日系航空会社のパリ直行便が運休の中、ヨーロッパ行きの選択肢として成田空港からタイ航空での南まわりルートでバンコク乗り継ぎを選びました。深夜便の為、乗り継ぎ時間は8時間でした。スワンナプーム国際空港には沢山のショップがありますが、さて待ち時間をどう過ごすか?ということで空港ラウンジを巡りましたので現在(2022年5月)の状況をレポートしたいと思います。
エアポートラウンジとは
空港には特定のクレジットカード会社などが発行するプライオリティ・パスの所持者や、航空会社の上位会員が利用できるラウンジというものがあります。
エアポートラウンジでは食事が出来たり、ソファでくつろいだり、シャワーを浴びる事もできます。ビジネスルームなどがあり仕事も出来ます。もちろんWi-Fiも完備です。
スワンナプーム国際空港は単一のターミナルビルとしては世界最大、敷地は成田空港の約3倍の広さがあります。
今回利用したのは次の4つのラウンジです。
トルコ航空/ターキッシュラウンジ(コンコースD)
ANA提携ラウンジでビジネス搭乗客・スターアライアンスゴールド会員入場可。
プライオリティパスで入場可。(営業時間11:00a.m〜1:00a.m)
タイ航空/ロイヤルオーキッドラウンジ(コンコースD
タイ航空ラウンジの中でも最大級。(営業時間:05:00a.m.~01:00a.m.)
ミラクルラウンジ(コンコースD)
ANA提携ラウンジでビジネス搭乗客・スターアライアンスゴールド会員入場可。
プライオリティパスで入場可。有料(1105バーツ)で入場できる。※2時間の時間制限あり。(24時間営業)割引クーポンを取扱っているサイトもありますので予め行く予定が決まっていれば予約購入しておくのも良いかもしれません。
タイ航空/ロイヤルシルクラウンジ(コンコースE)
(営業時間:05:00a.m.~01:00a.m.)
※(ロイヤルオーキッドEはクローズ中でした。)
ラウンジが集まっているのはフロア3階です。

なかなか広いので端から端まで歩くと結構な距離になります。
ただ、スワンナプームのターミナルは1つしかありませんのでシンプルでわかりやすいとも言えます。
今回巡ったラウンジ間は無理な距離ではありませんでしたが、買い物までとなると空港職員さんが使っているセグウェイが欲しいなあと思いました(笑)

3階で乗り換え客専用のセキュリティチェックを済ませたのが3階でしたのでそのまま進んで行きます。
エスカレーターを上った4階には沢山のお店が立ち並んでいますので買い物があれば先に済ませておきます。

有料のミラクルラウンジ(クレジットカード会社が発行してくれるプライオリティパスがあれば入れます。)もゲートの近くに複数ありますのでビジネスクラスに搭乗していなかったり上級会員でなくとも利用することが出来ます。
プライオリティカードを発行してくれるクレジットカードは、楽天プレミアム、三菱UFJプラチナアメリカンエキスプレス、JCBプラチナ、JCBゴールド ザ・プレミア、エポスプラチナなどなど。
年会費1万円台など比較的安い年会費で発行してくれるカード会社もありますので海外に良く行かれる方などは検討されてみるのも良いと思います。
バンコク経由は長い待ち時間がありがちですのでプライオリティ・パスを持っていれば重宝しますね。

スターアライアンスゴールドメンバーで入れるラウンジはタイ航空、シンガポール航空、トルコ航空、エバー航空があります。(ミラクルラウンジも提携しています。)
そのうちシンガポール航空、エバー航空のラウンジは2022年4月末時点クローズしています。
コロナ下の減便と乗客激減の中、他のいくつかのラウンジもまだ閉鎖されていました。
シンガポール航空のラウンジが閉鎖されていたのは残念でした。

JALのサクララウンジは只今クローズ中。
就航する時間の前後だけオープンしているようです。

カタール空港のラウンジもクローズしています。

チャイナエアラインのラウンジも閉鎖です。
早くもっと飛行機の本数も増えて賑やかになってほしいですね。

オマーン航空のラウンジはプライオリティパスが使えます。
少し小さめのラウンジになります。

まずはじめに端っこの方にあるトルコ航空ラウンジに行ってみたいと思います。
中東系の料理が好きなのです。

トルコ航空/ターキッシュラウンジ(コンコースD)
開いているのかよくわからない感じでしたが開いていてよかった。
24時間営業だったのが11:00a.m.から1:00a.m.までの営業に変更されていました。

入り口です。

プライオリティ・パスも対応。


入り口付近にはロッカーもあります。

バンコクらしく蘭が綺麗に咲き誇っています。


他に比べると多少古さを感じるものの、窓は全面外に面しているので明るくて良いラウンジです。

窓が広く外に面しているので明るく光がさしこみます。


化粧室に向かいます。

広々していて清潔です。

後で行くタイ航空のロイヤルオーキッドラウンジでシャワーが閉鎖されていたのでこちらを利用するように案内がありました。

クワイエットルームがあります。
仮眠するならとても良さそうです。
こんな静かなところで寝入ってしまい、寝坊しないようにできるかな?

ビジネスルームがあります。

窓からの景色が壮大です。
どこかの星の宇宙船のカプセルにいるみたい。

カウンターバーで注文するとカクテルドリンクを作ってもらえます。

水のペットボトルや缶ジュース、ビールなど種類は豊富です。


トワイニングの紅茶もコーヒーも飲み放題です。

スナックもあります。

ターキッシュコーヒーがあるのがトルコ航空らしいです。

ブラウニーとマンゴーケーキ、ツナサンドとチーズサンド。
奥にあるのはイチゴとチョコのロールケーキです。

この生エビのスパイシーサラダ、すごく美味しかったんですよね。エビが特に。
サウザンアイランドソースとスパイシーソース。
スパイシーソースは多く入れ間違えると辛すぎて死にます(笑)
右は鶏肉のパスタ、ベジタブルソース。


牛肉の黒胡椒炒め。エビのトムヤムスープ。


お料理のバリエーションは少数精鋭な感じです。

紙ナプキンとお皿、カトラリー。

この時は開いていませんでしたがピザステーションがありました。

温かいミックス野菜の炒めものとマッシュルームスープをカウンターでオーダーすることが出ます。
席まで運んできてくれます。
このマッシュルームスープがなんと美味しかったこと。


まだこれからラウンジを転々とする予定ですので食べ過ぎは注意です。

後から考えればこのラウンジがこぢんまりはしていますが、一番空いていて落ち着きますし、ご飯も美味しかったです。
このラウンジには仮眠できるクワイエットルームがあり、ゆっくりくつろぐのには一番なのかもしれません。
タイ航空/ロイヤルオーキッドラウンジ(コンコースD)
では次なるタイ航空ロイヤルシルクラウンジです。
タイ航空のホームグラウンドである、バンコクの空港ラウンジだけあり、間口も広いしエントランスから豪華なつくりです。
営業時間はam5:00〜am1:00と長く深夜便が出発するまでゆっくりと待ち時間を過ごすことが出来ます。
コロナの影響で営業時間が短くなるなどのラウンジもありますのでので情報収集が大切となります。

こちらのラウンジはビジネスクラス、スターアライアンスゴールド以上で入室出来ます。

入り口にはでーんとタイ航空飛行機模型。

大いに期待が持てそうです。

入り口に入って左側にはカウンターバーがあります。

広々としています。

こういうタイらしいオブジェも豪華です。

注文すればワンタンスープなどを作ってくれるのですがこの時点でラウンジハシゴだったので、お腹の限界にチャレンジするかどうか悩み中。

広々とした豪華なラウンジです。
タイ航空のイメージカラーをうまく取り込んであります。

手前のフロアより奥のフロアがすいていました。
真ん中あたりにある化粧室は現在閉鎖されているので入り口から向かって左の一番端まで行かなくてはいけません。

飲み物はビール、炭酸水、コーラ、お水など。

バニラシュークリーム、モカとチョコレートのロールケーキ、抹茶ケーキ。

フレッシュサラダとフルーツ、ドレッシングはごまとイタリアン。

フライドシュリンプとプラムソース。

ソーセージロール、チキンカレーのパイ、コーンキッシュ。

お水のペットボトル沢山。
私は飛行機に乗ると頭痛がよく起きるのですが、搭乗前は沢山のお水(2リットルくらい)を飲んでおくと良いとCAさんが教えてくれました。

エビのワンタンスープ、薬味が沢山置いてあります。

鴨のレッドカレー(辛そうなのでたべませんでした。)とオムレツスープ。

鶏肉のマッシュルームソースと牛肉テンダーロインのオイスターソース炒め。

白飯、しいたけとブロッコリーの炒めもの。

前言撤回でいっぱい食べてます。
これだけ食べて、飛行機の中でも、もちろんいただきます。

小腹がすいた時のためにおやつをちょこっといただきました。
ミックスナッツと半生のバナナのお菓子。それからクッキー。

メインのタイ航空ロイヤルオーキッドラウンジはとっても豪華で広くて内装もまばゆいばかりですがコロナ以前と比べて食事は食事も簡素になった気がします。
ただ長い待ち時間をゆったりと過ごさせてもらえるところがあるのはありがたいことです。
※2020年5月、タイ航空は経営破綻していて、現在人員や機材のリストラで経営再建中です。
8時間のトランジットの間にシャワーを浴びて長旅に備えたかったのですが閉鎖されていて、申し訳なさそうにターキッシュラウンジに行ってほしいと言われました。
冷房が効きすぎていて寒かったので早々に出てきてしまいました。
この後お隣のミラクルラウンジに移動することにします。
ミラクルラウンジ(コンコースD)

ミラクルラウンジはフィンエアー含めワンワールドの提携ラウンジにもなっています。
合わせてスターアライアンスの提携ラウンジともなっています。

とってもスタイリッシュで明るくて美しいラウンジです。豪華さではロイヤルシルクラウンジに負けていません。

きらきらしておしゃれな造りです。ミラクル!

奥行きも広いです。

世界時計があります。TOKYOあって良かった・・・。

ありがたいことにシャワールームにはすぐ入れました。
混んでいたのでお掃除はそこそこでしたが新しいタオルもアメニティも完備で、広くて本当に助かりました。

ドライヤーもちゃんとあり(パナソニック)。

歯ブラシ、ボディークリーム、綿棒、シャワーキャップ、コンディショナー。

シャワーブースにあるのはシャンプーとボディソープです。

シャワー上がりに冷たいお水を、ボトルがオリジナルで可愛いです。

フレッシュフルーツ。マンゴーがあるのが南国らしいです。

スイカとアプリコットです。

こちらのラウンジはお酒の種類が豊富でした。

こちらで何やら注文できるようです。

エビのワンタン、蒸し鶏のヌードル、カオマンガイ(台風チキンライス)。
お砂糖とチリソース、お酢とお醤油もあります。

パンの種類が豊富です。

アイスクリームもありますがお腹いっぱいでもう入りません。

温かいクロワッサンと謎のイチゴまん、マンゴーまん、抹茶まん。
気になりましたが食べられませんでした。

ツナバーガーとチーズサンドイッチ。

スピリッツやウイスキーも揃っていますが、ビールやワイン、ソフトドリンクも豊富に置いてあります。

卵とミックス野菜のパスタ。

豚肉のマッシュルームソースとグリーンピース。

お料理のバリエーションはタイ航空よりも豊富でした。

フレッシュサラダバイキング。

ハラル料理も用意されています。インターナショナルです。

ミラクルラウンジにはお世話になりました。
パリへは12時間の旅なのでシャワーを浴びてリフレッシュ出来たのも大きいです。
このラウンジは料金を支払えば、プライオリティパスを持っていなくても利用することが出来ます。
乗り継ぎが深夜便の場合も駆け込み寺的な存在ではないでしょうか。
タイ航空/ロイヤルシルクラウンジ(コンコースE)

他のラウンジに比べると落ち着いてこぢんまりとしています。

照明は暗めなのでゆっくりと休める感じです。

食事のラインナップはロイヤルオーキッドラウンジとほぼ同じでコンパクトにまとまっている感じです。
ソーセージロール、チキンカレーのパイ、コーンキッシュ。

エビのワンタンスープ。

フレッシュ野菜とフルーツのブッフェ。

白米、鶏肉とカシューナッツの炒めもの。

ロイヤルオーキッドラウンジと同じくナッツとバナナのお菓子(半生)です。

ごちそうさまでした。
ラウンジは巡りは豪華で楽しかったのですがやはり深夜便の待ち時間は長く、最後にはこうなりました(笑)
ホットアイマスクは気持ち良いです。旅の携帯品におすすめです。

最後までご覧いただきありがとうございました。