弘前市は青森県の南西部に位置する津軽地方の中心都市であり、古くから城下町として発展し、町並みに歴史と文化が色濃く残っています。弘前ねぷた祭りや弘前さくらまつりは全国的に有名で、西には青森県最高峰の岩木山、南には秋田県にまたがる世界自然遺産の白神山地が連なり、アクセスの良い観光拠点としてとても便利です。
明治以降は西洋の文化を多く取り入れ、文豪が多く出入りしたカフェなどがあり、クラシックでアカデミックな街です。
また、日本一の生産量を誇るりんごを使った料理やお菓子なども絶品です。人口比に対してフレンチレストランが日本一多いとも言われています。
そんなグルメ都市弘前、地元の人で賑わうおすすめ店グルメ8選をご紹介していきます。
弘前のおすすめグルメ8選
①PIZZERIA MIA(ピッツェリアミーア)【朝食・ランチ・ディナー】
②BOULANGERIE ISHITA(石田パン)【テイクアウト】
③そば処もみじ亭【ランチ】
④土手の珈琲屋万茶ン【カフェ】
⑤津軽三味線居酒屋あいや【ランチ・ディナー】
⑥洋菓子工房ノエル【テイクアウト】
⑦一休寿司【ランチ・ディナー】
⑧WINE BAR VINVINO (ワインバーヴァンビーノ)【バー】
PIZZERIA MIA(ピッツェリア ミーア)【朝食・ランチ・ディナー】
ピッツェリア兼イタリアンレストラン。シェフは13年連続三星レストラン東京北品川のカンテサンス出身。
カンテサンスと言えばキムタクドラマの「グランメゾン東京」の監修も務めた有名レストランではないですか!これはとっても期待できそうです。
そして周辺の喫茶店は朝が遅いので、Etty道中、早めの行動の日は救われました。
アクセス
JR線 弘前駅正面口から徒歩10分
中央弘前駅から337m
所在地
〒036-8021
青森県弘前市代官町3-1 弘学館ビル1F
電話番号
0172-88-5428
営業時間
モーニング8:00~11:30
ランチ:11:30~14:00
ディナー:14:00~21:00 (close)
※8:00~21:00 モーニングあり、通し
日曜営業
新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。
ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
定休日月曜(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)
朝8時から自家焙煎の美味しいコーヒーが頂けます。モーニングセットもあります。
ランチタイムからは、りんごの薪で焼き上げるピッツァが食べられます。
コーヒーや自家製のピクルス、ピザもテイクアウトできます。
ワインセラーにはずらりとワインが並んでいます。ぜひディナータイムに来てみたいです。
モーニングとランチ、全デイタイムのメニューです。
セットのスコーンをオーダーしようとしたところ、お隣を見ると明らかにモーニングセットと違うパンを食べているご夫婦が!!気になったのでお店の人に尋ねてみると、すぐご近所の石田パンで買ったパンは何でも持ち込みオーケーなのだとか!さっそくそのパン屋さんに行ってみました。
カレーパンとデニッシュとクロックムッシュを買いました。朝からとっても満足です。
お店のコーヒー豆にこだわる姿勢がひしひしと感じられます。
ラテのコーヒー豆まで選べます。
可愛らしいカフェラテです。
BOULANGERIE ISHITA(石田パン)【テイクアウト】
アクセス
JR弘前駅より徒歩約10分、弘南鉄道中央弘前駅から徒歩約5分
所在地
〒036-8001
青森県弘前市代官町18-4
電話番号
0172-32-3515
営業時間
7:30~18:30
日曜定休
駐車場
あり(2〜3台)
徒歩30秒の「PIZZERIA MIA」に持ち込みして食べることができるパン屋さんです。地元の人達でひっきりなしに賑わっていて入場待ちがあるくらいに人気のパン屋さんです。それもうなずけるほどの、かりふわの美味しさです。焼き立てが次々と出来上がります。大正14(1925)年に創業の歴史あるパン屋さん。現オーナー夫婦は4代目だそう。
弘前には以外にフランス料理店が多いと聞きますがフランスパンもとても美味しいのですね。そして嬉しいことには、このクオリティで安いです!
ぎっしりと並んだパン。
次々と焼かれているのですがお客さんが行列をなしているので即座に売れてゆきます。
そば処もみじ亭【ランチ】
アクセス
弘南鉄道大鰐線弘前学院大前駅 徒歩8分
弘前大学裏手のお蕎麦屋さんです。大学の学生割引あり。
所在地
青森県弘前市文京町4ー5
電話
0172-33-7336
営業時間
11:00〜14:30
現在はお昼のみの営業のようです。基本は木曜日が定休ですが不定休もあるようです。
広い駐車場があります。
そば処もみじ亭玄関。
民家を改築したお蕎麦屋さんなので玄関を入るともうこれは家ですね。不思議に落ち着きます。
中は広くお座敷と縁側(テラス)席があります。
初夏なのに紅葉が赤く紅葉しています。店名の由来かな。
冷そばのおしながきです。
温そばのおしながきです。
夏のおすすめメニュー。もみじ亭ぶっかけそばは、夏季のお店看板メニューですね。このボリュームですので900円は安いですね。卵がのっている中心はめかぶと納豆が選べます。
もり蕎麦は海苔なしのものを言います。
海苔がのっているものが、ざるそばです。
ミニおはぎは1個50円です。お持ち帰りが出来ます。一口サイズです。
土手の珈琲屋万茶ン【カフェ】
アクセス
JR弘前駅→市内循環100円バスで7分、バス停:下土手町下車、徒歩すぐ
車:東北道大鰐弘前ICから国道7号経由25分
所在地
〒036-8182 青森県弘前市土手町36-6
電話
0172-55-6888
営業時間
10:00〜18:00
定休日 火曜・水曜
駐車場
大きな立体駐車場のAGパーク朝日第一駐車場が便利です。万茶ンの契約駐車場となっており、2時間のサービス券をもらえますので駐車代は無料で済みました。この駐車場は周辺のお店とも契約しているようです。
所在地
〒036-8182 青森県弘前市土手町4朝日会館(株)
この古き良き昭和初期の雰囲気を模した街の一角に、太宰治が愛し通った喫茶店「万茶ン」があります。
タイムトリップしたような通りの景観。
向かい側に万茶ン、ここですね!
メニューです。
店内の様子。創業92年東北最古の喫茶店です。日本全国でも4番目だそうです。
常にお客さんで賑わっています。オーナーさんはワンオペで忙しいにもかかわらずとっても気さくに話してくださいました。お店のコーヒーももちろんですがオーナーさんのユーモアあふれる接客も人気なのでしょう。初めての来店なのにそんな気がしないほど親しくお話させてもらいました。
創業当時のシャンデリアがあります。
店の歴史を静かに刻む創業当時からのゼンマイ式掛時計。
ボックス席のソファ。
店名は初代が何万人のお客様にお茶を差し上げ、店にもお客様にも「運(ン)」がつくようにとの思いが込められているそうです。
このお店のシンボルとも言える大鵬のレリーフは、昭和初期に旧制弘前高校の学生から贈られたもの。
若かりし頃の太宰治。以外にも明るくはっちゃけた人だったそうです。
慣れた手付きでコーヒーをサイフォン式で淹れてくれます。
横から見てこんなに、りんごたっぷりのアップルパイ長らくみたことありません。
太宰ブレンドをいただきました。幸せなひとときです。
Wi-Fiもオーケー。常連さんにはコーヒーチケットもあります。
今のオーナー今川さんは4代目。先代と血縁関係は無いそうですが、若くてやる気がみなぎっていて明るく爽やかな青年です。3代目が体調を崩し、血縁関係は無いものの、都会から戻ったこの今川さんが新たな感性でお店を受け継いで行くことを請われたそう。今や各国からの太宰ファンが訪れ、歴史を紡いでいくというこのオーナーの精神に感動してしまいました。
お客さんが調べたり、行ってきた青森のコアな観光地を地図に書き記してくれるそうです。地図全体びっしりと書き込んでありました。このお店がいかに愛されているか推測できます。
弘前は年末年始と2月10日には必ず雪が降るそうです。その雪景色があまりにも美しすぎるのでぜひ一度来てみてくださいとのことでした。大雪ですと電車も止まっていまいますし大変ですが、チャンスあればその景色を見てみたいものです。
弘前城雪灯篭まつり
津軽三味線居酒屋 あいや【ランチ・ディナー】
万茶ンで見せて頂いたこの写真は渋谷和生さん。津軽三味線の全国大会で三連覇。万茶ンオーナーがオススメの「あいや」という津軽三味線居酒屋でライブをされています。地元の雰囲気が満載です。
Ettyyは今回スケジュールの都合で足を運べませんでしたが次回タイミング合えばぜひ行ってみたいと思います。皆さんももし、弘前に行かれることがあればぜひ行ってみてください。地元の方におすすめの情報を聞くことが出来るのは旅の醍醐味です。
営業時間
昼(ひるまの部)11:30〜14:30 不定休
夜(ばげの部)18:00〜23:00 不定休 ラストオーダー22:30
所在地
弘前市大字富田2丁目7-3
電話
0172-32-1529
洋菓子工房ノエル【テイクアウト】
アクセス
JR弘前駅→バスで、バス停:土手町十文字下車、徒歩5分
車:東北道大鰐弘前ICから国道7号経由10km20分
所在地
青森県弘前市品川町2-2 ポッキーハウス101
駐車場無
電話
0172-35-7699
営業時間
9:00~18:30
火曜定休
万茶ンさんでいただいたアップルパイがあまりに美味しかったので買って帰ることになりました。ノエルさんのアップルパイです。
こぢんまりとしたとっても可愛らしいお店です。地元の人に人気なのでしょう、ひっきりなしにお客さんが来ていました。
美味しそうなケーキが並んでいます。しかし今回のターゲットはりんごたっぷりパイです。
特産のりんごを使った系のお菓子が多いですね。目移りします。
これです!!ホールのアップルパイは大きすぎるのでピースで3個お土産として買って帰りました。ワンピース370円でした。
家に帰ってからも旅の余韻に浸ることが出来ます。
一休寿司【ランチ・ディナー】
アクセス
JR奥羽本線・弘前駅・東出口から徒歩約5分
弘南鉄道線・弘前東高前駅から徒歩15分
所在地
青森県弘前市大字城東2丁目1-3
電話番号
0172-28-1900
営業時間
ランチ11:00〜14:00ディナー17:00〜21:00
水曜定休
夜ご飯は弘前の一休寿司でお寿司をいただこうと思います。
この日は到着が遅くなってしまったのですが丁寧に対応してくださいました。20:30がラストオーダーで21:00までの営業です。
予約の電話を入れると二階のお座敷でお席の用意をしてくださるとのこと。
店長おすすめのコースを頼むというのも考えたのですが好きなものを単品で注文することにしました。
本日のおすすめメニュー。
青森らしいお酒も。運転はBobbyが担当してくれていましたがお酒を飲むとEttyyもあっという間に寝てしまいますので控えました。
お刺身盛り合わせは2200円。
このにぎり寿司盛り合わせは2200円のもの。
あわびステーキは、下北〜三陸産、約130グラムで2750円は安いと思います。東京の料亭で食べたらすごい値段になると思われます。
青森の帆立の水揚げは北海道と並び、有名です。
焼き帆立メニューは仕入れによりお値段が変わるらしいですが、お刺身もありますか?と聞いてみたところ出来るとのことでした。その大きさと肉厚にびっくりするほどでした。大きさだけではなくとっても柔らかく甘い帆立で大変美味しゅうございました。
人気メニューばらちらし寿司は2750円。これだけでも夕食は普通なら十分足りそうです。
帆立フライ定食(ご飯大盛り)と筋子巻も頼みました。
最後にはフルーツのデザートをサービスしていただきました。ご馳走さまでした。
WINBAR VINVINO (ワインバーヴァンビーノ )【バー】
かだれ横丁(津軽弘前屋台村)の中にあります。最初はこの雰囲気に少しひるみますが勇気を出して中に入ってみます。
入口を突き進みます。(アルコール消毒と自己検温を忘れずに。)
小さなバーがいくつも並んでいて地元の人達で賑わっています。Vinvinoはかだれ横丁入口を入って一番手前のお店です。
小さなバーカウンターのお店ですが本格的なワインが楽しめます。
よそ者の雰囲気満々ですが、お店の人もとっても気さくに話せますのですぐに馴染めます。
このお店は弘前のお友達に紹介してもらったのですが、残念ながらオーナーさんは八戸へ出張中でした。大学生アルバイトの男の子が明るく対応してくれました。
お気軽に立ち寄れて本格的なワインが楽しめるバーです。
アクセス
- JR弘前駅から、徒歩で15分
- JR弘前駅から、100円バスで10分「下土手町」バス停下車、徒歩2分
- JR弘前駅から車で10分
- 東北道「弘前大鰐」ICから車で30分
- 青森空港から弘前行きシャトルバスで50分 弘前駅で下車
所在地
〒036-8035
青森県弘前市百石町2-1 かだれ横丁内
電話番号
080-9520-4535
営業時間
17:00〜23:00(月曜〜日曜)
※不定休あり
結びに
まだまだ行きたいお店が沢山ありましたが、一日は三食しかありませんし(もっと食べれる場合もありますが。)次回の楽しみにとっておこうと思います。
数々東北のスポットを巡ってきましたが、水が美味しいところは野菜もお米も、何を食べても美味しいですしそれに伴って美味しいグルメな飲食店が多いのも当然のことかと思います。
地元の方々は旅人を本当に優しく温かく迎えてくれますし、おすすめの情報なんかも聞くのが楽しくて、初めての場所でも何だか常連になれたような気持ちになり、すぐに馴染むことが出来ました。東北生まれでなくても長くこちらに居着いて住んでいる友人がいるのもうなずけます。
寒いのが少し苦手な私にとってハードルは高いですが四季折々の景色が楽しめる東北の冬にまた旅してみたいなあと強く思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。