
1月上旬、本州は真冬の冷え込みですが宮古島は、20℃を越える過ごしやすい気候。
とはいえ、海に入るのにはさすがに少し寒いので、カフェ巡りをしながら、ゆっくりと島を満喫しました。
今回の旅でお世話になったホテル「Saffi」の宿泊記です。
この宿からほど近い、宮古島では最も有名な井戸で国指定史跡でもある「大和井」(やまとがー)も散策できました。
目次
一棟貸しのコテージさっふぃ(Saffi)
優しいハイセンスなオーナーさんがお一人で営む宿です。
このホテルはすべてオーナーさん自らの手作り。
ギリシャのサントリーニ島とミコノス島に長期滞在経験があるそうで、その洗練されたセンスが光ります。
平良市街から港方面へ向かっていくと、沖縄風の家並みから一転して白と青のギリシャ風コテージが現れます。

レンタカー付き宿泊プランも
さらにこちらの宿には、宿泊者限定で3000円より、軽レンタカー付のプランもあります。
現在の宮古島はレンタカーが数少なく、高額になる時がありますので非常にありがたいです。
繁華街に近く便利
飲食店やショップが集まっている平良の繁華街から徒歩圏内でとても便利です。

玄関ポーチ
可愛くてオシャレな玄関です。ホテルの目の前に駐車場があります。
Saffi(さっふぃ)とはその昔、この辺りのビーチの名前でした。オーナーさんのお祖父様の時代、埋め立てられる前は島民で賑わう海岸だったそうです。

リビングダイニング
リビングは天井が高く開放的な空間。窓から見える港の風景も癒やされます。

夜は夜景と間接照明の柔らかい光がとてもおしゃれでムーディーになります。
このリビング横のお庭ではバーベキューができるように現在改装中とのことです。

テレビ台の引き出しには延長コードもありました。

オーナーさんによると、この宿はほとんどがリピーターのお客さんのようです。
一度泊まったらまた来たくなる温かなおもてなしです。
このテーブルも、玄関の青いベンチもすべて手作りだそうです。

キッチン
キッチンには何でも揃っており、とっても使いやすい造りです。

コンパクトで使いやすいキッチン。換気扇はしっかりしています。

調味料もそろっていてありがたい限りでした。

冷蔵庫は丁度よい大きさですね。

冷蔵庫には調味料がたくさん。

お茶碗からカップまで足りないものはないようです。(もし何かあればオーナーさんに連絡すればすぐに揃えてもらえそうにとっても親切です。)

調理器具からハサミやガムテープまで何でも揃っています。

お鍋やフライパンいろいろ。

主寝室
主寝室にはセミダブルベッド1つとシングルベッド1つ。
枕元のコンセントはありませんでしたので備品の延長コードを伸ばしてスマホを充電していました。

明るい日差しが差し込む中で目覚めることができます。
窓からはおしゃれな中庭が望めます。

中庭
南ヨーロッパ風の開放的な中庭。
ここでのアフタヌーンティーは最高ですね。

第2寝室
シングルベッドが2つ。窓も2つありとても明るいです。
家族や友人同士など、5人がゆとりで宿泊出来ますね。

トイレ
トイレも可愛らしく、バスタオルも2泊分沢山置いてくれてあり、トイレットペーパーもふかふかでした。

バスルーム
夕日を望める広いバスルームと可愛い猫足のバスタブ。
一つ一つ使いやすいように細やかな気遣いがみられます。

壁のペイントも水回りもすべてオーナーさん自ら手作りされたもの。
すべてお一人で切り盛りされているため不便なところがあればいつでもお知らせくださいとのことでした。
滞在中なに不自由なく、快適に過ごさせてもらい、とっても感謝しています。

洗濯機
洗濯バサミやハンガーもありますので安心。

洗濯機は屋外にあります。

夕日が綺麗に見えます。こんな景色を眺めながらだと洗濯もはかどりそうです。

選択用洗剤も常備されています。

繁華街から徒歩5分の好立地ですのでここなら、お酒を飲んでも徒歩で帰ることが出来ますね。
所在地
沖縄県宮古島市平良西仲宗根3−17
電話番号
090ー6796ー5509
アクセス
バスを利用の場合: 宮古空港から北小前下車 徒歩7分
そしてここSaffiの近くには歩いて観光できる宮古島でも有名な史跡があります。
国指定史跡 大和井(やまとがー)
Saffiから6〜7分歩くと、宮古島では有数の井戸、「大和井」(やまとがー)があります。
お散歩にもちょうど良い距離ですね。
宮古島はサンゴ礁の島なので川がありません。雨が湧き水となって湧き出す場所が、(ガー)と呼ばれて住民の貴重な生活用水として利用されてきました。
「大和井」は平良市街の東北に位置する泉で、国指定史跡となっています。

この井戸は1720年頃掘られたと考えられています。
首里王府派遣の役人など一部の者のみしか利用できなかったとされています。
大小の切石を円形に積み上げて、その高さは、なんと6メートル!
下部に大石をすえて上になるほど小石にかわっていき、そこに技術の高さをうかがえます。

宮古の人々は戦後水道が普及するまで、これらの洞井(うりがー)を中心に集落をつくり暮らしをたててきたそうです。
多くは自然のままでしたが、この「大和井」のみは人工により作られています。
少量ですが、まだ綺麗に澄んで透明な泉が湧いています。

宮崎駿アニメの世界に迷い込んだような不思議な雰囲気です。
空気もここは、ひんやりと澄んでいます。

ぶとら井(ブトゥラガー)
「大和井」の約50m北西(国指定史跡の看板がある道路からはこちらが手前)にある小さな洞窟はブトゥラガーと呼ばれる一般庶民の人々が利用していた井戸です。
今でも少し水が湧いています。

簡単に上り下りの石段が作られている程度ですが、垂れたガジュマルの根と洞窟から差し込む光が幻想的な雰囲気です。

所在地
縄県宮古島市平良西仲宗根353−1
結びに
私達の帰り便が夕方ということで、オーナーさんからチェックアウトの時間は何時でも良いですよと言っていただきとても快適に過ごさせて頂きました。
個人経営の宿ですと、こういった融通もきかせてもらえて、ホテルに宿泊するのとはまた違ったアットホームな居心地の良さがあります。
同じオーナーさんが、この「さっふぃ」の他に、「よんなよんな」「ぬかぬか」という同じ一棟貸しのコンドミニアムを経営されています。
ここのお客さんがほとんどリピーターであるというのは納得の居心地が良い宿でした。
近くに有名な史跡があるのもポイントですね。
次回は長期滞在でゆっくりと利用したいと感じる魅力的な宿でした。
宮古島での宿泊記です。こちらの記事もぜひご覧ください。
宮古島のグルメ旅行記はこちらです。