[ANAプレミアムクラス]鹿児島から羽田へアップグレード搭乗記

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鹿児島空港内にある西郷隆盛の銅像

ANAプレミアムクラスの鹿児島空港から羽田空港への搭乗レビューです。

プレミアムクラスとは国内線でいうビジネスクラスの座席です。

アップグレードポイントを使って搭乗2日前にエコノミークラスからプレミアムクラスへアップグレードに成功しました。

プレミアムクラスへのアップグレードのコツと方法はこちらの記事に詳しく書いていますのでご覧くだいね!

この鹿児島便の飛行機は「ANA創立70周年記念企画国内線どこでも片道7,000円!」というキャンペーンで、パソコンとスマホ、タブレットを駆使しておさえたチケットです。

余談ですが、この前週に旅した1月3連休の宮古島のチケットも同様に、このキャンペーンでおさえました。

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タダ同然(!?)のように搭乗させてもらい、ありがたいかぎりです。

2022年の11月29日から12月1日までの3日間予約申込限定キャンペーンでした。

現在このキャンペーンは終了していますが、こうしたキャンペーンをチェックしつつお得に旅をしたいですね。

機材

機体はB767ー300(ANAでは76Pと表記されます)。

総座席数270うちプレミアムクラスは10席しかありません。

座席の並びは2ー1ー2となります。

今回の便は満席で、並び席でおさえられたのはラッキーでした。

座席数が少ない分、手荷物が余裕で収納できるのもプレミアムクラスの利点です。

プレミアムクラスは正規の料金でも人気で予約困難なので、もう少し座席を増やせば会社的にも利益があがるのではないかと、ど素人のEttyyは感じます。

座席

座席は滑りやすさやムレを軽減できる本革素材が使用されています。

革のシートはしっくりと体に馴染んで疲れにくいですね。

ANAさんにはJALさんのようにもっと全体的に革シートの設置を増やしてほしいです!

座席を区切る大きなディバイダーは隣の人がいても気にならない高さです。

カップルの場合は少し話しづらいです。

ボーイング767ー300プレミアムクラスの革張りの座席

シートピッチは約127センチです。

背の高い人でも足元はかなり余裕があります。

足元の広々したANAプレミアムクラス座席

座席はゆりかごタイプではなく、通常のリクライニングタイプです。

なかなかな存在感のある前方席の背もたれです。

しかしリクライニングしても前にスライドしながらたおれるので、多少はり出すものの迫りくる感じはありません。

座席空間はさほど変わらず広いです。

フルフラットにはなりません。

ボーイング767のANAプレミアム座席

機内サービス

座席に座って落ち着くとCAさんがご挨拶に来てくれて、なにか必要なものはありませんかと尋ねられたので、ペットボトルのお水と毛布をリクエストしました。

飛行機が飛び立ってシートベルトのサインが消えるまで、飲み物と食事のサービスがありません。

それまで、乾燥した機内で喉が渇きますので通常はお水を携帯しています。

座席ポケットにおかれている備品である使い捨てスリッパとノイズキャンセラつきヘッドフォン

座席設備と備品

スリッパは厚めで履き心地よく、小さな靴べらもついています。

ノイズキャンセラ付きの、耳が痛くならないヘッドフォン。

個人のモニターはありません。

正面のモニターで放映されているコンテンツは路線によっても違うのかと思ったけど、先週見たものとまったく同じもので少し退屈した部分もありました。

厚めのスリッパと耳の痛くならないヘッドフォン

リクライニングは手動です。

フットレストなどは出づらく、少しコツが要ります。

アームレストにあるリクライニングの調整レバー

シートには方向が調整出来るパーソナルライトがついています。

座席に備え付けられた自由に方向を調整出来るパーソナルライト

ユニバーサルタイプのパソコン電源とUSBポートが足元に配置されています。

ただこのUSBポートの調子があまり良くなく、充電出来ませんでしたので手持ちのモバイルバッテリーを使うことになりました。

座席も、隣のお客さんの座席のリクライニングの調子が悪くCAさんがお手伝いするという状況もありました。

少し老朽化は否めませんね。

座席の下についているユニバーサルタイプのパソコン電源とUSBポート

レッグレストには手動で、食事サービスを希望する、しないの表示が出来るようになっています。

アームレストについているwake me for mealのプレート

この機体は国際便を退役したからでしょうか。

使っている人はいるのかな。

アームレストについているdo not disturbのプレート

飲み物

提供のワインセレクトはコンラッド東京のエグゼクティヴソムリエが監修しています。

スパークリングワインのヴーヴ・オリヴィエを注文。

フランス産のシャルドネのスパークリングワインです。

プラスチック製の小ボトルです。

白ワインはボルドーのシャトー・トゥール・ド・ミランボー。

赤ワインはファミーユ・ペラン・ヴァンソーブル”レ・コルニュ”ぶどうの品種はグルナッシュとシラーです。

veuve-olivierのスパークリング・シャンパンミニボトル

焼酎は、以外にも爽やかで飲みやすい鹿児島の芋焼酎「夕」(せき)が提供されます。

といってもお酒は沢山飲めませんのでトマトジュースを注文。

濃いトマトジュースはヘルシーで嬉しいです。

紙コップに入れられたトマトジュース

食事(夕食)

朝のサンドイッチとは異なり、夕食は少ししっかりとしたものが提供されます。

10:59までの出発便は朝食になります。

11:00〜13:29分は昼食、13:30〜16:59の出発便は軽食、17:00以降は夕食となります。

パッケージはプラスチック系のものは紙製に変更されています。

その昔、夕食はお皿に盛り付けられてディナー形式で提供されていたのですが、サービスがだんだん寂しくなりますね。

カトラリーも木製になりました。

見た目は味気なくライトに思えますが、環境に配慮しなければいけない時代ですので当然と言えるでしょうか。

味噌汁と紙のお弁当箱に入ったプレミアムクラスのディナー

お品書き

  • 豆乳豆腐かぼちゃ飴がけ、赤魚幽庵焼き
  • いぶりがっこ、さつま揚げ鶏肉、里芋、柚子味噌がけ
  • 合鴨のスモークとあげ茄子
  • 小エビのマリネとタラモサラダ
  • 蟹五目ちらし寿司
  • 味噌汁
蟹五目ちらしなどが詰められた和食のお弁当ディナー

空の上の和食って難しいと思うんですよね。

お弁当だと温かいものはお味噌汁しか出せないし。

でも、この食事はどれも繊細な味付けで、お出汁も効いていて美味しかったです。

蟹の五目ちらしの蟹もボリュームがありました。

里芋の角が六角にとってあり、美しい。

作った人の気合とおもてなしが感じられる食事でした。

六角にカットされた里芋と弁当箱に詰められた和食のおかず

ただ食べ終わったあと、全体的に昔と比べて量と品数は薄くなったかなあ、と感じます。

2016〜2017年頃は、物足りなければコムタンクッパとかのサービスなんかもありました。(エコノミーでもプラス500円とかで頼めた。)

コロナ渦、環境保全、物価高騰と、数年で色々な波がありましたね。

食後のサービス

この後、おかわりのドリンクを尋ねられたので、CAさんにコーヒーとおつまみをお願いすると、ミックスナッツを持ってきてくれました。(以前はチョコやクッキーがあったのですが残念。)

コーヒーはANAオリジナル”匠のコーヒー紀行”、フルボディで苦味がしっかりでした。

(ミルクもらえば良かった。)

結びに

食事を終えてあっという間に着陸態勢に入りました。

鹿児島から羽田は偏西風の影響で行きよりも早く到着します。

羽田から鹿児島行きは所要2時間、帰りは1時間40分です。

機体は古さを感じますが、座席は十分に広く、革のシートの居心地が良かったのでリラックスして過ごすことが出来ました。

食事とCAさんのにこやかなサービスはいつもどおり素晴らしいものでした。

ANA76Pプレミアムクラス、鹿児島から羽田行きの搭乗レビューでした。

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回と同じ機体76Pでの羽田・伊丹便のレビューはこちらです。

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