2026年3月16日。美食界が注目する「ゴ・エ・ミヨ 2026」の授賞式が華やかに開催されました!
はじめに:ゴ・エ・ミヨ2026授賞式
奇跡的なご縁に恵まれ、この美食の祭典に立ち会うことが叶いました。名だたる方々が集う会場の熱気を肌で感じました。未熟ながらもこの世界の一端に触れられた喜びに浸っています。
今年2026年は、日本発刊10周年の記念すべき授賞式にあたります。果たしてどんな世界なのか?その内容と初めて参加してみた感想を伝えていきたいと思います。
ゴ・エ・ミヨの基礎知識
美食家たちの間で愛されるこのガイドブック。まずはその歴史と、独自の評価基準について見ていきます。
1972年フランスで誕生した「イエローガイド」
フランスではミシュランと双璧にあり、世界で最も影響力があると言われる美食ガイド、それがゴ・エ・ミヨ(Gault & Millau)です。
「新しい料理(ヌーベル・キュイジーヌ)」の旗振り役として、伝統に縛られない自由な発想を評価するのが最大の特徴です。鮮やかな黄色の表紙から、通称イエローガイドとも呼ばれています。


お土産に一冊いただきました。
評価は20点満点と「トック」の数
格付けは星ではなく「トック(コック帽)」の数で表されます。料理の技術だけでなく、シェフの独創性や、その土地ならではの食材(テロワール)をどう活かしているかが厳格に採点されます。美食家にとって、このトックの数は信頼の証なのです。
日本上陸10周年の節目
アジア地域唯一の展開国として2017年に日本版が発刊されてから、今年で記念すべき10周年を迎えました。
今回の2026年版は過去最多の581軒が掲載されており、東京だけでなく地方の隠れた名店に広く光が当たっているのが印象的です。日本の食文化がいかに多様で豊かであるかを、改めて証明するような一冊になっています。
授賞式レポートと個人的な感想


皇居に隣接したパレスホテルのロビー。格式の高さに目を奪われつつ、ワクワクしながらエスカレーターで2階「葵」の間へ。初めてで少し緊張していました。受付は14時からだったのですが人が集まり始めたのは開宴15時の少し前からでした。
会場前のクロークでスーツケースやコートや大きな荷物を預けることが出来ます。
あまり早く行きすぎても待つ時間が長くなります。
開宴の時間がやってきて、長い廊下のふかふか絨毯を踏みしめながら向かいます。
ドアが開かれて、入るとすぐにウェルカムドリンクが配られます。
誰でも参加のチャンスがある「開かれた祭典」
こうした授賞式は招待者限定と思われがちですが、実は一般向けのチケットも販売されることがあります。価格はおよそ1〜1.5万円。決して手が届かないものではなく、美食を愛する方ならどなたでも参加できるチャンスがあります。
ただし、募集枠は少数のため、おそらく先着か抽選、来年参加したい方は早めの情報チェックをお忘れなく!
司会と会場を沸かせたハプニング
司会は、フリーアナウンサーの宮川 俊二(みやがわ しゅんじ)さんと、フランス出身の日本育ちで日本語が堪能なクララ・ボダンさん。この2人のコンビは「ゴ・エ・ミヨ」授賞式のいわば「名物」のような存在で、毎年息の合った掛け合いで華やかに進行されています。


授賞式は幻冬舎の代表取締役である見城 徹社長の挨拶からスタート。
今年の受賞者は全国津々浦々に散らばっているのが特徴なのですが、社長の「覆面調査員の並々ならぬ積み重ねの努力によって、このガイドが成り立っている」という言葉には、背筋が伸びる思いでした。
途中、受賞者を先に発表してしまうという、司会者も参加者も大慌ての可愛らしいハプニングもあり、会場が和む一幕も!ライブ感溢れる授賞式ならではの瞬間でした。
その後、各受賞者の紹介と表彰式があり、写真撮影タイムが取られます。
シャンパンが配られ全員で乾杯します。ブッフェ形式の食事が準備されていますので、そこからは立食のパーティーとなります。お目当てのシェフをつかまえて名刺交換や写真撮影が出来ればラッキーですね。
乾杯用のキュベが次々とグラスに注がれています。


ゴ・エ・ミヨ2026 受賞者一覧
輝かしい受賞者の方々をご紹介します。

最高栄誉である「今年のシェフ賞」
受賞されたのは小林寛司シェフ(ヴィラ アイーダ/和歌山県)。スピーチが非常に印象的でした。「現状維持は衰退である」という力強い言葉に、会場全体が大きな感動に包まれました。地方にスポットライトが当たらず、東京のシェフ達の華々しい活躍を見て、辛い時間を過ごしたこともあるそうです。
コースの内容をすべて野菜に変更したことで大きな注目を集めるようになったそうです。世界、日本を問わず世の中は自然派のヘルシー思考になりつつありますね。
フランスのミシュラン3つ星レストランでも、あっさりとした日本食、野菜を多く使った蒸し料理がもてはやされていたことを思い出しました。
小林シェフは、地方のレストランにも光を当ててくれた関係者への感謝、そして地方や都会、年齢の枠にとらわれず挑戦し続ける料理人のモチベーションに繋がる、という想いを語られ深く印象に残りました。
その他の受賞者
その他の受賞者の方々はこちら。

- ベストサービス・ホスピタリティ賞 : シェ・イノ(シェ・イノ/東京)
- ベストソムリエ賞 : 大越 基裕(アンディ/東京)
- ベストパティシエ賞 : 長屋 明花(ラグロワ/東京)
- トランスミッション賞:菊地 美升 氏(ル・ブルギニオン/東京)
- 期待の若手シェフ賞:錦野 真弘 氏(ラームス/徳島)
- 期待の若手シェフ賞:山本 結以 氏(エスキス/東京)
- イノベーション賞 : 伊達前鮨プロジェクト代表 株式会社ダイスイ 大森 圭/宮城)
- トラディション賞 : 飯尾 彰浩(飯尾醸造/京都)
- テロワール賞 : 荻原 貴幸(日本料理 柚木元/長野)
- テロワール賞 : 松尾 直幹(ラルブル/東京)
- 明日のグランシェフ賞:葛原 将季 氏(レストラン レミニセンス/愛知)
- 明日のグランシェフ賞:砂山 利治 氏(SÉN/奈良)
会場の熱気と「美食の宴」
キャビアの試食(残念ながら企業向けに販売されているため、個人の購入は出来ないそう)。同じブースでチョコの試食も同時に出来ました。


会場はインフルエンサーやプレス、業界関係者も多いようでした。それでいて、一般の方も気後れしないような温かい雰囲気に包まれていたのが印象的です。


彩り豊かなアンティパスト。


目の前で切り分けられるローストビーフ。


お料理はまさに贅の極み!名店「琥珀宮」の北京ダックは大人気です。


人気のディッシュやスイーツは人気があるのでお目当てのお料理にはすぐに並ばないと無くなってしまったり、長蛇の列が出来ます。お腹の満足感を得るのは難しいかもしれません!


さすが美食の祭典!と感じる素晴らしい美味しさでした。シェフたちのこだわりが伝わってくるようです。


気になるドレスコードは?
私もすごく悩んだので、思ったことを記しておきますね。


男性のほとんどはスーツ姿。受賞者の方には紋付袴がいらっしゃいました。女性はワンピースやドレッシーなスーツやジャケットなどをお召しの方が多かったです。色はシックな装いが多いですが、中には赤のロングドレスやお着物姿の方もいらっしゃいました。
ドレスコードは「スマートエレガンス」を心がければ間違いないと思われます。
15時からのカクテルタイムの開催なので、気負いすぎる必要はありません。ホテルで食事する際のような感覚でOKです。
まとめ:新しい美食の地図
ゴ・エ・ミヨは「料理の質」と「シェフの才能」を徹底的に調査します。単なるランキングではなく、料理人の「生き様」や「挑戦」を応援するガイドブックだと感じました。現状に甘んじず、常に進化を求めるシェフの言葉に勇気づけられました。努力を積み重ねて来られた受賞者、関係者の皆様、おめでとうございます。
最新号は3月17日に発売されましたので皆さんもぜひ、一冊手に取って、新しいお気に入りのお店を探してみてくださいね。




