
フィジーの本島で、最も美しいと言われるナタンドラ(Natadola)ビーチに建つ、5つ星ラグジュアリーホテル、「インターコンチネンタル フィジー ゴルフ&スパ」(INTERCONTINENTAL FIJI GOLF RESORT&SPA)に宿泊してきました。
客室の様子、通常ルームからスイートルームへアップグレードされた経緯とその方法も合わせてお知らせしていきます。

フィジーの治安
実際に訪れてみた感覚では治安は良い方です。
外務省のHPを見てみると、首都圏(スバ市など)、西部地区のラウトカ市、空港のあるナンディ町の危険度はレベル1(十分注意してください。)とあります。
ただ、どの国を旅する場合も言えることですが、手荷物から目を離さない、夜、不用意に暗い場所に出歩かないなど、通常の注意を怠らなければ、問題ありません。
観光地には色々な人たちが出入りしています。
ラグジュアリーホテル内では、ほとんど心配はありませんが、街歩きする場合には日本の治安を基準に考えないよう気をつけましょう。
大半のフィジアンは観光客に対してとても親切です。
世界幸福度ランキングに何度も輝いたことがあるフィジーですから、地元の人たちは、サービス精神に富んでいて、笑顔にあふれた優しい国だと感じます。
常識の範囲内で行動して、楽しく安全に旅をしましょう。
フィジーの気候
フィジーは年間を通して平均気温が25度というとても過ごしやすい気候です。
12月から3月は雨季になります。
とはいえ、赤道に向かって一年中吹く貿易風の影響もあり、島の西側では極端な雨が降ることは少ないようです。
6月から9月は乾季で、晴れが多く爽やかなベストシーズンとなります。
リゾートおすすめの服装
朝夕は冷え込むことがありますし、場所によってはエアコンなどの風が気になることもありますので、軽く羽織れる長袖を持っていくと重宝します。
日焼け対策にもなります。
補足ですが、高級ホテルに宿泊する場合、男性なら襟付きのポロシャツ、女性なら薄手のワンピースを一枚持っていればレストランなどの食事に役立ちますし、気分も晴れやかになります。
ラグジュアリーホテルとはいえ、リゾートですのでレストランでも基本的にはラフな服装の人が多く、ビーチサンダルや半ズボンもOK。(ドレスコードのあるディナータイムやパーティーなどは除きます。)
このあたり、ご自分のセンスで着こなして、旅を楽しみましょう。
空港からホテルまでのアクセス
ホテルまではナンディ国際空港から海岸沿いを南に車で約1時間ほど走ります。
空港からの交通はタクシーの他、送迎としてホテル提携のハイヤー会社から申し込むことも出来ます。
おおよその料金表を参考までに載せておきます。
ホテル提携ハイヤー会社 往復送迎 | 3名まで | 4名まで | 5名以上 |
料金 | 460ドル | 498ドル | 623ドル |
※5名以上はハイエースなどVANでの送迎になります。
※料金は目安です。物価により変動の可能性もあります。
下記のウェブサイトから料金をチェックして申し込みが出来ます。
インターコンチネンタルフィジー ゴルフ&スパ トランスファー
格安で送迎予約
ただ、先ほどのホテル提携サイトでは予算的にオーバーでしたので、他のハイヤー会社を探してみることにしました。
実際に利用した会社はこちらです↓

ピークルさんは、オーナーが日本人なので料金表が明確に表示されています。
ウェブサイトの、「TRANSFER RATE SHEET 」から料金を調べることが出来ます。
明瞭会計なので安心して利用できます。
BOOKING/CONTACTのフォームから、名前や連絡先、送迎を必要とする日付と飛行機のナンバーなどを入力して申し込みます。
ほどなくメールで返事が来ました。
料金は往復190フィジードルとクレジット手数料の7.6フィジードルとのことで、合計197.6フィジードルで、無事にブッキング出来ました。(車1台あたり)
運転手さんは現地の方で、とても親切で安心でした。
地元のスーパーマーケット「4Squares Supermarket」

あらかじめ、地元のスーパーマケットで買い物をしたい旨を運転手さんに伝えました。
空港からホテルに到着する10分ほど手前に「4 Squares Supermarket」(フォースクエアマーケット)という地元のスーパーがあるのですが、そこで車を止めてもらいました。
ホテル内の水は高価なので飲料水を少し購入しておきたかったのです。
ホテルでの飲食は何かとお金が、かさみます。
こうして飲み物やちょっとしたお菓子を購入しておくのも良いかもしれません。
物価の話

スーパーでのお水の価格は、1.5リットルが1フィジードルから1.2フィジードルでした。
日本では貴重なブランドのお水、フィジーウオーターも格安で販売していました。
(空港では500ミリリットルが4フィジードルでした。)

結果的に、客室に無料のペットボトルがありましたので、購入しなくとも飲み水は十分でした。
ペットボトルはフィジーウォーターと、うがい用の物(500ミリリットル)、それぞれドリンクコーナーと洗面所に、2人分の計4本が毎日補充されていました。
ホテルの売店でのフィジーウォーターの価格は、500ミリリットル5.95ドルでしたのでブランドのお水は高いな〜と感じました。
※フィジードルは2024年2月現在、約70円

フィジーで買うおすすめのお土産についてはこちらで詳しくご紹介しています!
ホテルに到着
ホテルに到着すると、伝統衣装に身を包んだフィジアン達にお出迎えしてもらいました。
入り口から長い回廊が続きます。

ウェルカムドリンク
入り口から少し歩いていくとウェルカムドリンクのカウンターバーがあり、好きなカクテルやジュースを作ってもらえます。

フロントロビーと専用チェックインカウンター

ナタンドラビーチを見渡すバルコニーと、ゆったりくつろげる洒落たソファがあります。

チェックインがちょうど夕暮れ時でしたのでテラスが赤く染まってなんとも美しい景色です。

沈む夕日が真正面に見えます。
そよ風にあたって、爽やかで気持ちが良いです。
家族連れや、カップルが、思い思いに楽しみながらビーチを散歩しています。

マンゴージュースをいただきながらのチェックイン。
フロントロビーは吹き抜けの明るい日が差し込むテラスで、広々としています。

IHGアンバサダーの効力!スイートルームへアップグレード!
IHG One Rewards会員プログラムに入会している、またはインターコンチネンタルアンバサダーの場合、ンシェルジュ専用カウンターでのチェックインが可能です。
IHG One Rewards会員プログラムは無料で即時入会できますし、IHGグループで利用した額に応じてポイントを貯めることが出来ます。
さらに貯めたポイントや、宿泊数によりステイタスが得られて、色々な特典が受けられるサービスです。
プラチナステイタスを得ると、会員料金での予約や、レイトチェックアウト、お部屋のアップグレードなど数々の特典が受けられますので旅行好きの方にはとてもおすすめです。
こちらのウェブサイトからステイタスやキャンペーンをチェックしてみてください↓
IHG One Rewards(アイエッチジーワンリワーズ)
そして、IHGアンバサダーとは年会費200ドルを支払うとIHG One Rewards会員プログラムのプラチナステイタス相当の資格を得られる会員システムです。
これらの特典を使ってシドニーのスイートルームに宿泊した時の記事はこちらです。
IHGアンバサダーやプラチナステイタスのメリットを簡単に説明していますので是非ご覧ください。
日本語の流暢なコンシェルジュに対応していただきました。
(コロナの期間は日本人の観光客が減り、日本語を忘れてしまったとおっしゃってましたが、十分お上手でした。)
1キングプールビュー(63平米)で予約していたのですが、1ベッドスイートラグーンビュー(85平米)へ一気にアップグレードになりました。
プールビューの部屋ですとフロントから近いのですが、少し騒々しいかもしれない、ラグーンビューだと静かで落ち着いて過ごせるとのことで、ご案内いただきました。
最大3人まで宿泊OKの広いスイートルームです。
IHGアンバサダー会員はこういう時にものすごい威力を発揮します。
当日に入会してもアップグレード対象外となりますので、事前に入会しておくことをおすすめします。
↑IHGアンバサダー会員のステイタスをフルに活用してスイートルームに宿泊した詳しい記事になります。
ぜひご覧ください。
部屋のカテゴリー
- ガーデンビュー
- プールビュー
- ガーデンビューのプールアクセス
- プールビューのプールアクセス
- ラグーンビュー
- ビーチフロント
というように上から下へランクが上がっていきます。
その後、部屋の大きさ、ラウンジ利用権による様々なスイートがあり、
- 1ベットスイートガーデンビュー
- 1ベッドスイートラグーンビュー
- 1ベッドスイートビーチフロント
- 1ベッドスイートプール付き
- さらに部屋の広い2ベッドスィート(156平米)6名用など
のように上を見ればキリがありませんが、広くなっていきます。
スイートは外まわりの落ち着いたエリアに作ってあるようです。
ガーデンのスイートにはクラブルームアクセスの部屋があります。(眺望に海がなく、ラグーンビューより価格は安くなっています。)
客室への送迎
施設への移動は運転手にお願いすると、こちらのカートで送り届けてもらえます。

お部屋はこのとんがり帽子の建物の一角です。

階段を上がって、このヴィラタイプの部屋の2階から入ります。

客室レビュー
玄関の扉前のスペースは広く隣が離れていますので落ち着いて過ごすことが出来ます。

リビングルーム
部屋に入るとまずリビングの広さに圧倒されました。

突き当たりの広いバルコニーから、夕暮れ時の薄紫に染まった美しいラグーンが見えています。

広いソファやテーブルがあるので3人どころか、4、5人は、ゆとりで泊まれそうな気がします。

ホテルのカタログはペーパーフリーで、このバーコードから読むことが出来ます。

IHGアンバサダーの特典である、ウェルカムアメニティのフルーツがテーブルの上に準備されています。

ミニバー
カプセルのコーヒーマシーン、インスタントコーヒー、ドリップコーヒー、ミントティーに紅茶と、選択肢は幅広いです。


創業260年、オランダのJDEが作っているトップブランド「Douwe Egberts」(ダウエグバーツ)というブランドコーヒー。世界130カ国以上の4つ星、5つ星ホテルで愛飲されているそうです。
クセがなくて、それでいて深みがあってとても美味しいです。

湯沸かしポッドでいつでもお茶が淹れられます。

冷蔵庫に備えてある牛乳はフリードリンクでした。
カフェオレを淹れて飲んだらおいしかった。


バルコニー
広いバルコニーの展望風呂はまさに憧れ。

浅瀬の海がすぐ近くに見えています。
この辺りのヴィラに宿泊しているお客さんだけのプライベートビーチのようになっています。
人はほとんど歩いていませんでした。



晴れた日はこんなに海が青く良い景色です。


寝室
寝室も広いです。大きな壁掛けのテレビモニターもあります。


チェックインの際、夕食で外出の時間を知らせておくと、その間ターンダウン(軽いお掃除とベッドスプレッドやシーツを整えてくれる)してもらえます。

手元でライトを調整できます。

フィジーのコンセントはO型。八の字型になっているものです。
日本はA型で合いませんのでアダプターを持参する方が便利です。
このアダプターはフロントでも借りることが出来ます。



クローゼット
寝室の大きなクローゼット。柔らかいバスローブ、アイロンとアイロン台、傘、懐中電灯など。


セキュリティボックスとドライヤー。


底のしっかりした気持ち良いタオル地のスリッパ。

バス・シャワールームとアメニティ
高級ホテルは必ずシンクが2つ用意されていますね。

「ピュアフィジー」のハンドソープとローション。
ホテルの売店やスパで購入することも出来ます。自然の素材を使用していてとても良い香りがします。
空港でも販売していますので日本へのお土産に良いですね!!


日本ではとても貴重で高価なフィジーウォーター。
マウスウォッシュ、ハンドタオルが備えられています。

カミソリや歯ブラシのアメニティ。
綿棒やシャワーキャップコームなど。

ソーイングキットやエメリーボード(ネイル用)サニタリーバックなども備えられていて、アメニティを持ってくる必要はなさそうです。

トイレも広々としています。

バルコニーにバスタブがありますので屋内にはシャワールームのみとなります。
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープも備え付け。
洗濯物を干すためのロープもあります。


オーバーヘッドシャワーもあり。
タオルは余裕の4セット。


バルコニーで海風にあたりながらウエルカムフルーツをいただきます!

まとめ・感想
インターコンチネンタルフィジー ゴルフ&スパのスイートルームをレビューでした。
事前に無料で会員登録できる「IHG One Rewards」、もしくは年会費を支払ってIHGアンバサダーに入会しておけばアップグレードやレイトチェックアウトなどの優遇を受けることができるのでおすすめです。
家族連れなら、プールやフロントロビー、レストランに近いガーデンビューや、プールビューのお部屋がおすすめですし、静かにゆっくり過ごしたいカップルなら今回ご紹介したラグーンビューのように海に近い部屋が良いのではないでしょうか。
フィジーには10数年ぶりの訪問でしたが、地元の方の優しさとおもてなしの精神にふれて、いつかリピートしたいなあと考えていました。
南の島の中でも地元の人たちが陽気でサービス精神が旺盛なのが印象的です。
日本語の得意なスタッフもいますし、また言葉が通じなくても日本人にとって居心地の良いホテルだと思います。
何より、ホテルから見るナタンドラビーチの夕日は言葉にならない程の美しさです。
次回は敷地内の様子や豪華なレストランの食事内容を詳しくレビューしていきます。
最後までお読みいただいてありがとうございました。