Moxy(モクシー)パリ・シャルル・ド・ゴール空港
今回フランス・パリの旅は成田までの帰国便が早朝発でしたので前日に市街を出て空港ターミナル隣接のホテルに前泊することにしました。空港の第2ターミナルにアクセスが便利、さらに嬉しいリーズナブルな価格で泊まれるスタイリッシュでモダンなホテル「Moxy(モクシー)パリシャルル・ド・ゴール空港」を選びました。
5月初めのこの時期、ホテル価格は高騰していましたがこの近辺のホテルでは比較的安い方だと言えます。
帰国までに訪れたパリ関連の記事はこちらです。
パリのおすすめお得な朝食5選・老舗ホテルから気軽なカフェまで
出発前日にパリで必要な買物を済ませて、その夜にロワシーバスでシャルル・ド・ゴール空港へと向かいました。
夜8時を過ぎていますが辺りはまだうっすらと明るいです。
目次
お好きなところから読み進めて下さい。
MOXY(モクシー)ホテルとは
マリオットインターナショナルが立ち上げたブランドで2014年にミラノのオープンからスタートしました。海外では繁華街の中心近くに多く建てられているシティホテルで、日本にはまだ数が少ないですが、2017年にモクシー大阪本町byマリオットとモクシー東京錦糸町がオープンしています。
ターミナル2のホテルについて
パリからの帰国便で利用したスイスインターナショナルエアラインはシャルル・ド・ゴール空港のターミナル2より発着します。スイスエアラインはANAと同じ、スターアライアンス(航空会社の提携グループの一つで世界最大手)加盟の航空会社です。
スターアライアンスの航空会社は従来ターミナル1を中心に就航していたのですが(エアカナダのみはターミナル2発着で、空港ラウンジのメイプルリーフラウンジは元々ターミナル2にあります。)コロナ渦によりターミナル1は全面閉鎖されていたので(2022年5月現在)ターミナル2からの発着に変更となっています。
そのターミナル2に隣接したホテルは、「ホリディインエクスプレスパリCDG空港」「ホテルメルキュールパリCDG空港」、本日宿泊する「モクシーパリCDG空港」、その他「コートヤード・マリオットパリCDG」、「インサイド・バイ・メリア・パリCDGエアポート」があります。
ターミナル2の館内に位置していて利便性の高い「シェラトン・パリ・エアポートホテル&コンファレンスセンター・マリオット」があるのですが金額的には少し高めでした。
ホテル予約の流れ
EttyyはIHGアンバサダー会員(インターコンチネンタルホテルズグループ)ですのでグループホテルのホリディインではIHGリワーズのプラチナ特典が使えます。といっても朝が早いのでレイトチェックアウト(14時まで)の特典は無駄になりますがポイントは貯まります。
ただホリディインですと料金は23000円/1泊程だったのでモクシーよりは少し高めでした。
予約しようとしたところタッチの差で空き部屋が無くなってしまうということがありました。
そこでこれらのホテル群の中では比較的お手頃価格でデザインもポップなモクシーを選定。
お手頃価格と言ってもこの日程は混み合っていたのか料金は少し高めの20587円/2人/1泊です。
空港ターミナル近辺のホテルは、ほぼどこも満室近く価格が高騰していましたのでこの価格も仕方がありません。
モクシーの宿泊予約は楽天リーベイツのポイントモール経由でブッキングドットコムにより(決済額の何%かのポイントバックがあります。)予約しました。
パリ市街からシャルル・ド・ゴール空港(CDG空港)まで
帰国のために宿泊したMoxyホテルまでの大まかな経路は、オペラ座からロワシーバスでCDG空港ターミナル2下車→無料の無人モノレールVALに乗り→「パーキングPR」で下車、徒歩6分程の距離になります。
パリ市街から空港へは鉄道も乗り継げますが、荷物が大きい方はロワシーバスが便利です。
※もう一社の空港バスサービス、「ル・ビュス・ディレクト」というエッフェル塔から空港まで行き来するものがありましたが2020年の4月よりサービスは終了してしまいました。
アフターコロナでバスの運行に若干変更があったり、分かりづらい部分がありましたのでまとめておきます。
下記はロワシーバスの平常時運行ルートです
ロワシーバスのルート
- オペラ前からシャルル・ド・ゴール空港まで約60分
- 料金€13.70
- 停留所は シャルル・ド・ゴール空港: ターミナル 1 ⇒ターミナル 3 -⇒ターミナル2AC -⇒ターミナル 2D -⇒ターミナル2EF(平常時)
- 出発停留所: オペラ座西側
※2022年5月時点ではターミナル1が閉鎖されていましたので停まりませんでした。
ロワシーバス運行頻度
オペラ⇒ シャルル・ド・ゴール空港行き:
• 5:15 am から 8:00 pmは15分毎
• 8:00 pm から 10:00 pmは20分毎
• 10:00 pm から00:30 amは30分毎
シャルル・ド・ゴール空港 ⇒オペラ行き:
• 6:00 amから8:45 pmは15分毎
• 8:45 pm から 00:30 amは20分毎
パリ市街からシャルル・ド・ゴール空港までのロワシーバス停留所はターミナル1が閉鎖のためスルーでしたので、ターミナル2のT2Eで降車することになりました。通常はロワシーバスの停留所は、T2Eの手前T2AやT2Cでも降車出来るのですが、省略されてしまっているようで第2ターミナルの降車場は2Eが最初でした(2022年5月現在)。お客さんはほとんど乗っていませんでしたし最初から知っていて運転手さんに告げておけばもしかしたら降ろしてくれたかもしれません。
逆にパリ到着時に市街へ向かうロワシーバス乗車の場合はT2EとT2Fの間のバスのりばから乗車することになります。
ロワシーバスを下車して、ここから無料のモノレールVALに乗るため、ターミナル1へ戻る方角のT2Dまで歩くことになるのですが、T2Eから、たかだか隣と思っていると、この距離がまた長いのです。
約12分(900m)の距離を歩くことになりました。シャルル・ド・ゴール空港は本当に巨大です。
参考)CDG空港国際線ゾーンの乗り継ぎ用巡回バスについて
参考までに旅行される方に制限区域のターミナル間を運行してくれるバスもあり、以下の色分けされたバスがあります。青バス・緑バス・橙バス・黄バス(運休中)赤バス(運休中)・灰色バス(運休中)
青バス(ターミナル間巡回シャトル)
ターミナル 2B〜2D > ターミナル2F そして2EゲートL > ターミナル 2E ゲートK > ターミナル 2A-2Cまでを巡回します。
5:00 a.m. から11:30 p.m. : 8分毎に運行
私達がいた2EのゲートKから乗ることも出来ましたが少し大回りで待ち時間を考えても歩くほうが効率的だと考えました。
※さらにT2Eには2EゲートK、2EゲートM、2EゲートLの3ゲートがありますので注意です。
緑バス(ターミナル2E巡回シャトル)
ターミナル2EゲートMそしてターミナル2Fそして2EゲートLを巡回
5:30 a.m. から4 p.m. : 4分毎運行
4 p.m.から8 p.m. : 11分毎運行
橙バス(ターミナル2G巡回シャトル)
このバスが巡回しているのはターミナル2Fそして一番端の少し遠いターミナル2Gです。
5:30 a.m. から11:00 p.m. : 6分毎運行 T2Gは日本に就航している航空会社がありませんのであまり馴染みが無いとも言えます。
シャルル・ド・ゴール空港からMOXYホテルまで
CDG VAL(モノレール)
ロワシーバスで降りた場所は出発フロアとなるので、2階(日本式での3階)を移動してきました。T2EとT2Dの中間ほどに「CDG VAL」という表示がある乗り場へ降りる小さな入口(CDG VALの看板)があります。隣に鉄道RERの乗り場(こちらの方が大きく目立つ)がありますので混同しがちで、少し見つけづらいので注意です。
VALは「ターミナル1⇔駐車場PR⇔ターミナル3⇔駐車場PX⇔ターミナル2」の間で運行されています。
MOXYがあるのはパーキングPRですので、このVALで移動します。
VALに乗ってしまえばものの数分で到着です。
パーキングPRに到着。
駅はコンクリートの頑丈な作りです。
エレベーターで地上に出ました。「ホリディインエクスプレス」「ホテルメルキュール」、「インサイド・バイ・メリア」そして「モクシー」の標識と地図もあります。
VALのパーキングPR駅からMOXY
このパーキングの周りにはホテルの他に税関などの行政機関の事務所があります。
パーキングPR駅を出てからホテルまでは上の地図の通り道なりに5〜6分、迷うことはないでしょう。
MOXYは丘の上にありますのでホテル目の前が階段でした。復路で重くなったスーツケースを転がしてこの階段を登りホテルにたどり着くのは以外と大変でした。階段を利用せず螺旋状の坂に転がして上がってくることも可能ですが距離が長くなります。少し遠回りにはなりますが、向かって左の反対サイドからまわりこんで坂道を上がることも出来ます。
やっとたどり着いたという感じです。団体客用のチャーター送迎バスが玄関につけてありましたが、一般客は歩いて登ってくる必要があります。
MOXYホテルでの宿泊
フロント・ロビー
入口を入って正面がエレベーターホール向かって右がフロント兼バーで左がビジネスルームやプレイルームになります。
日本のゴールデンウィークという日程は海外の混み具合にあまり関係しないかと思いますが、このホテルのロビーも団体客らしき多国籍のお客さんであふれていました。
フロントのスタッフはバースタッフと兼務しているようです。ここでチェックインの手続きです。
レストラン・バー
Moxyホテルはソーシャルホテルと言われる、併設するバー営業をメインにしてその収益を稼いでいるそうです。
15€プラスで朝食付きプランもあります。状況によってビュッフェかコンチネンタルどちらかのようです。
夜遅めの時間にも3〜4組のお客さんがいました。
バーの奥にはTVモニターやボックス席もあるゆとりのスペース。
モダンなデザインのバーのボックス席、カップルシートです。
バックサイドの冷蔵庫には飲み物と冷凍食品などが販売されています。このあたりにはコンビニがありませんので助かりますね。
バーの奥には電子レンジがあります。バーでおつまみは注文できます。食品などもホテルで販売していますので買ってきたものを温められるようになっていてありがたいです。塩や胡椒などの調味料もあります。
バーと反対サイドのロビーは、また違った雰囲気で落ち着いたソファで読書などを楽しむことが出来ます。
お子様が退屈しないように積み木や、チェスなども置いてあります。
ビジネススペースにはパソコンとプリンターもあります。
エレベーターの横手にはロッカーがあります。お部屋には貴重品ボックスがありませんのでこちらを利用すると良いと思います。
待ち合わせをしたり、人が集まれるミーティングルームもあります。定員は49人。結構な人数入れます。
トレーニングルームです。24時間アクセス可能です。運動が日課の人には嬉しいかも。
建物に入ってロビーから左奥に化粧室があります。
目の覚めるようなビビットなカラーのエレベーターです。これもフランスらしい配色です。
エレベーターの中。鏡の絵はスタッフの方が書いているのでしょうか。可愛いですね。
客室(ルーム)
客室はこじんまりとまとまった可愛いクイーンベッドルーム(17平米)です。43インチの液晶テレビがあります。
窓から見た景色。向かいにはメルキュールとカラフルなコートヤード・マリオットパリが見晴らせます。
洗面とトイレはスペースをうまく使ってまとめてありますのでさほど狭く感じません。
コンパクトなシンクとハンドソープが1つ。シンプルです。
ブースは大きくありませんが、異国では温かいシャワーを浴びられるだけで十分と感じます。
水の出はばっちりです。ボディソープとシャンプーは兼用のもの、コンディショナーと一緒に備え付けてあります。
ドライヤーとティッシュと使い切りのコップは置いてありました。
2階にはアイロンのお部屋もありました。このポスターの美的センスもフランスらしく素晴らしい(笑)。
翌朝空港に向かう際に可愛いブリュッセル航空の飛行機が見えました。
結びに
シャルル・ド・ゴール空港は広いので隣接のホテルと言ってもターミナルによってはかなりの距離歩かなければいけない可能性もあります。海外での行動の鉄則ですが、余裕をもって行動することが大切だと思います。
私達は夜到着して数時間の睡眠後、すぐに出発しましたので残念ながらホテルでゆっくりする時間はほとんどありませんでした。スタッフは明るくて親切ですし、ロビーのスタイリッシュなバーやプレイルーム、ジムなどが充実した、ホテル全体アミューズメント施設のようなカラフルでポップな仕様ですので、ターミナルホテルとはいえゆっくりと滞在しても楽しめると思います。
次回の皆様の旅が充実したものでありますように。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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