津軽・弘前の最強パワースポット岩木山神社参拝記

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遠くに見える楼門と木々

津軽随一のパワースポット岩木山神社

先日京都で親友の結婚パーティーに出席した際、久々に私の恩人とも言える友人に再会しました。

彼女は私の尊敬する聡明な女性で、青森県の弘前市で研究者として長く輝かしいキャリアを重ねているのですが、再会を喜ぶとともに言われたセリフが、

「ETTYYちゃん!!岩木山神社にお礼参りしたか!??」

岩木山神社は弘前の西、岩木山のふもとに築かれた、津軽地方随一のパワースポット。女性の神様が祀られていて恋愛成就としても有名な神社です。

独身時代この友人の勧めで神社を訪ね祈願して、程なく今の主人と出会って結婚にまで至ることが出来たのでした。

恥ずかしながら記憶の隅に追いやられてしまっていて、何と十年以上お礼も参らず、その恩を忘れてほったらかし〜にしていたのでした。

と言うわけで東京に戻ってくるなり、スーツケースの着替えだけ詰め替えて、お礼参り兼、新たなお願い事をお願いしに東北行きの飛行機へ飛び乗ったのでした。

岩木山神社の歴史

まずは前勉強しておきます。

創建1200余年、津軽富士とも呼ばれる美しい岩木山のふもとにある神社。780年、岩木山の山頂に社殿を造営したのが起源とされています。

御祭神は五柱。

顕國魂神(うつしくにたまのかみ)

多都比姫神(たつひひめのかみ)

宇賀能賣神(うがのめのかみ)

大山祇神(おおやまづみのかみ)

坂上刈田麿命(さかのうえのかりたまろのみこと)唯一実在した人物ですので命という名がついています。

麗しいお名前で、いかにも神々しく、恋愛成就の神様としてもうなずけます。

現在は北門鎮護の名社として、 農業・漁業・商工業・医薬・交通関係、とりわけ開運福の神✨として、深い信仰の源として厚く崇敬されているとのこと。

水に属する運気を授かれるそうで、愛情、信頼、金運、豊かさ、さらに縁結び、良縁、子宝なども!ご利益のオンパレードにコラボレーション、まさに幸せの玉手箱や〜。これはいっとくべきでしょ!

一点注意すべきは男女カップルで参拝するのは避けた方が良いとのこと。女性の神様ゆえのヤキモチらしいです。

弘前市で腹ごしらえしてから岩木山方面へ向かいました。

岩木山神社アクセス

東京から青森空港へはどうにも航空券が高いのが常です。

往復すると海外旅行へも行けてしまうような価格(汗)。

そこで今回は大館能代空港(秋田県)のキャッシュバックキャンペーンを利用して航空券を購入しました。

白神山地や十和田湖、玉川温泉には最も近い空港です。

ANA一社のみの就航ですので空港も空いていておすすめです。

大館能代空港のレポートとキャッシュバックキャンペーン詳細はこちらの記事をご参照ください。

秋田・青森観光を満喫できる大館能代空港の魅力とアクセス

弘前のごはん処はこちらにまとめていますのでご覧ください。

津軽観光の中心都市・弘前のおすすめレストラン・カフェグルメ8選

空港からレンタカーを利用する場合

大館能代空港から岩木山神社までは83km、弘前市街までは68kmです。

青森空港から岩木山神社までは40km程度、弘前市街までは30km程です。

レンタカーがあると自由に移動できます。東北道大鰐弘前ICから約24.5km約30分。岩木山神社に約50台駐車可能です。

青森空港から弘前駅まではバス利用が便利

弘南バスのエアポートリムジンを利用すると所要時間は約55分です。弘前駅からは路線バスに乗り換えます。

弘南バス運行情報

弘前駅前から岩木山神社までバスを利用する場合

所要時間は約40分です。

JR奥羽本線弘前駅から弘南バスの路線バスで枯木平行きに乗り岩木山神社前にて下車。(1日10〜11便)

詳しい時刻表などは岩木山観光協会HPをご参照ください。

岩木山観光協会HP

さてお天気は良かったはずでしたが山の天気は移ろいやすく、岩木山も雲がかかってしまっています。

正面に見える雲がかかった岩木山 iwaki-mountain

弘前から30分程で到着です。

岩木山神社 石碑

一直線上に美しく鳥居が並んでいます。本来お天気が良ければ鳥居の向こう側に岩木山が見えるはずなのですが今日は残念ながら隠れています。

山頂にある奥宮に向かって真っ直ぐに建てられています。麓の神社と山頂の神社が一直線になる境内の配置はとても珍しいそうです。

岩木山神社 白い鳥居 真っ直ぐに並んだ鳥居 

山頂の奥宮までは4時間超えの登山ということで(汗)本殿だけの参拝としました。

本殿・拝殿・楼門など6棟が国の重要文化財となっています。

境内配置略図

岩木山神社参拝のポイントであるご利益パワースポット3箇所

岩木山全体がパワースポットですがその中でも特にはずせない注目すべき3箇所をまとめます。

①岩木山の水(御神水)

境内には三つ首の龍の形をした手水舎があり、龍神様の口から勢いよく溢れる水は岩木山からの湧き水。手を清めるだけでなく、飲むこともできますので、水のパワーを体中に取り込めます。(実際は生水ですので煮沸かしてお飲みくださいとの表記がありました。)子宝のご利益があるそう。水筒やペットボトルに詰めて持って帰っても良さそうです。

岩木山神社 手水舎 竜神の口から流れる水

②狛犬

大きな赤い門、楼門前の階段を登ったところの両サイドに金運アップの上向きの狛犬、下向きの狛犬は恋愛運アップの御利益があるとされています。一緒に写真を撮って待受画面にするとなお良いとのこと。

③白雲神社

本殿に向かって右に行くと龍神様が祀られている白雲神社があります。こちらも超パワースポットとして知られています。周囲には岩木山から湧き出た水が溜まった池があります。「白蛇の池」と呼ばれています。蛇の好物は卵なので生卵をお供えすると良いと言われています。ただ池には放り込まないように注意してください!!

ゆっくりと真っ直ぐな美しい石畳の参道を通り抜けていきます。緑豊かで気温は爽やか、とても気持ちが良いです。

拝殿までは300m、緩やかな勾配を上がっていきます。

「一の鳥居」をくぐってすぐ左側にある奥富士出雲神社。岩木山神社は、もと百沢寺(ひゃくたくじ)という寺院で明治の神仏分離によって廃寺となり岩木山神社と名前を変えます。その時に住職が檀家の先祖の霊を祀るため別社として祀ったのが始まりと言われています。

御朱印も別で頂けるようです。

「二の鳥居」を通り抜けてすぐの左側に推定樹齢500年、樹高24m、幹周7.85mの五本杉といわれる御神木があります。五柱の神様が祀られているからでしょうか。

五本杉

赤い丹塗りの「三の鳥居」は現在上の部分を修復中とのこと。神社の管理も本当に大変です。岩木山神社は四代に渡り造営されたので他の鳥居とは建てられた時代が異なる寛永(1624年〜1644年の間)の時代だそうです。鳥居に限らず境内の建物すべてにおいてさまざまな建築物を見ることができます。

赤い三の鳥居

参道の脇に石碑が建てられています。奉崇守山山柱大神とあります。神が宿るスポットというイメージです。

守礼授与所(御朱印・お守り・おみくじ)

参拝後に寄りましょう。

御朱印やお守りを購入したり、おみくじを引いたりできます。ここは青森県で随一の一宮(江戸時代以前のある地域の中で最も社格の高いとされる神社)ですので御朱印も価値がありそうです。

※現在はコロナウイルス感染予防対策で御朱印帳は新品のものしか直接書いてもらうことが出来ません。予め書かれた半紙を頂きました。

守礼授与所

ここのお守り購入は必至です。干支に合わせたお守りもあります。

十二支守

なんと厳かな景色でしょう。森林のパワーをもらえそうです。

更に進んでいくと橋があります。この橋の下には澄んだ清流が流れています。

岩木山神社 楼門と赤い橋

手水舎から流れてきているものと同じ湧き水です。岩木山に降り注いだ雨や雪が地中を通り長い年月をかけて250〜300年前に地上へと湧き出た伏流水です。

湧き水

楼門の手前①のパワースポット手水舎でお清めをします。

手水舎 龍の口から流れ出る水

いざ楼門へ。1628年建立の重要文化財です。「三の鳥居」と同様丹塗りの朱色で、同じ時代に建てられています。

岩木山神社 赤い楼門

②のパワースポット、楼門の前に狛犬ちゃんたちがいました!待受写真を美白モードでバンバン撮りまくって、しまいには後ろの順番待ちの人にスミマセンと言われてしまいました。申し訳ございません。

楼門前の狛犬

後ろを振り向いても美しい景色です。楼門に向かって左手に控える悠然と雄々しい狛犬ですが角が生えているのでメスだそうです。

狛犬と灯籠

いよいよ次は拝殿参拝のための中門をくぐります。

岩木山神社 中門

北門鎮護の文字があります。岩木山は本州の最北端ですので北部の動乱を鎮め国を守る意味が込められています。これを書いたのは海軍大将の東郷平八郎で、日露戦争に行く前に必勝祈願として足を運んだと言われています。

北門鎮護と中門に書かれた文字

端垣も本殿、奥門と共に1694年建立の重要文化財です。

中門は拝殿、楼門に少し遅れて(それでも古いですが)本殿、奥門と同時に拝殿の門として1694年に建立されました。龍神様の細やかな天井画と切妻屋根の横から見た細工も極彩色で豪華です。

中門 切妻屋根細工されている龍

長き旅を終え(?)目的地、ついにお礼参りを済ませることが出来ました。そして新たなお願い事、、叶ったらまたお礼参りにエンドレスで参拝させてもらえるよう、祈っておきます。拝殿の中も観ることが出来ますがこの時は中でご祈祷が行われていました。

岩木山神社 拝殿

ご祈祷の御札に名前を書いて奉納し、念押ししておきました。初穂料は300円です。

中門の階段を降りたところに奥宮の登拝口があります。歩いて登ると4時間強要しますが津軽岩木スカイラインを利用して八合目まで行き、リフトに乗り九合目まで上がることが出来ます。後は1時間の登山道を行けば奥宮に参拝できます。(かなりな岩場と急勾配の登山になります。)

奥宮 登拝口

本殿に向かって右手にある③のパワースポット、龍神様の祀られている白雲神社に行ってみます。

パワースポット 白雲大竜神までの通路

厳かに祀られています。昔から龍と蛇は一緒に扱われているそうな。白蛇の池はよくよく見ると澄んでいてオタマジャクシなども泳いでいます。

白雲大竜神 お堂

準備してきた卵をお供えしました。他にもお酒やお菓子が供えてあります。

白雲大竜神 供えられた卵

結びに

ご縁あり、思い立って急きょ向かうことになった東北でしたが、ベストシーズンとも言える6月上旬の爽やかな気候と新緑の中、貴重な癒やしの旅となりました。

この地までお礼参りに足を運ぶことが出来た幸せを感じて、今までの事をリセットし、ここから新たな挑戦を始められる気持ちの切替が出来たことにとても感謝しています。

日本人の原点である神社はそのための、少しの力を貸してくださって、背中を押してもらえる場所なのだと感じました。

今回巡ったパワースポットはどこも素晴らしく、遠方旅行者にとってはたどり着くのに少し大変な部分はありますが、この写真だけでも満ち溢れるパワーをお届けできれば良いなあと思いました。

皆様にとってこの夏が素敵なシーズンになりますように。

東北屈指のパワースポット白神山地十二湖を巡る旅行記はこちらです。

世界自然遺産白神山地十二湖散策と千畳敷海岸・周辺グルメご紹介

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