4月に入り、季節早めに咲いた東京のソメイヨシノも葉桜に近づきました。
ですが、まだまだお花見気分を楽しめるところがあります!
3月31日〜4月23日開催中の「NAKED 桜の新宿御苑2023」です。
19時から21時の夜間に、プロジェクションマッピングとライトアップで園内が彩られます。
無料でいくらでも桜が観られる場所があるのに、有料とはいかがなものか?
映画を一本観るほうが良いんじゃない?
桜は咲いているの?
混雑具合はどうなの?
という疑問を検証すべく行ってきました。
結論は・・・。
お値段以上の大満足でした!
「NAKED 桜の新宿御苑2023」とは
新宿御苑の夜桜をライトアップと音楽で演出しています。
約70種類もの桜が、開花時期によってベストな場所で、華やかにライトアップされ、プロジェクションマッピングされますのでお花が無く寂しい、ということもありません。
近未来的な体験型のイベントも準備されています。
開催時間
19:00〜21:00(閉門22:00)
提灯の貸し出しがある
入口付近ではカラフルな提灯が貸し出されます。
新宿御苑に咲く桜をもとにした5種の柄と色が浮き出ます。
数量限定なので1組につき1個の制限数は守りましょ。
桜のデジタルアート「SAKURA DANDELION」
アーティスト 村松亮太郎氏の作品。
タンポポの前にスマートフォンをかざすと、舞い上がった桜の蕾がデジタルの花を咲かせます。
手のひらのプロジェクションマッピング
「AKEDつくばい®」では手指洗浄剤といっしょに、手のひらに桜の花が映し出されます。
公園の中ほどにあるキッチンカーとカフェ内で体験できます。
スマートフォンをつかって「MY桜占い」
公式ウェブサイトから、「あなたの桜」を診断してもらえます。
園内に咲いている場所や特徴も学べます。
トヨタの小型モビリティに試乗して散策!
「C⁺walk シリーズ」というセグウェイのような乗り物に乗って通過すると地面が桜色に変わっていくアクティビティです。
人気のため整理券が配られていて早い内に受付は締め切られていました。
体験希望の方は先に受付されておくことをおすすめします。
入園料とチケット購入方法
前回の記事では都内おすすめの桜スポットをご紹介したのですが、新宿御苑は入園が有料ですのでそのリストには入れていませんでした。
「NAKED 桜の新宿御苑2023」チケット料金
桜の新宿御苑2023 チケット | 区分 | 一般 | 学生(高校生以上) | 小人(中学生以下) | 65歳以上 |
月〜木 | 前売り | 1,600円 | 1,400円 | 1,000円 | 1,400円 |
当日 | 1,800円 | 1,600円 | 1,200円 | 1,600円 | |
金・土・日・祝 | 前売 | 1,800円 | 1,600円 | 1,200円 | 1,600円 |
当日 | 2,200円 | 2,000円 | 1,600円 | 2,000円 |
初日からかなり混み合っていたようで前売り券を購入していたにも関わらず、入れない人が続出だったそう・・・。
当日チケットは売り出されていないようでした。
チケットの購入方法
ツイッターによるとデジタルチケットの場合、当日の入場前にスマホの電波状況が悪く表示しづらいとのことでした。
事前に紙チケットを発券していきました。
当日券販売除外日などについてはホームページを参照してください。
以下のチケット購入方法があります。
コンビニ発券
スマホ発券
通常入園料
イベントでない、昼の入園料金は以下のとおりです。
現金のみの受付となります。
一般 | 65歳以上 | 学生 (高校生以上) | 中学生以下 | |
入園料 | 500円 | 250円 | 250円 | 無料 |
新宿御苑の歴史
もとは江戸時代に徳川家康の家臣である内藤清成が賜った大名屋敷でした。
フランスの造園家のデザインによる、明治時代を代表する西洋庭園で、日本庭園の風合いも組み合わされた風景式庭園の名作です。
明治39年に皇室庭園となり、国際外交の拠点でしたが、昭和24年に国民公園となりました。
入園はまず大木戸門から
初日は大パニックだったようですが、さすがに皆さん、落ち着いて列に並んでいました。
開場は19時より。
初日は混雑のため、19時半に入場が締め切られてしまったようなので18時過ぎには大木戸門前に到着しました。
大木戸門を通り抜け、行列にならんで新宿門まで歩いていきます。
そこにはすでに200メートルほどの行列ができていました。
新宿御苑駅の方角へ戻るかたちになります。
新宿門より、いざ入場へ
40分ほど並んだのち、かなりスムーズに入ることができました。
いよいよ新宿門の門を通り抜ける時はディズニーランドのようなワクワク感でした。
入口付近にはまばらに桜が咲いていました。
今年は桜の開花が早かったので、この時期ほとんど散ってしまっているのではないか?という不安がよぎります。
まあ、桜が無くてもプロジェクションマッピングだけ楽しんで帰るとしましょう。
新宿門から入場すると、貸出用の提灯が並んでいますので、好きなものを1組につき1個選びます。
夜桜ライトアップエリア
新宿門から色とりどりのチューリップが咲いている三角花壇までゆっくりと歩いていきます。
昼、夜ともにお酒の持ち込みは禁止されているので治安がとても良くなって家族連れが安心して遊べるそうです。(笑)
写真は、夜間モードではありますが、色はほとんど補正してありませんので、雰囲気そのままをお伝えできているのではないかと思います。
海外からの観光客も声をあげて喜んでいました。
西南方面に向かって歩いていきます。
ポツポツと満開の山桜がありますが、その下には人が集まっていて写真を撮るのもひと苦労です。
とはいえ、提灯というアイディアは素晴らしいな。
光が灯って、人も景色の一部になって美しい。
夜は光が少ないので桜の写真の写りはやはり、イマイチでむずかしいです。
一眼レフの方が羨ましい。
代々木タワーと桜のコラボレーションが綺麗です。
桜のプロジェクションマッピング〜SAKURA DANDELION〜
さらに真っすぐ進んでいくとお目当てのプロジェクションマッピングがあります。
タンポポのアートオブジェです。
現地のQRコードを登録して端末にスマホをかざすと光の桜が一斉に開いて浮き出るしくみです。
「DANDELION PROJECT」は、「あらゆる垣根を越えて繋がる平和でいっぱいの世界」がコンセプト。
デジタルのタンポポを世界中に植樹して綿毛を飛ばして祈りをささげ、平和の花を咲かせるプロジェクトだそうです。
新宿御苑では桜の特別ヴァージョン。
大人気で行列ができていたのであきらめました。
あたりの桜は満開のものが多く、次々と色が変化するイルミネーションは、幻想的でした。
素晴らしい映像が撮れましたので、ぜひ動画をチェックしてみてください。
野菜メニュー(ヴィーガン)のキッチンカー
公園の中ほどにはカフェ「NATIONAL PARKS CAFE Under the Tree」とキッチンカーがあります。
ここでは人気のレストラン「TREE by NAKED」監修であるヴィーガンの野菜メニューが提供されています。
ヴィーガンとは動物系食品をつかわない食物のみ口にする完全菜食主義者のことです。
メニューは軽食のアメリカンドックや、ナゲット、パウンドケーキなど。
さくらティーソーダや、いちごミルクなどの可愛らしいドリンクもあります。
また、こちらの容器やストローはバイオプラスチックや、木、紙といった環境に優しいものになります。
花みくじ(500円税込)や、桜レジャーシート(700円税込)も販売されています。
東京都内でおすすめのお花見ポイントをまとめました!こちらもご覧ください。
服装について
東京の4月初旬の気温はお天気の良い日で20℃ほどですが夜は10℃近くまで下がります。
脱ぎ着できる暖かい服装でお出かけください。
当日の天気予報をチェックして傘やカッパもお忘れなく。
新宿御苑内は広くてたくさん歩きますので歩きやすい靴やスニーカーでどうぞ。
19時から閉門が22時とお散歩の時間はたっぷりと3時間あります。
園内でお弁当を食べるのもよし。
ベンチもありますし、日中と同じようにシートを持ってきて、夜桜を楽しんでいる方々もありました。
まとめ
あっという間に時間が過ぎ、3時間も経っていると思えないほど夢中になりました。
ということで、入園料は充分にモトを取れるほど楽しめるでしょう。
入場の際は行列になりましたが、園内が広いので、入ってみると、それほど混雑は感じませんでした。
ただ、満開の桜が少なくなっているので良い場所で撮影するのは少し大変です。
21時を過ぎると人も少なくなってきます。
また、前売り券は日にち指定ができません。
入場制限がかかる場合もありますので早めの到着が得策です。
今しかないこの豪華な桜を観にぜひお出かけください。
やはり土日は避けて、平日がおすすめです。
この素敵なイベントがぜひまた来年も開催されることを願います。