。

Dラウンジは搭乗手続きを済ませた後に利用できるラウンジですが、小さいので、広々としてアクセスしやすいAラウンジがおすすめです。

※Dラウンジ(セネター・ビジネス)は閉鎖中です。(2023年2月現在)

ゲートEには、チューリッヒ空港で最も大きなファーストラウンジとセネターラウンジがあります。

※ゲートEのビジネスラウンジは閉鎖されています。(2023年2月現在)

ただ、ゲートEまではシャトルに乗って移動する必要があります。

ゲートA付近からだと、片道25分以上を要するため、ゲートEを使う場合のみの利用が無難かと思います。

セネターラウンジEの方が、かなり広いのですが、出国するゲートDからは遠いので行くことをあきらめました。

もう一つの選択肢として、ゲートA付近にスイス航空の「アルパインラウンジ」もあります。

(2019年11月オープン)

【参考】ゲート間の移動時間

シャトルでの移動時間を含みます。

往復の時間も合わせてゆとりを持ちましょう。

出発のゲート	ゲートEへ	ゲートA・Bへ	ゲートDへ
ゲートＡ01〜86	25〜30分	10〜15分	15〜20分
ゲートB01〜10	25〜30分	10〜15分	10〜15分
ゲートB31〜43	20〜25分	10〜15分	10〜15分
ゲートE16〜67	10〜15分	15〜20分	15〜20分
ゲートD21〜58	15〜20分	15〜20分	5〜10分

セネターラウンジAとビジネスラウンジAへのアクセス

今回、乗り継ぎ時間は約1時間50分でしたので、それほど余裕がありません。

セキュリティコントロールを通過した後、レベル1(2階)からレベル2(3階)へ上がります。

さらにゲートB・D・E方面に進んでいきます。

スイスラウンジ(SWISS Lounge)

左サイドに入口があります。

向かって左がビジネス、右がセネターです。

そのまま進行方向にまっすぐ行くと、スイスファーストラウンジもあります。

入口では、「出国前にパスポートコントロールがありますので、余裕を持って25分前にはゲートに着いてください。」と、注意がありました。

ラウンジの様子(セネターA)

セネターとビジネスはキッチンを中心に隣り合わせて設計されています。

フロア内は、かなり混み合っています。

エコノミークラスのグループ上位会員が利用しますので、ビジネスラウンジの方がゆったりとできたのかもしれません。

口コミによると、どちらも混んでいるみたいなので時間帯や運にもよるかも。

スイスらしいウッド調のおしゃれなラウンジ。

天井は高くアーチ型、明るいテラスの窓からは、光が差し込みます。

この、ゲートAのスイスラウンジは、2018年夏にリニューアルされた比較的新しいラウンジです。

ダイニングエリア

欧米人にとってヨーロッパへの旅行は国内旅行のように手軽なようです。

ラウンジ内はとても賑わっています。

席を探していると、身なりの良いムッシュが、

「もう出ますのでどうぞ。」

と席を譲ってくれました。

落ち着いて席につくことができました。

ミールカウンター

ここではビュッフェや、作りたてのホットミールも提供されます。

前菜・サラダ

人参のラペとフレッシュサラダ。

ビーツの冷菜もあります。

デザート

ルバーブのバニラムースは気になるので食べてみましたがちょっと甘すぎたかな。

その他アップルケーキやチョコレートチーズケーキ。

キャンディ缶にはナッツやビスケット、ピンクの可愛いマシュマロ。

スイス航空の機内で配られる、スイスチョコレート。

このあたりのピクルスや果物も食用？でしょうか。

おしゃれなオブジェになっています。

その他には、コッペパンよりは少し固めのパンがあります。

フレッシュフルーツ

フレッシュバナナにスモモに、オレンジ。

ヨーグルトもあります。

ホットミール

日替わりで温かいスープが提供されます。

本日はティチーノ風コーンスープ。

スイスの南部に、「ティチーノ」というイタリア語圏の地域があります。

こうして調理したてのミールが出される空港ラウンジはなかなかありません。

ポークソーセージとローストポテト、ラタトゥイユ。

温かい食事はありがたいです。

ポークソーセージやポテトは素朴な味でした。

パリからチューリッヒに向かう短距離便の中でもボリュームのある食事が出ましたのでお腹の減りが足らなかったようです。

この後もビジネスクラスでの食事がありますので、食べすぎには注意しないと･･･。

残念ながら、どんなに美味しい料理にも、お腹はひとつしかありませんね。

ドリンクカウンター

ドリンクカウンターには、リキュールやスピリッツなどの種類がとても豊富なのが印象的でした。

ビールサーバーはスイス産ラガー

スイス産ビールの、「Feldschlösschen」フェルドシュロッセン。

スイス北部にある、最大の醸造所でつくられています。

同じ醸造所の、「Braufrisch」はライトなビール。

セルフサービスで注ぐことができます。

ビール好きな方にはたまらないでしょうね。

ソフトドリンク

ソフトドリンクサーバーはコーラに、コーラゼロ、アイスティーにアップルジュースなど。

ワイン

リキュールの種類も沢山あります、ワインもいっぱい。

スピリッツ・ウィスキー

スイス産の果実酒やウイスキーが並んでいます。

ドライヴェルモットやロッソ、カンパリなど、リキュール類も豊富。

ビールにスプマンテ、シェリーのティオペペなどが冷やされています。

冷蔵庫の中はどちらかというとお酒が中心(笑)。

オレンジジュースとトマトジュースは自分でカクテルを作るためかな？

カフェメニューも豊富

大画面のエスプレッソマシン。

カフェの種類がまるでスターバックスのように豊富すぎ！

喫煙室

明るく広いスモーカーズテラス。

喫煙者に優しい設計になっています。。

Wi-Fiパスワード

このマシンに航空券をかざすとWi-Fiのアクセスコードが出てきて、設定ができます。

ダイニングエリアを離れるとすこし落ち着いた空間になります。

仕事や通話ができるデスク付きの独立スペースも設けられています。

くつろぎのエリア

広々とソファが配置してあります。

サイレントエリア

上階はサイレントエリアとなっています。

空港とラウンジ内を見下ろすことができます。

ソファは高級感あふれるスイス産ブランドのデセデ(deSede)。

ファニチャーはシンプルで洗練されたデザインのヴィトラ(vitra)。

1人ボックス席も有り、間隔も空いていて落ち着きます。

いつか家で、こんなおしゃれな家具に囲まれたいなあ、なんて思います。

静かに仕事に向かう人もいます。

カウンター席にはTVモニターとマルチコンセントが完備。

落ち着いてビジネスに集中できますし、リラクゼーションエリアでもあります。

シャワー室

乗り継ぎ時間が短く、シャワーを利用していませんので写真がありません。

ビジネスラウンジとの共用シャワー室が全6室あります。

車椅子とベビーカー対応のシャワー室はセネター側です。

【参考】各ラウンジの一覧表(アクセス・特徴)

最後に、チューリッヒ空港にある出発ラウンジのアクセスと特徴をまとめました。

なお、ラウンジの営業は2023年2月現在のものです。

今後エアラインの運行状況により変わることがあります。

ゲートA

ゲートD

ラウンジ名	ゲート	レベル	利用資格	備考
Senator (セネター)	D	1	◾SWISS・ルフトハンザファーストクラス ◾HON Circle ◾Miles&More セネター ◾スターアライアンスゴールド	265㎡ 73席 閉鎖中 セキュリティチェック内
Business (ビジネス)	D	1	◾SWISS・ルフトハンザファーストクラス ◾HON Circle ◾Miles&More Senator ◾グループビジネスクラス ◾スターアライアンスゴールド	287㎡ 84席 閉鎖中 セキュリティチェック内

ゲートE

ラウンジ名	ゲート	レベル	利用資格	備考
First &HON (ファースト＆ホン)	E	3	◾SWISS・ルフトハンザファーストクラス ◾HON Circle(乗継全行程ファーストクラス)	750㎡ 80席 シェンゲン圏外便のみ
Senator (セネター)	E	3	◾SWISS・ルフトハンザファーストクラス ◾HON Circle ◾Miles&More セネター ◾スターアライアンスゴールド	1100㎡ 170m席 ウィスキーバー有
Business (ビジネス)	E	3	◾SWISS・ルフトハンザファーストクラス ◾HON Circle ◾Miles&More Senator ◾グループビジネスクラス ◾スターアライアンスゴールド	1200㎡ 200席 閉鎖中
Prime Class (プライムクラス)	E	3	◾プライオリティパス ◾ワンワールド指定ラウンジ	842 m² 134席 シャワー有 2歳未満無料 利用3時間以内 シェンゲン圏外便のみ
ASPIRE (アスパイア)	E	3	◾プライオリティパス ◾ワンワールド指定ラウンジ	wifi/60分無料 シェンゲン圏外便のみ
Emirates (エミレーツ)	E	3	◾エミレーツ専用ラウンジ	閉鎖中

まとめ

スイス航空の本拠地にふさわしいラウンジでした。

お酒やカフェの種類が豊富で、おしゃれな調度品や家具にも注目です。

注意点は、この後のパスポートコントロールが、かなり混み合うこと。

出発ゲートが遠い場合は注意が必要です。

手続きやチェックに時間をとられます。

ぜひこのブログの表を活用して快適なラウンジ・空の旅を送ってください！

最後までご覧いただき、ありがとうございました。