ANAビジネスクラス国際線【羽田→シドニー】787-9搭乗記

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ANAボーイング787-9のビジネスクラスの座席

羽田空港からオーストラリアのシドニー国際空港までANAのビジネスクラスを利用してきました。

機内食やサービスも満点で、乗り心地よく快適な空の旅でしたので詳しくレポートしていきます!

チケット取得方法や料金は?

今回の最終目的地はフィジーでしたが、シドニーを経由して特典航空券を入手しました。

シドニーまでの直行便よりもマイルが少なく済みましたので、参考までにその経緯もご紹介します。

特典航空券に興味ないわ、という方は目次をクリックして搭乗記に直接お進みください!

【参考】ユナイテッド航空の特典航空券は超おトク

ANAと同じ航空連合、スターアライアンスに属するユナイテッド航空のマイルを利用してのANA便予約でした。

ユナイテッド航空マイル(マイレージプラス)の利点は、無期限なところと、サーチャージが無料であることです。

特典航空券を利用したお得なANAの国内線予約方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

よろしければご覧ください。

羽田←→シドニー←→フィジーへの必要マイル数(ユナイテッド航空)

ユナイテッド 航空特典航空券
必要マイル
ビジネスクラス(片道)エコノミークラス(片道)
羽田←→シドニー55,000マイル30,000マイル
羽田←→シドニー←→フィジー41,000マイル15,000マイル

なんとシドニーまでの直行よりも、経由してフィジーまで行く方がマイル数が安く済むという逆転現象が起きています!

※2024年2月現在はユナイテッド航空の必要マイル数が下記に改定されています。

ユナイテッド 航空特典航空券
必要マイル
ビジネスクラス(片道)エコノミークラス(片道)
羽田←→シドニー55,000マイル33,000マイル
羽田←→シドニー←→フィジー38,500マイル21,900マイル

現在は価格是正があり、エコノミークラスの必要マイルは値上がりしてしまいました。

逆にフィジーへのビジネスクラスは値下がりして、お得になっていますね!!

なおこの他、空港諸税はかかります。

ユナイテッド航空の特典航空券は予約日によって必要マイルが変わりますので、早めの予約がおすすめです。

今後のご旅行の参考になれば幸いです。

駐機場にとまっているANAの主力機ボーイング787−9

搭乗へ!機体はボーイング787-9

この機体、ボーイング787-9は、現在ANAの主力とも言えます。

利用したのは羽田空港より出発の朝便です。

フライト時間は約9時間45分です。

シドニーは東京よりも2時間進んでいますので現地には、夜間着となります。

シドニー行きのNH889のインフォメーションが表示されているモニター

ビジネスクラス 座席

座席の配列はスタッガード。

スタッガードとはジグザグの意味です。

座席シートが互い違いに配列されていて、どの席からでも直接通路に出ることができる便利な配置です。

anaの羽田からシドニー行きボーイング787−9のビジネスクラス座席

座席のおすすめはどこ?

窓際の1人席は落ち着いてリラックスできる独立した空間ですので1人旅におすすめです。

カップルやファミリーの場合は、パーテーションを1枚隔てた、隣との距離が近い中央の並び座席が良いでしょう。

座席はあまり後方だと食事のサービスが遅くなったり、メニューが売り切れてしまうこともあります。

(事前予約サービスを利用することも出来ます。)

早めに食事をとって睡眠を優先したい場合などは、なるべく前の座席をおさえるのがおすすめです。

ビジネスクラスシートの窓際席

マットレス

敷き布団は厚みもバッチリ。

軽くてクッション性のある毛布もあります。

ビジネスクラスシートに備え付けてあるベッドマットと毛布

フルフラットシート

シートを全て倒すと身体がまっすぐになるフルフラットのベッドになります。

ゆっくり足を伸ばして軽く柔らかい毛布でぐっすりと休む事ができます。

映画を見ながら、しばらくウトウトとしました。

座席の広さ

シートピッチ(座席の背もたれから後ろの座席の背もたれの間隔)は59インチ(149.86cm)、シート幅は21.5インチ(54.61cm)です。

枕と毛布とマットを敷いて、座席をフルフラットにした状態。

電源

ユニバーサルタイプのPC電源、USBポート、イヤホンジャック、リモコン、LEDの読書灯はコンパクトにまとまっていて、使い易いです。

モニターの壁付リモコンと読書灯とUSBポート、コンセント、イヤホンジャック

座席リクライニングの調整ボタンは自動です。

座席の背もたれを調節する自動ボタン

広々としたサイドテーブル。

さらにスライド式の大型テーブルが格納してあり、食事の際はセッティングしてテーブルクロスを敷いてもらえます。

大型のサイドテーブル

スクリーン

18インチタッチパネル式の大型液晶ワイドスクリーン。

ゆったりと映画も楽しむことができます。

ビジネスクラス座席の大型モニター

物入れ・スペース

足元は広くスペースは十分。

オットマン下にはバゲージの収納スペースもあります。

広々とした座席の足元

アメニティ

アメニティも充実しています。

リラックス用のスリッパ。

アメニティの入っているオリジナルポーチは英国製ブランドの「グローブトロッター」(GLOBE TROTTER)です。

スーツケースを持っている人を旅先で見かけますが、とっても可愛いですね。

使い捨てスリッパとヘッドフォン、アメニティの入ったオリジナルポーチ

ポーチの中には歯ブラシセットとアイマスク、イヤープラグ。

その他にはフェイスミストとリップクリームが入っています。

グローブトロッター製のポーチの中にイヤープラグや、アイマスク、歯ブラシセットが入っている

ヘッドフォン

ソニーのノイズキャンセラ付き。

耳をソフトに包んで疲れにくく、軽いです。

ANAの飛行機の機内に備えられているソニー製のヘッドフォン

機内パジャマ(貸出)

リラックスウェアとして、長袖のニットはお借り出来ます。

(ファーストクラスですと持ち帰れるようです。)

数に限りがあるので着席したら早めにCAさんへお願いしておくのがおすすめです。

新しいものを用意してくれました。

このカーディガン、シンプルで合わせやすく、着心地はゆったりして軽いので日常使いしたいくらい!!

ANAのリラックスウェアのオリジナルカーディガン

化粧室

便座にはウォシュレットがついていて、便座シートもありますので、清潔です。

ウォシュレット付きトイレ

リフレッシュするためのボディシートと歯ブラシ、紙コップとマウスウォッシュも備えてあります。

歯ブラシやウェットおしぼりなど、トイレの中に備えてあるアメニティ

機内食(ディナータイム)

乗り込んでしばらく落ち着くとCAさんがご挨拶に来てくれました。

その後ウェルカムドリンクのシャンパンがきました。

ウェルカムドリンクを飲み終わり、飛行機が飛び立つと、さっそくディナータイムです。

テーブルの上にのったウェルカムシャンパン

飲み物

シャンパーニュは「カステルノー・キュヴェ・ブリュット・レゼルヴ」をオーダー。

フローラルな香りにビスケットやナッツのフレーバーもある爽やかなシャンパンです。

参考までに他のビバレッジメニューを載せておきます。

焼酎、日本酒、ワイン、ウィスキー、ソフトドリンクと幅広く取り揃えがあります。

アミューズ

このアミューズは和洋食どちらを選んでも同じです。

ANAオリジナルスティックはハーブとゴマ風味のパイ。

ゆず大根と鶏肉の甘酢漬けが添えられています。

シャンパンのお供にぴったりです。

アミューズのクラッカーとおつまみとシャンパン

和食(ディナー)メニュー

今回はせっかくの日本発ANA便を利用なので和食を選択しました。

銀座「奧田」の奥田透氏がプロデュースしています。

先付けの小鉢と刺身盛りです。

刺身の盛り合わせやホタルイカの前菜などビジネスクラスの和食の先付が並んでいる

牛肉の冷しゃぶに、ポン酢のジュレをからめた紅芯大根とカイワレ、赤ジソの芽がいろどり良く盛り付けられています。

ポン酢のジュレを絡めた牛肉の冷しゃぶが小鉢に盛られている

ウドやワケギの山菜おひたしの上に、新鮮なホタルイカと木の芽味噌あえに、山椒の若葉が香っています。

ホタルイカと山菜の木の芽あえ

引き締まったマグロ赤身、鯛、あおりイカのお造り。

すだちが爽やかに添えられています。

わさびとスダチが添えられたマグロと鯛とイカのお造り

メインは鰆の煮付けです。

ご飯、豆腐とわかめの味噌汁、香の物。

お米はコシヒカリです。

トレーにのった魚の煮付けとご飯と味噌汁

有馬山椒と熊本県産の赤酒とたまり醤油をつかってあるそうで、ふっくらと仕上がっています。

赤酒とは、古くから熊本県に伝わる赤褐色のお酒で、みりんに似ています。

付け合わせはフキとタケノコ。

ふきと筍と鰆の煮付け

洋食(ディナー)メニュー

洋食を選んだ場合の前菜はカニのサラダとマグロの生ハムハーブソース。

メインディッシュは牛肉の煮込み、赤ワインソース。

甘鯛のポワレとグリーンパスタと生姜の香るクリーミーソース。

パン用のオリーブオイルとバターも用意されています。

バゲットは少し柔らかめのソフトカンパーニュ。

牛肉の煮込み、赤ワインソース

デザート・食後のドリンク

デザートは、和洋共通でした。

デザートにピスタチオを添えたベリーのムース。

チーズ3種類(フレッシュ、セミハード、ブルー)とレーズンパン、ドライフルーツ。

フルーツの盛り合わせ。

チョコレートは、「お好きなだけどうぞ。」と箱ごと持ってきていただき、恐縮でした。

チョコレートとデザート、フルーツとチーズが並んでいる

スリランカで最も歴史のあるジョージ・スチュアートの紅茶。

ANAラウンジでもお馴染みです。

ダージリン、アールグレイ、セイロンの3種類から選べます。

3種類の紅茶セットされた箱

クランベリーのムースとフルーツ盛り合わせ。

間食

1度目の食事が終わった後は好きな時間に間食をオーダー出来ます。

茅乃舎の野菜スープもありましたが、コーンスープを注文。

ボウルに入ったコーンスープ

一風堂のベジタリアンメニュー、とんこつ風ラーメンは植物性の原材料から作ってあります。

幅広いお客の嗜好に対応していると思います。

小腹がすいた時にピッタリですね。

海苔と辛味噌つき。

程よくあっさりと食べられて、体も温まります。

野菜で作られた豚骨風ラーメン

起きて映画の続きを観ていたら、ハーゲンダッツのアイスクリームとさくさくのミルクチョコクッキーをいただきました。

溶け具合が絶妙で美味しかったです。

ハーゲンダッツのバニラアイスとミルクチョコレートのクッキー

機内食(軽食)

あっという間に時は過ぎ、到着2時間前となりました。

軽食のサービスが始まります。

ドリンクメニューには希少なウィスキー「響」も

ジャパニーズウィスキーは世界的にも人気で、今や希少なお酒。

朝からついつい、「響」をいただいてしまいました。

ウィスキーの響のボトルとグラス

軽食(和食)メニュー

和食を選んだ場合の朝食です。

あっさりと朝から食べやすいメニューになっています。

メイン、山菜の小鉢、味噌汁と漬物と和食がのせられたトレイ

深海魚メヌケの桜葉蒸し。

メヌケは、カサゴ類の高級赤魚で、さっぱりとした味わい。

たわらご飯はふっくらと炊かれたコシヒカリです。

山菜と湯葉のおひたし。

山菜と湯葉のおひたし

おあげの味噌汁。

お揚げの味噌汁

軽食(洋食)メニュー

洋食を選択した場合の魚介トマトリゾットです。

たっぷりと入った魚介の出汁がきいています。

魚介のトマトリゾットとパンとフルーツ

季節を感じさせる桜ブレッドとロールパン。

機内食のパンは硬いものが多いですが、とてもソフトです。

フルーツの盛り合わせ。

窓側席から見える美しい景色

落ち着いたプライベート空間でくつろぎながらの景色。

夕焼けが綺麗です!

窓側席の窓から見た夕焼け

あちこち撮影していたので飛行機好きに思えたのでしょうか。

CAさんに記念のハガキとボールペンをいただきました。

大切に使います!!

ANAの飛行機と富士山の絵葉書とボールペン

雲海に沈む夕陽。

窓から見た雲海と沈む夕陽

まとめ・感想

海外の旅はフライトが長くなりますので、できるだけ快適に過ごしたいですね。

ビジネスクラス座席のフルフラットシートは、長旅を感じさせず、目的地に着いた当日からのスケジュールも軽くこなせます。

飛行機内のビジネスクラス席全体

座席には収納スペースが沢山あり、電源も使いやすいです。

ANA便の羽田空港発ということで、食事、特に和食は洗練された本格的なものでした。

また、飛行機の上では味覚が薄く感じられるため、あえて濃い味付けにされているとのこと。

細やかな心遣いも素晴らしかったです。

航空会社選びの参考にしていただければ嬉しいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

こちら↓シドニーに到着してからのホテル宿泊記事もぜひ見てください!

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