シドニーへは今回、乗り継ぎ目的でした。
1泊のストップオーバーのため、こちらのホテルを利用しました。
夜に到着し、翌日は早朝にホテルを出発して次の目的地に向かうので、ホテルで過ごせる時間は、ほんの12時間ほどになります。
料金は安くないので悩んだ結果、時間を有効活用するため観光にも便利で、クラシックで美しいこのホテルに宿泊を決めました。
お部屋も景色もサービスも素晴らしかったので、詳しくレビューしていきますね。
インターコンチネンタルシドニー(Intercontinental Sydney)
大蔵省の官庁舎をもとに造られました。
開拓時代の石造りが残った歴史的な建築を利用した超ラグジュアリーホテルは、各界のセレブ御用達となっています。
ディナークルーズ船などが発着する繁華街のサーキュラーキー駅や、オペラハウスといった観光名所に徒歩圏内で、閑静な場所に建っています。
アクセス
シドニー空港からこの市街地までは、車で約17分、電車(エアポートリンク)では約20分とアクセスも良いです。
シドニー、ニューサウスウェールズ州 (SYD-キングスフォード スミス国際空港) より車で 18 分、または「Airport Link」(エアポートリンク)にて約20分、サーキュラーキー駅より徒歩4分
という抜群のロケーションです。
参考までに、私は空港からUberを利用しましたが、50AUDほどでした。
(Uberは時間帯と需要により料金が変動します。)
住所
117 MACQUARIE STREET SYDNEY 2000 NEW SOUTH WALES
TEL
02-9253-9000
IHG One Rewards(インターコンチネンタルグループ ワンリワーズ)
はじめに、お得な会員制度について。
ワンリワーズとは、登録無料でIHGグループの宿泊実績に応じてステータスが付与され、特典が受けられる会員サービスです。
宿泊前に会員になっておかれると、IHGグループで利用した料金のポイントを貯めることができます。
無料ですし、入会したばかりでも、以下の特典が利用できますので、とってもお得です!
IHG One Rewards 特典(無料クラブ会員)
・会員料金
・午後2時までのレイトチェックアウト(空室状況による)
・貯めたポイントによる無料宿泊特典
・キャンペーン中などのボーナスポイント
IHG(インターコンチネンタル)アンバサダー会員
さらに、年会費200ドルまたは40,000ポイントを支払ってIHGのアンバサダー会員になると、インターコンチネンタルで数々の特典を受けることができます。
※なおANAクラウンプラザなどIHGグループのホテル利用の場合は、プラチナエリートステイタス相当のサービスが受けられるシステムです。
インターコンチネンタルアンバサダー 特典
・午後4時までのレイトチェックアウト保証(当日の客室予約状況により、出来ない場合は滞在中のクレジット、またはポイントバックされます。)
・客室アップグレード保証(当日の客室予約状況により、出来ない場合は滞在中のクレジット、またはポイントバックされます。)
・ウィークエンド無料宿泊特典
・無料ドリンク券またはポイントバック
・滞在のたびに1回あたり20ドル相当までのレストラン&バー クレジット
・ミネラルウォーター無料サービス
これらの特典が受けられて超お得です。
ウィークエンド無料宿泊特典といい、年間1泊すればもうモトが取れるとも言っても過言ではありません。
私たちも、短いながらも充実した時間を過ごすことができました。
旅好き、インターコンチ好きならぜひ、このアンバサダー会員になっておくことをおすすめします!
なぜなら、宿泊数を稼ぐために修行をしなくてもこのIHGアンバサダーは、年会費を支払うのみで上位会員の資格が得られるからです。
この特典をふんだんに使ってインターコンチネンタル東京ベイに宿泊した記事はこちらです。
外観と雰囲気
もと大蔵省の建物ということで、装飾の繊細さと美しさが一際目立っています。
繁華街に近くとても便利なのですが、かといって騒がしい街の雰囲気ではなく落ち着いた閑静な場所にあります。
クラシックな建物の後ろ側に近代的なビルが増築されています。
インターコンチネンタルの看板はこの街並みに、モダンな感じがしますね。
このホテルは32階建てになります。
ホテルの内観
建物に入ってまず目に入るのが、このホテルのシンボルである、バー トレジャリー「The Treasury」とロビーの素晴らしい建築美です。
170年前の砂石で作られた明るいアルコーブと土レンガ造りのアーチ道。
自然光が降り注いでいて、時間とともにその色が移り変わっていきます。
クラシックルームからスイートへアップグレード成功
その奥にあるフロントカウンターで、明るくにこやかなフロントスタッフにチェックインをお願いしました。
IHGアンバサダーのため、アップグレードでアサインされたお部屋は25階。
「あなたたちはアンバサダーだから、お部屋はアップグレードしておいたよ!
シドニーは初めて?どうぞゆっくりしていってね!」
とてもカジュアルに聞こえるオージーの英語。
予約したお部屋は1番安いワンキングクラシック(1番下のクラスでハイフロアではない部屋)でした。
お部屋はカテゴリーを何個かジャンプアップして、スイートオペラハウスビューとなりました。
スタッフは私たちが日本人と知ってなのか、手厚いおもてなしでした。
「このホテルに滞在できるのはたったの12時間で、明日は5時には起きて空港に向かわなければいけないのだけどな」、と思いながらも、
「ありがとう、まだ泊まってないけどまた来るね!」と心の中で呟きました。
部屋(1キング1ベッドルームスイートオペラハウスビュー)
窓からの景色は、シティビューやイーストハーバービュー、ハーバーブリッジビューなどがありますが、角部屋を2部屋使ったオペラハウスビューのスィートルームになります。
この上のカテゴリーは、クラブラウンジアクセスのお部屋になります。
お部屋のドアまでのエントランスが長い!!
エントランス
ドアを開けるとさらに回廊が続きます。
リビング
エントランスの広さにもびっくりしましたが、リビングも広い!
オフホワイトと濃紺の落ち着いた色調の、ラグジュアリーな空間が広がっています。
絨毯の厚みを感じながらゆっくりと進みます。
50インチ程の大きな壁掛けテレビ。
壁掛けテレビの大画面と大きなソファ。
二つの壁にまたがった大きなガラス窓。
マーブル色のテーブルの上にはおしゃれな洋書と3Dの木製パズルがあります。
このパズルは新品で有料です。
観葉植物はユーカリでしょうか。
丸くて可愛いらしい葉っぱです。
オーストラリアに来ているのだなあという実感が湧きます。
4人がけのテーブルと広々したスペースは、家族でもグループでもくつろげそうです。
窓からの景色はオペラハウスとハーバービュー
星を散りばめた銀河系のように美しい窓からの景色です。
ライトアップされた真っ白なオペラハウスの屋根が正面に映えています。
なんて綺麗なんだ。
ビジネスで成功するときっとこんなお部屋に住んでバスローブでブランデーグラスをクルクルとやるんだろう(笑)。
ミニバー
白い大理石のおしゃれなカウンターにドリンク類が並べてあります。
カプセルで淹れるコーヒーメーカーと湯沸かしポットは、シンプルで乳白色の大理石にしっくりときます。
ナチュラル素材のみで作られたフランスの老舗紅茶ブランド、LA MAISON DU THE(ラ・メゾン・デュ・テ)。
パッケージの色使いがカラフルで可愛いく、何より美味しいです。
ネスプレッソのコーヒーカプセルがあります。
ブラッディマリーのカクテルドリンク、コーヒーリキュール、ロゼのヴェルモットなど、リキュールのミニボトルが並んでいます。
夜景を見ながら、このシャンパングラスでお酒を飲むのは最高ですね。
お酒に強く無いのと長旅の疲れで、結局この日はすぐに眠ってしまったのですが(汗)。
チップスの他、ナッツやドライフルーツ、チョコレートの瓶が並んでいますが、これらは全て10AUD(オーストラリアドル)以上の有料ドリンクとなります。
赤または白ワインのボトルは65AUD。
MUMM(マム)のシャンパンは85AUDです。
アンバサダー会員のレストラン・バークレジット20ドル分が付与されましたので、利用してこのシュガーアーモンドを購入しました。
めちゃくちゃ美味しかったです。
ティーカップはRebecca Vallance(レベッカ・ヴァランス)の物。
2011年に立ち上げられたオーストラリア発の高級ファッションブランドです。
ソフトドリンクやマムのシャンパン、ハイネケンなど有料の飲み物が並んでいます。
お落ち着いたベッドルーム
広いリビングの奥には、さらに広々としたベッドルームがあります。
キングベッドです。
広いクローゼット
ベッドルームのクローゼットはたっぷり収納が出来ます。
大きめのアイロン台とおろしたてのようなフカフカのバスローブ。
バゲージラックとハンガーも沢山あり、スーツケースも余裕をもって収納できます。
引き出しを開けると、ランドリーバックと重厚なセキュリティボックスが出てきます。
暗証番号がわからなければ、とても開けられませんね。
通常のランドリーサービスはブラウスで16.5ASD、ドライクリーニングならシャツ、ブラウスが18.95ASDから。
さらに下の引き出しにはスリッパが入っています。
ソールは厚めにできており、履き心地も柔らかいです。
便利な大きめの鏡もあります。
ベッドサイドの電源
サイドテーブルにはテレビリモコンの他、Bluetoothの音楽スピーカーやUSB充電器、などが配備されているマルチメディアの目覚まし時計があります。
ヘッドボードの電源スイッチで、カーテンの開閉と部屋の明かりを調節できます。
コンセントは、オーストラリアではOタイプが使われています。
八の字のようなプラグです。
USBで充電もできますが、変換プラグを持参しておくと便利です。
日本で使われているAタイプのプラグは使用できませんのでご注意ください。
大画面(50インチはあるかな?)のテレビモニターは寝室にもありました。
その隣に大きめのBluetoothスピーカーは、シックでインテリアに溶け込んでいます。
大理石のバスルーム
白の大理石で造られた上品なバスルーム。
アメニティ
アメニティはBYREDO(バイレード)。
2006年にストックホルムで設立されたヨーロッパのラグジュアリーブランドです。
ハンドウォッシュとボディローションはとっても大人な香りがします。
マウスウォッシュのミニボトルも備えてあります。
ハンドタオルと、うがい用カップ。
海外のホテルは高級なところでもアメニティをたくさん置いていないところが多い中、歯ブラシにコーム、カミソリにシャワーキャップ、ソーイングセットまで揃っていて、不自由ありません。
ヴィダルサスーンのドライヤー。
タオルも予備が沢山置いてあります。
朝晩お風呂に入っても大丈夫。
体重計もあります。
バス・シャワー
大きめのバスタブ。
お湯が溜まるのもかなり早いです。
全インターコンチネンタルホテルで、お馴染みのバスソルト。
お肌がツルピカになりますよ。
ハンドタオルも不足なく準備されています。
ガラスの壁を隔てたシャワーが海外を感じさせます。
ハンディシャワーとオーバーヘッドのシャワーの両方が備え付けられています。
シャワールームには、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーがボトルで備え付け。
第2のトイレ
実はエントランスホールの突き当たりにバスルームとは別にゆとりのあるトイレがあります。
家族で宿泊していても朝の順番待ちは大丈夫そうです。
トイレットペーパーの扱いのきめ細やかさに感動。
バー トレジャリー「The Treasury Bar」
アンバサダー特典の、無料ドリンク券を使って1階の「The Treasury」に行きました。
その前に、街へ買い物に行きたかったので、バーへ行って、
「買い物のあとに飲みに来たいのだけど、何時までやってる?」と聞いてみると、
「特に決まってないから大丈夫だよ。」と言われて、驚きました。
その後買い物を済ませてお店に入ったのですが、スタッフはとても親切に迎えてくれました。
お客さんもまだ何人かありましたが、特に営業時間の終了時刻を表示しておらず、これもおもてなしの精神なのでしょう。
美しいマーブルでラウンド型のカウンターや幾何学もようのタイルなど、どこを撮っても美しく、絵になりまくりです。
すぐそばの王立植物園をイメージし、地元産の植物由来のカクテルやお料理が楽しめます。
マンゴージュースを頼んだら、可愛いナッツのおつまみがついてきました。
なるほど、とってもボタニカルで癒しの雰囲気です。
エクスプレスチェックアウト、そして旅立ちへ
翌日のチェックアウトは、早朝でした。
チェックイン時に、エクスプレスチェックアウトができるとのことで、事前に手続きを済ませていました。
チェックアウト時フロントに行かずに、カードキーを専用のボックスにドロップするだけでスムーズに出発できます。
部屋の窓から見た朝焼けの景色。
この後の目的地であるフィジーに向かう飛行機に乗るために、夜明けの頃、部屋を後にしました。
まとめ・感想
ロケーションは抜群、雰囲気はクラシカルで高級感があふれ、スタッフのおもてなしも最高、全ての面において素晴らしいホテルでした。
そしてこの歴史的な建物は一見の価値があります。
屋上にルーフトップバーもありますが、時間的に難しかったので次回はぜひゆっくりと訪れてみたいと思います。
シドニーに訪れたのは10年以上前でしたが、この街の良さを再確認できました。
複数カテゴリーを超えてのアップグレード、ホテルスタッフのはからいも重ねて感謝です。
絶対また来たい!と思える素敵な場所でした。
そして、IHGワンリワーズに、無料で会員登録するとポイントも貯まりますし、受けられるサービスが、かなり違ってきますのでおすすめです。
さらに、IHG系列のホテルを良く利用する場合は、アンバサダー会員になって宿泊するのがベストで旅を楽しむコツだと思います。
次の訪問地での宿泊もこの会員制度を利用してお得にアップグレードできました。
こちらの記事も良ければご覧ください↓
最後までお読み頂いてありがとうございました。