十和田プリンスホテル
十和田湖畔に静かに佇むクラッシックな美しいホテル。
今回秋田・青森まで訪れた旅の趣旨はパワースポットの岩木山神社をお参りして同じくパワースポットの白神山地をトレッキングすることでした。青森県第二の都市である弘前に宿泊すれば、観光スポットやごはん処が沢山あり、先に述べた場所にもアクセスが便利ですが、せっかくであれば自然豊かな湖畔のリゾートホテル、源泉かけ流し温泉もありということで十和田プリンスホテルを選びました。
Ettyy達が降りた空港、秋田県の大館能代空港からも77キロ、車で1時間15分程と好アクセスです。白神山地ビジターセンターまでは車で約70キロ、1時間半ほどです。弘前までは53キロ、車で約1時間ですので運転が苦でなければ良い選択肢だと思います。
大館能代空港のレポートとお得情報はこちらです。
世界自然遺産白神山地十二湖の散策記事はこちら。
世界自然遺産白神山地十二湖散策と千畳敷海岸・周辺グルメご紹介
アクセス
- 青森空港から約1時間20分東北自動車道(浪岡I.C.から黒石I.C.)経由で64Km
- 大館能代空港から約1時間30分国道103号線経由で74km
- 東北自動車道小坂I.C.から約50分樹海ラインを通って31km
- 黒石I.C.から約50分国道102号線経由で40km
- 八戸自動車道八戸北I.C.から約2時間50分百石町、十和田市経由で83km
公共交通機関利用のアクセス
- JR東北新幹線八戸駅→バス十和田湖行き十和田湖下車→タクシー約15分
予約制でホテルの送迎シャトルが出ています。時刻表など状況により変更も考えられますので、詳しくはホテル公式HPでご確認ください。
所在地
秋田県鹿角郡小坂町十和田湖西湖畔
電話
0176-75-3111
落ち着いた高級避暑地を連想させるホテル玄関。
駐車場も40台駐車可能と広いです。
リゾート系のプリンスホテル全般に感じることなのですが、美しい自然を活かし、考え抜かれて設計されたロケーションと景観が本当に素晴らしいです。さすが老舗の日系ホテルと言える程、日本の古き伝統が守られ、落ち着いた建物は本当に価値の分かる人のために作られた施設なのだなあということが感じられます。派手なリゾートビルの外資系とはまた違った魅力があります。
美しいパノラマビューのピクチャーウィンドーと広々したロビーです。
ラウンジのカフェでコーヒーと紅茶を自由に頂けます。お部屋に持って帰ることが出来ます。
客室は25.5平米のレイクサイドツインルーム。実際に利用してみるともっと広々感じました。
お茶が飲めるリビングスペースも十分取られています。
タオルハンガーと館内用スリッパ(館内温泉向け)、お部屋用の使い捨てスリッパもあります。
お風呂はごく普通のユニットバスですが清潔に整えられています。蛇口のお水は天然水のようで飲用可能です。
シャンプー・コンディショナー、ボディソープはPOLAのもの。アメニティはヘアブラシ、歯ブラシ、シャワーキャップ、安全カミソリと置いてあり、不便ありません。ドライヤーは壁付けのもので少々パワー不足かな。
お茶セットは完備されています。コーヒーは豆から挽いて飲めるようになっていて爽やかな朝をむかえられます。
美味しいコーヒーの入れ方の説明書きも置いてくれてありますので安心です。思いやりのてるてる坊主があります。
温泉用のタオルと浴衣があります。残念ながら今回は水質検査で問題が出てしばらく温泉が閉鎖されているそうです。代わりに車で10分ほどの十和田荘の温泉に入ることが出来ます。送迎シャトル(17時、20時)も出ていました。
テレビはこんな感じです。たまには消して静寂を味わうのも良いと思います。
爽やかなお部屋の窓からのレイクビューです。
綺麗に芝を整備してあります。ゴルフ場のよう。広大なお庭を管理するのは大変な労力です。この景色を眺めながらコーヒーが飲めるだけでも価値があります。
青く澄んだ湖の周りをお散歩してみました。
静かな湖畔の森の影から♫
水がとっても透き通って水面がきらきらしています。底の砂利が透けて見えます。
これはもう、つば広の帽子に白いワンピースを着て美容室で手入れされたトイプードルのショコラ犬を連れていなければいけないお洒落な景色ですね。これから山地をトレッキングするので実際にいるのはスニーカーにチノパンにリュックのラフな山女です。
ここは記念撮影スポットですね!!撮りますとも、写真。
十和田プリンスホテル 売店
特産品やお菓子のお土産物が並んでいます。大好きないぶりがっこを買いました。
秋田弁で燻すを意味する「いぶり」、また漬物のことを「がっこ」と呼ぶことから、この名が付けられました。 干大根を燻して作る秋田名産の漬物のことです。
そのままでも十分美味しいですし刻んでクリームチーズに混ぜれば良いお酒のおつまみになりますよ。
お土産物がずらりと並んでいます。
曲げわっぱは、スギやヒノキの薄板を曲げて作られるお弁当や米びつなどの箱で日本の伝統工芸品。ここにはコーヒーカップなど珍しいものもありますね。
ホテルだからと言ってお値段が高い訳ではありません。高級品ですが、こういったものは旅の思い出に、出逢った時に買うのが良いと思います。
私はお茶道具が好きなので、この津軽塗のお棗(なつめ)が欲しかったのですが結局今回の旅では買い逃してしまいました。津軽塗は津軽地方で生産される伝統漆器。塗っては研ぐという大変手間のかかる技法を使い、2ヶ月以上の日数を費やして仕上げられるそうです。見た目が美しいだけなく、非常に耐久性があるそうです。
2階には会議室に使えるお部屋があります。
ランプ風の照明がレトロで可愛らしいですね。
十和田プリンスホテル・温泉(十和田湖 西湖畔温泉)
露天風呂(源泉かけ流し)
※一時閉鎖されていましたが2022年6月6日より営業再開されます。
開放感たっぷりの露天風呂の目の前には美しい芝生の庭が広がり、樹木の間から十和田湖も望めます。
ゆったりとリラックスした時間が過ごせます。
宿泊者はすべて無料で利用できますが外部からの日帰り温泉も可能です。屋根付露天風呂(男1・女1)があります。
営業時間
5:00 ~9:00 12:00~24:00
日帰り入浴料金
おとな¥900(税込み)/こども¥450 レンタルタオル(小)1枚¥100・バスタオル1枚¥200
ホテル十和田荘(十和田湖畔温泉)
十和田プリンスの温泉は閉鎖中でしたので提携先の十和田荘の温泉に無料で入ることが出来ました。
車で十和田湖岸沿いをさらに南東へ10分ほどの距離です。
十和田プリンスから温泉用の送迎のシャトルも出ていました。
所在地
〒018-5501
青森県十和田市大字奥瀬十和田湖畔休屋340番地
電話
0176-75-2221
詳しいアクセスは公式HPをご参照ください。
お茶のお席もあり、こちらも立派なホテルです。
ロビーは広くいかにも温泉旅館です。
ねぶたやこけしのディスプレイが東北に来ているのだなあと実感させます。
そもそも、ねぶた祭りは、睡魔を追い払う「眠り流し」という行事が起源になっているそうです。眠気が覚めてくれるならばお土産に持って帰りたいくらいです。
青森では「ねぶた」弘前では「ねぷた」となまり方が違うのだと地元のお友達に教えてもらいました。青森市の場合は人形型が多く弘前市のねぷたは丸みを帯びた扇型のものが多いそうです。五所川原市で行われる立佞武多(たちねぷた)など地域によってもいろんな形で発展しています。近年はコロナ感染防止対策で規模が縮小されているようですが、またゆっくりと観に行って取材したいですね!
温泉への入口へむかうレッドカーペットの渡り廊下。
安全カミソリ、シャワーキャップ、綿棒は完備です。
なかなか広いお風呂で身体が温まりました。ヒノキのやぐらが建った露天風呂もあります。
入浴時間はAM5:30〜9:00・PM15:00〜24:00までです。
※露天風呂は11月中旬から4月末までは休止となります。
その時期は雪深くなりますね。
ホテル十和田荘 売店
ホテルにはお土産物屋さんもあり、ここでもいぶりがっこを買いました。
お値打ち価格の磯のりも買いました。これは、ごはんがススム君に違いない。
十和田湖から西津軽の中心都市、弘前方面へと向かいます。
木漏れ日が差す美しい新緑の景色を抜けて1時間ほどのドライブになります。
弘前のおすすめレストラン・カフェはこちらの記事をご参考にしてください。
パワースポット岩木山神社参拝の記事はこちらをご覧ください。
道の駅虹の湖
アクセス
十和田湖から40分、弘前から40分。国道102号線上の中間地点にある「道の駅虹の湖」は休憩地点にぴったりです。
東北自動車道黒石I・Cより15分、黒石市内から20分
青森から50分、黒石駅からバスも出ています。
東北最大の多目的ダム・浅瀬石川ダムのダム湖(虹の湖)横の公園にできた道の駅です。
所在地
036-0402 青森県黒石市大字沖浦字山神1-5
TEL0172-54-2348 駐車場大型:10台 普通車:260(身障者用3)台
営業時間
9:00~17:00(営業時間短縮あり)
パターゴルフ場やじゃんぼローラーすべり台で遊んだり、お土産を買ったり、レストランで食事できたりするのですが、2022年6月5日現在虹の湖レストハウスはクローズされていました。アフターコロナで観光需要が増えてくればまた再開するでしょう。
ひっそりと静かですが訪問記念のスタンプだけは押せます。
こちらの食堂は営業中です。
お店の中に入って注文します。
この道の駅で開いているご飯処はここだけです。
名物の黒石焼きそばと黒石つゆ焼きそばを注文しました。つゆ焼きそばはここでしか食べられないオリジナルだそうです。焼きそばのめんで作ったラーメンみたいなものでしょうか。
焼きそばにつゆ焼きそば、まさに炭水化物づくしですがこれがまたB級グルメの良さで美味しい。
朝一番でも喉を通ります。焼きそばソースを入れたラーメンスープは濃いのかと思い、最初はビックリしましたが麺と相性が良いので箸が進みます。お店の方が語るところによると揚げ玉と玉ねぎが入っているのがポイントだそうです。太めの麺にソースがからんで味わい深いです。
ビールが飲みたくなりますがこの施設でお酒は販売していません。
「道の駅虹の湖」は現在営業を縮小しているので、もしお酒やお土産物を購入したい場合、こけし伝統工芸館に行くと良いそうです。
外のベンチで虹の湖を眺めながら食事をいただけます。自然豊かな虹の湖公園と湖の景色を眺めているだけで癒やされます。
今回、週末を利用しての二泊三日青森・秋田の旅でした。スケジュールを詰め込んでいたためホテルで一日ゆっくり過ごすという訳にはいきませんでしたが、十和田プリンスホテルを選んで良かったなあと思いました。また、評判の良いフランチレストランで食べることが出来ませんでしたので次回はもう少しゆっくり滞在して秋田の観光も楽しみたいと思いました。
とはいえ、森林に囲まれてマイナスイオンのパワーを沢山貰える良い癒やしの旅になりました。
近隣の「道の駅虹の湖」のオリジナル黒石つゆ焼きそばも、お店の方の力作ですので、もしもこのあたりに立ち寄られる機会がありましたらぜひ試してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。