メール(Méert)のゴーフル[マレで買うパリおすすめ土産・お菓子]

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Méert(メール)'s shop interior

パリのマレ地区にある美味しいゴーフルのお店、「Méert」(メール)をご紹介します。

マレ地区は、パリの中心地である3区から4区の辺りです。

古くから貴族が居住したエリアで、町並みは人気で散策にぴったり!

その歴史的な建造物が立ち並ぶ一角にメールがあります。

250年以上続くゴーフルの老舗、メールの歴史

メールのワッフル6個入りボックス。

メールのゴーフルは、マダガスカル産のバニラペーストをたっぷり詰めた焼き菓子です。

メゾンのエンブレムが付いた鉄板で焼き上げられます。

次に、クッキーカッターで切り取られ、一つ一つ手作業で詰められます。

発売当初から大切に守られてきたレシピだそうです。

本店はフランス北部の町リール

1761 年に、フランス北部とベルギーの国境「リール」に、デルクール氏が、チョコレート菓子店を構えたのがメールの始まりです。

その後アイスクリームが人気となり、世界最古のスイーツ​​店の一つとして有名になりました。
1849 年にはベルギー人のミカエル・メール氏が事業を引き継ぎます。

メール氏はココア、サトウキビ、バニラやコーヒーのプランテーションが盛んな地域で働いていました。

その豊富な原材料の知識を活かし、数多くのお菓子をつくりだしました。

そして、ヨーロッパで偉大な菓子職人としてのキャリアを積んでいきます。

その後、マダガスカル産の砂糖、バター、バニラを詰めたゴーフルのレシピを考案し、その名前を永久に残すこととなりました。

ワッフルのギフトボックスが飾られたメールパリのショーウインドー

フランスの元大統領シャルル・ド・ゴール将軍(リール出身)もメールのファンの1人でした。

その他メールは、フランスの小説家マルグリット・ユルスナールや多くの国家元首、作家、芸術家、に支持されています。

リールの本店にはレストランなどが併設されています。

ゴーフルと言えば、日本ではパリパリの薄い生地にクリームをはさんだものを連想します。

メールのゴーフルは、それよりもしっとりとソフトなものになります。

どちらかというとフランスではワッフルに分類されているようです。

メールの発祥地であるリールはワッフルで有名なベルギーに近い町なので、納得ですね。

Méert-Paris Marais-(メール・パリ・マレ店)

マレのメール店舗外観

所在地

16 rue Elzévir 75003

アクセス

【メトロを利用する場合】

⑧線Saint-Sébastien–Froissart 下車 徒歩7分

①線Saint-Paul(Le Marais)下車 徒歩11分

【バスを利用する場合】

バス往路は29番の「Payenne」で下車徒歩4分ですが、復路は一方通行のため、一筋違いで同じバス停には停車しません。そのため、「Rue Vieille du Temple」と「Turenne Saint -Gilles」のバス停を利用すると便利です。

いずれもバス停より徒歩3分です。

パリ国立ピカソ美術館のすぐそばにあります。

美術館を巡った後、気軽に立ち寄れます。

ピカソ美術館は別の記事で紹介しています。

なおパリでの移動は、パリ交通公団(RATP)公式アプリをインストールしておくと、とても便利です。

詳しい利用方法を、こちらの記事、「ボンジュールRATP(Bonjour RATP)」でまとめてあります。

営業時間

火曜〜土曜
10:30〜13:30、14:00〜 19:00

日曜
10:30〜13:00、14:00〜 18:30

定休日

月曜

電話番号

01 49 96 56 90

chocolatierとティスプレイしてあるメールのパリ・マレ店のショーウインドー

ガラスごしに見るお菓子の陳列も可愛すぎます。

「Confiseur」は菓子職人の意味。

菓子職人の看板とお菓子の箱がディスプレイされているショーウインドーのガラス

店内の様子

お菓子の国のように色とりどりの箱がずらりと並ぶ店内。

天井までお菓子が飾られた店内の内装

棚には目移りしそうなくらい、ぎっしりとパステルカラーのスイーツが詰まってます。

マシュマロのガラス瓶や焼き菓子の箱が並んでいます。(ただし、今日の目的はゴーフルです!)

メールの店内に飾られたパステルカラーのキャンディボックス

レジの横のショーケースに並んでいました。

ガラスのショーケースに並んだ色々な種類のゴーフル

季節変わりのフレーバー

プレーンの他ピスタチオ、モレロチェリー(ビターチェリー)、シナモンやナツメグなどのスパイスが入りなど人気のフレーバーがあります。

さらに季節替わりで栗やお米のパフ、 キャラメルナッツ、レモン、ラズベリーなどが次々と登場しています。

バニラと他のフレーバーのワッフルがカラフルな箱に入ってリボンがかけられている

店内にある定番のバニラと人気のフレーバー

お店に置いているのは定番のバニラと、季節変わりのフレーバーの、一部になります。

Gaufres à la vanille(バニラゴーフル)

  • バニラ・・・マダガスカル産のバニラをふんだんに使ったゴーフル。

Gaufres EphéMéert(エフェメール ゴーフル)

  • ピスタチオとさくらんぼ・・・焙煎したピスタチオと甘いさくらんぼペースト入り。
  • バニラピーカンキャラメル・・・甘いバニラとキャラメリゼしたピーカンナッツ入りで歯ごたえが絶妙。 
  • フランボワーズ・・・甘酸っぱい香りの果実、フランボワーズ入り。

主な原材料はグルテン、卵、牛乳です。

メニュー・価格

  • ミニバニラゴーフル(6個入り):8.5€
  • ゴーフル(6個入り):18.50€
  • ゴーフル(12個入り):29.00€

セットだと包装代が含むので少し高めの設定です。

12枚入はお得になります。

※それぞれのフレーバーのゴーフルはバニラと同価格で、バニラだけ小サイズが売られています。

1枚あたり3€、現在円安(2022年9月現在143円)の日本円からすると429円です。

なかなか高価なお菓子ですね。

ゴーフルの賞味期限

賞味期限は製造から7日〜10日。

(1個売りの場合はもっと短い賞味期限のようです。)

旅程が長い場合、お土産に購入するには計画性が必要ですね。

お店のメニュー表には常温で7日間保管出来るとあります。

ワッフルのメニューと料金表

充実したその他のスィーツ

チョコレート、キャラメル、マシュマロ、アイスクリームなど様々なスィーツも販売されています。

ソフトなキャラメルや、フルーツゼリー、ピンク色のプラリネ(ナッツをキャラメルがけしたもの)などを入れたガラスのキャンディポットが飾られています。

ショーウィンドーにディスプレイされた色とりどりのお菓子の箱

絶品チョコレート

チョコレートはリールにある本店の工房で作られています。

Ettyyの大好きなオレンジピールのチョコレートボックスがあります。(20.5€)

クッキー

「Biscuits de Voyage」(旅のビスケット)箱入りが8.50€です。

袋入りですと7€で、手軽なお土産にもなります。

パッケージされた袋とリボンがけされた箱に入ったボヤージュビスケット。

紅茶

19世紀以来の歴史あるティーハウスでもあるメールでは種類豊富な紅茶が販売されています。

クラッシックなものから現代的なフレーバーのものまで様々です。

ジャム

ジャムはフルーツと砂糖をベースにした独自のレシピによって工房で丁寧に作られています。

フランス産の果物を使用、そのほとんどが有機農法で作られています。

ラズベリーやイチジク、ぶどうや桃のクラシックなものから、独創的なアプリコット アーモンド、オレンジ 、ラム、 バニラまで、幅広い種類があります。

保存料は使われておらず無添加です。

さて、ゴーフルのフレーバーを選んで注文すると可愛らしく箱詰めしてもらえました。

メールのワッフルが6個詰められた可愛い箱

バニラのゴーフル6枚入りをお土産に1箱、単品で1枚購入しました。

店頭とピンクのリボンで作られたメールの紙袋

ホテルに帰ってきてから、開封の儀です。

メールのワッフル一個売り

パリ1区のおすすめホテル宿泊記はこちらです。

写真がイマイチでごめんなさい。

手で割っただけで、かじったのではありませんのでご安心を。

濃厚なバニラクリームがとろけ落ちそうです。

メールのバニラクリームが沢山入ったワッフルの中身

パリでおすすめの朝食はこちらの記事をご覧ください。

Méert-Pâtisserie Lille- (メール本店・ パティスリー リール)

リールは、フランス北部の都市で、ベルギーと国境を接するオー=ド=フランス地域圏の首府です。

こちらでは、テクアウト用の品を販売しています。

所在地

27 Rue Esquermoise, 59000 Lille

電話番号

03 20 57 07 44

アクセス

  • パリ市内からアクセスする場合 北駅よりTGVで約1時間Lille-Flandres下車 徒歩9分
  • メトロ Rihour駅より徒歩3分

営業時間

火曜〜土曜 10:00~19:00

日曜 9:00~19:00

定休日

月曜

*Tea Room,Restaurant(ティールーム・レストラン)
本店には、イートイン出来るティールームとレストランがあります。
1909 年にルイ16世の様式をもとに建てられた建築は、リールの裕福層に人気でした。
英国式のアフタヌーンティーで、厳選の紅茶やホット チョコレートが提供されています。

所在地
27 Rue Esquermoisem, 59000 Lille(本店と同じ)
電話番号
03 20 57 93 93(専用の電話があります)

ティールームの営業時間
火曜〜土曜 12:00~14:30 日曜11:00~14:00(ブランチのみ)
レストランの営業時間
火曜〜金曜12:00〜19:00 土曜10:00〜19:00 日曜11:00〜19:00
定休日
ティールーム、レストラン共に月曜
*LA PISCINE(ラ・ピシーヌ美術館)
リールの郊外、ルーベにある美術館内のカフェ・レストラン「ラ・ピシーヌ」でメールのカフェメニューや、フランス料理を楽しむ事が出来ます。

所在地
23 rue de l’Espérance 59100 Roubaix
電話番号
03 20 01 84 21
アクセス
Jean Lebas駅下車 徒歩4分。
メトロ Roubaix Grand Place駅下車 徒歩4分

レストラン「ラ・ピシーヌ」
営業時間
月曜〜木曜・週末12:00〜18:00 金曜12:00〜20:00

>>【ルーベ】ラ・ピシーヌ美術館(Roubaix La Piscine Museum)

メールが買える百貨店「ボン・マルシェ」
La Grande Épicerie de Paris(ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ)

百貨店ボン・マルシェのグルメ館(ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ)では、メールを購入できます。

ボン・マルシェは左岸(セーヌ川の南側)にあります。

オペラ座近くにある、右岸(セーヌ川の北側)の百貨店、ギャラリーラファイエットでは残念ながら販売されていません。

所在地

38 Rue des Sèvres 75007

電話番号

01 44 39 81 00

アクセス

メトロ⑫番Sevres-Babyloneより徒歩5分

メトロ④番Saint-Placideより徒歩7分

営業時間

月曜〜土曜 8:30〜21:00
日曜 休業

結びに

賞味期限は7日〜10日ということですが、持ち帰った結果、しっとり感もさほど変わらず美味しかったです。

箱詰めされた6枚入は個別でアルミ包装されていました。

日本でよく似た製品は出ているようですが、やはり本場の原料を使ったオリジナルゴーフルは、強いバニラの風味と、くどくない甘さでとっても美味しかったです。

無添加なのも安心です。

食べていてとまらないので、魅惑の危ないお菓子です(笑)。

フランスには美味しいお菓子が数々ありますが、マカロンやケーキ類に比べれば冷蔵の必要がありません。

持ち運びに難しく無いのでお土産に持って帰れば、喜ばれますよ!

そして、フランスに行かれることがあれば、この素敵なパティスリーに訪問してぜひ味わってみてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

メール(Méert)のゴーフル[マレで買うパリおすすめ土産・お菓子]” への2件のフィードバック

    1. ブヒ様

      コメントありがとうございます。とっても嬉しいですし、励みになります。
      さきほどモルディブから帰国しまして、返信が遅くなりごめんなさい。
      美しい海の写真を沢山撮ってきましたので只今編集中です。楽しみにしていてくださいね。
      これからも頑張って記事を書いていきます。どうぞよろしくお願いします。

      Ettyy

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