【フランス】国際郵便でギフト郵送の方法・最新の送料まとめ

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パリの高級百貨店、ギャラリー・ラファイエットの真ん中に飾られた大きな赤いクリスマスツリー

フランスの友人へ数年ぶりに、クリスマスギフトの国際小包を送りました。

現在は国際線が減便され、安いSAL便が選べなくなっていたり、がらりと状況が変わっていました。

最新の送料は?


結局どこの配送会社が安いの?


食品は入れられる?

といった疑問が浮かびました。

この記事では、国際小包を郵送するにあたり、前半ではギフト選び、後半では送料や配送手順をまとめました。


華やかなクリスマスシーズンではありますが欧米では、電気代高騰や物価高の波。

町のライトアップの時間を短縮したり、クリスマスプレゼントの数を減らして減額、さらに、ツリーは小さくするなど倹約ムードのようです。


パリのおすすめ旅行記はこちらです。

国際郵便の関税

郵送するとなると重いものは送料も増してきますし色々な税関の制限も出てきます。

ユーロ圏宛の国際小包の非課税額は個人の贈り物の場合でも、45ユーロです。

受け取り側のご迷惑にならないよう、この範囲におさめましょう。

プレゼント選び

そして、フランスと言えば美味しいもの天国。

お菓子も食品もお洒落なものも沢山ありますので、喜んでもらえる日本からのギフトは何が良いか悩ましいところです。

随分昔にプレゼントした日本人形は大切に飾ってくれていますが、10着しか服を持たないフランス人はモノばかりでも困ってしまうかな?

(実際本当に服を10着しか持たないのかどうかは定かではありませんが、友人はとてもすっきりとお部屋を綺麗に飾っています。)

悩んだ末選んだのは、クリスマスカードと2023年のカレンダーを印刷したうさぎの手ぬぐいと和風柄の手ぬぐい、最後に濃い抹茶のキットカットを詰めました。

重さは包装も入れて500gを超えません。

文具専門店 伊東屋

伊東屋の本店
銀座伊東屋本店公式HPより

文具専門店の銀座伊東屋さんでクリスマスカードとギフトを購入しました。

店内は海外のお客さんも多いので海外向きのお土産も多く取り揃えています。東京をはじめ、大阪、京都、熊本などに16店舗を展開しています。

所在地

東京都中央区銀座2ー7ー15

伊東屋公式HP

クリスマスカード

伊東屋さんにはクリスマスカードが、フロア一面に選びきれないほど並んでいます。

カードはオルゴールが入っていて音楽の鳴るものが海外では珍しいようで、外国人にとても人気だそうです。

今年は早いうちから売り切れてしまうものも多かったとのこと。

お店に並んだクリスマスツリーやランプの形をした可愛いクリスマスカード

日本らしい、カレンダー付きのカードもあります。

鶴と梅と桜のカレンダー付きグリーティングカード

手ぬぐい

お世話になっているご近所の女性と、同居しているボーイフレンド、あわせて3人分を購入しました。

手ぬぐいなら軽くてかさばりません。

商品棚に並んだ色とりどりの手ぬぐい japanese towels

フランス人はハンカチは使いませんが、これならタペストリーやテーブルクロスとしても使えるので良いでしょう。

カレンダー付きのうさぎの手ぬぐい

手ぬぐいを購入すると写真のように着物風にアレンジしてもらえます。

可愛い和風柄の手ぬぐいで折られた着物のアレンジ

フランス人に好評?!キットカット濃い抹茶

フランス人には、あんこのお菓子は苦手な人が多いようで、抹茶のお菓子は以外とはずれなく喜ばれます。

キットカットなら手頃価格で間違いのない美味しさでしょう!

160g程なので、もう一品という時に入れやすい重さです。

ラッピングして郵送の準備にはいります!

クリスマスギフト

国際郵便(郵便局)

郵便局のヨーロッパ方面への国際郵便では、手書きの伝票は受け付けてもらえなくなりましたので、注意が必要です。

国際郵便には、ハガキなどの通常郵便、小形包装物、EMS、国際eパケット、国際eパケットライト、国際小包などがあります。

サイズ・重さなどの条件から配送サービスを選び、さらにその中で「航空便」、「SAL便」、「船便」と3つの輸送手段を選択します。

しかし現在は国際線が減便されているため、格安の国際郵便サービスが無い無いづくしのようです(泣)。

さらに国際小包よりも小さく、格安で送れる小型包装物の航空便は無く、船便のみの選択になっていました。(2022年12月現在)

航空便

いちばん早くて確実な方法ですが料金は高めの設定になっています。

SAL便

日本国内と到着国内では船便として扱い、両国間は航空輸送しますので、船便より速く、航空便より安いエコノミー便のことです。

ヨーロッパ方面へは、現在このSAL便が運行しておらず受付休止となっています。

したがって、SAL便扱いの小形包装物(航空便扱い含む)や格安料金の100g790円から送れる「eパケット」、100g690円から送れる「eパケットライト」も現在利用することが出来ません。

国際郵便マイページサイトからも選択出来なくなっています。(2022年12月現在)

船便

船便ですと一番格安ですが、一月以上とかなりの時間がかかってしまいます。時間に余裕がある時の選択肢ですね。

国際スピード郵便(EMS)

EMSは郵便局が窓口となります。

(フランスではフランス郵政公社LaPosteの100%子会社クロノポストが運営。)所要日数は最速2日とあります。その速さが特徴となっています。

料金は500gまでは3,150円です。以後100gごと1kgまでは250円ずつ料金が上がります。

(ヨーロッパ・オセアニア・カナダ・メキシコ・中南米の場合)

※食品を入れることが出来ません

箱の大きさ制限

長さ(最長辺)が 150cmまで
長さ(最長辺)と 胴回りの合計が300cmまで

国際宅急便(クロネコヤマト)

クロネコヤマトの書類パックはB4以内1kgまで1500円で送れます。

大きさがB4サイズ以内、かつ重さが1㎏以内であれば1,500円で厚さの制限なく送れるプランです。(専用資材無し)

但し、対象は綴じていない書類のみで、本や、メッセージカード、写真は貨物扱いとなってしまうので送れません。

ギフトには向いていませんね。

物品の国際宅急便は、3辺の和が60cm以内のもので、2kgまでですと3,200円です。

3辺の和が80cm以内で、5kgまでは5,350円、のように大きさと重さにより料金が増していきます。

手書き伝票は受付可能です。

※食品を入れる事が出来ません。

佐川急便

飛脚国際宅配便でのヨーロッパ方面の料金は500g〜5000円からと、個人の物を送るには料金が高かったので候補から除外しました。

※食品を入れる事ができません。

DHL EXPRESS

料金は、梱包材の大きさと発送エリアで決まるというシンプルな料金設定です。

配送予定日は超特急でしたが、A4封筒で書類のみでも11,646円、小包は16,181円〜と高額でした。

住所にはドアコード(digi code)が必要?

EMSとクロネコヤマト、佐川急便といった国際宅配サービスは、伝票にドアコード(digicode:暗証コードを押してドアを開ける電子ロック)の記入が必要です。

一軒家でない場合、フランスの集合住宅はオートロックのゲートの外にポストが無いところが多いのでドアコードを記しておかないと、配達員が不在者票をポストに入れることが出来ず、配送が出来ないことがあるようです。

ドアコードがわからず、本人と15日間連絡がつかなければ最悪の場合、日本へ返送されてしまうこともあるかもしれません。(荷物の預かり期間は国によって違います。フランスは最長15日です。)

※日本郵政の国際小包の場合は、フランスの郵政公社「LaPoste」直営の配達員になります。権限でゲート内に入れるのでドアコードを記す必要がありません。

送料・配送日数の一覧表

500g以下までの郵便物で航空便とSAL便を使った料金を比較してみました。


2022年12月現在

国際小包の送り方

最終的に郵便局の国際小包(航空便)を利用することにしました。

料金は少し高くなるものの、日持ちのする食品も入れられます。

送料は1.0kgまで定額の3850円、2.0kgまででしたら、6000円です。(追跡サービスあり。保険料含まず。)

選択肢の中で一番送料が高くはなりますが、みんなで食べて貰えるお菓子も入れることが出来ます。

国際小包の大きさ制限

最大の長さが105cmまたは150cmで、長さ+(高さ+幅)x2=200cmまたは300cm以内であることが条件です。

国際郵便マイページ会員登録と「ゆうプリタッチ」の利用

ヨーロッパ方面への国際郵便では現在、手書きの伝票は受け付けてもらえません。

ラベルを印刷するため、まずは郵便局のウェブサイト、「国際郵便マイページ」からユーザー登録します。

送り先住所や品物情報などの入力を完了した後、発送ラベル用のバーコードがメールで送られてくる流れです。

バーコードが作成されると、「ゆうプリタッチ」の利用が可能となります。

バーコードは一度作ると一週間有効ですのであらかじめ登録して作っておくと便利です。

>>ゆうプリタッチ

利用方法

発送種別と発送方法を選びます。(ここでは国際小包と航空便を選択。)

グレーになっている項目はサービス中止ですので選択できません。

国際郵便マイページ登録画面

次に、この小包が万一届けられなかった場合の取り扱いを指定します。

国際郵便マイページでは”返送”、”廃棄”、”転送”と、3つの方法しか選択出来ませんでした。

印刷したラベルは”すみやかに返送”になっていますが、”上記の期間の満了後に返送”へと、変更できるとのことでしたので、上からペンで訂正しました。

”転送”ですと、別途料金がかかってしまいます。

英文で書かれた国際小包の貼り付け用ラベル

フランスあての国際小包では個人用贈物の場合インボイスは不要です。

「内容品種別」から「贈物」を選択し、内容品と数を簡単に英語で記入します。大体の重さと価格、個数を書き込みます。(そこまで厳密でなくとも大丈夫です。)

この内容品を入力すると、ラベル印刷時には写真のようにgiftのチェックボックスにチェックが入った税関告知書(CN23)が出来上がります。(自動的に必要枚数が印刷されます。)

英文で書かれた内容品の説明

ラベル印刷

入力したデータを自身で印刷する、もしくはメールで送られてきたバーコードから、郵便局のゆうプリタッチ端末でラベルを印刷します。

ラベルに署名をして郵便物に貼り付けます。

ラベルは何枚も出てくるので少し複雑です。窓口に持ち込む際に局員さんが貼ってくれますのでその方が間違いありません。

ゆうプリタッチ端末の設置が無い郵便局もあります。

こちのサイトから店舗を確認できます。

>>ゆうプリタッチ設置郵便局

郵便局に設置されたゆうプリタッチ端末

郵便物の追跡

国際小包は、「お問い合わせ番号」を入力して荷物の追跡サービスが利用できます。

荷物が今どこにあるのか確認が出来ますので安心ですね。

まとめ

国際郵便は、コロナ感染対策や戦争の影響で料金は上がり、手続きは日々変わっています。

さらに関税や中身の成分など制約が厳しく、菓子を含む食品を送る事が出来ない国もあります。

通関でX線チェックがなされて、申告と違うものが入っていると返送されたり廃棄されることもあります。 

贈り物が無事に届くよう、慎重にチェックが必要となりますね。

複雑な手続きの参考に、少しでもなれば幸いです。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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