【費用公開・完全保存版】SAS100万マイル獲得!16社世界一周

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飛行機の窓から見た真っ青な空と白い雲に長い羽根が映えている。

こんにちは。エッティ(Ettyy)です。

久しぶりの更新になってしまい、申し訳ありません。

当ブログのテーマでもある「手が届くセレブ旅」。

普段はマイルやポイント、航空会社の上級ステータスを賢く活用し、ビジネスクラスやラグジュアリーホテルのラウンジを優雅に楽しむスタイルをお届けしています。

そんな私が挑戦したのは、普段の旅とは少し違う、体力と気力勝負の特別なプロジェクトでした。
スカイチーム加盟の航空会社16社をエコノミークラスで乗り継ぎ、冬のヨーロッパから中東、北中米、そしてアジアまでを巡る壮大なマイル修行です。

この記事では、なぜこの無謀とも言えるこの修行に出たのかというきっかけから、旅の準備、パズルを解くように練り上げた全ルート、そして皆さんが一番気になっているであろう「総費用」まで。
今回の挑戦の軌跡を一つのロードマップとしてお届けします。

この記事をエアライン修行僧の方、そして、すべての旅行好きに捧げます。

1. 100万マイルの夢。SASの規格外キャンペーンへ

駐機されているスカンジナビア航空のブルーのロゴが入った航空機。

この修行に身を投じるきっかけとなったのは、2024年10月8日。
スカンジナビア航空(SAS)が突如として発表した特別なキャンペーンでした。

その内容は、「12月31日までの約3ヶ月間という短期間に、スカイチーム加盟の航空会社15社に有償で搭乗すれば、100万マイル(ポイント)をプレゼントする」という、過去に類を見ない規格外のビッグボーナス。

100万マイルあれば、東京からヨーロッパ間をビジネスクラスで約6往復もできてしまいます。
ファーストクラスを利用することも夢ではありません。
(※現在、規定上は225,000ポイントで設定されていますが、提携航空会社のファーストクラスは実質予約不可の状態です。)

そのため、ビジネスクラスを利用して何度もリラックス旅に出るのが一番コスパの良い使い道となります。発表と同時にカウントダウンが始まり、年内で終わってしまうというこの異例のタイムアタック。

当時、韓国を旅行中でしたが、このキャンペーンを知ってから帰国後すぐに計画を進めました。

将来の極上ステイを叶えるため、今回はあえてタフな過密スケジュールのマイル修行に挑戦することにしたのです。

2. 成功者は日本人でわずか149人!この挑戦を選んだ理由

このキャンペーンは条件が非常に厳しく、期間内に自力で15社の航空券をパズルのように組み合わせて搭乗しなければなりませんでした。

結果として、このミッションを完遂できたのは世界中で約900人強。
日本人に至っては、わずか149人のみという狭き門でした。

普段はゆったりとした旅を好む私ですが、このキャンペーンは「一生に一度あるかないかのチャンス」だと思いました。100万マイルを獲得するのに、仮に100万円かかったとしても約500万円の価値。もし失敗しても、楽しく旅行できるならいいや!と、あえて過酷な旅に出ることを決意しました。

3. 対象となったスカイチーム17社と、私の選んだ16社

今回の最大の難関は、「スカイチームに乗れば何でもカウントされるわけではない」という点でした。
当時加盟していた航空会社のうち、対象とされたのは世界でわずか17社のみ。

キャンペーン対象の全17社一覧

さらに、ITAエアウェイズ(旧アリタリア航空)などは「乗ってもカウントされない」という恐ろしいトラップまで仕掛けられていました。その「対象となる全17社」がこちらです。

ヨーロッパ(6社)

SAS、エールフランス航空、KLMオランダ航空、ヴァージン・アトランティック航空、エア・ヨーロッパ、タロム航空

北米・中南米(3社)

デルタ航空、アエロメヒコ航空、アルゼンチン航空

アジア(6社)

大韓航空、チャイナエアライン、中国東方航空、厦門(アモイ)航空、ベトナム航空、ガルーダ・インドネシア航空

中東・アフリカ(2社)

サウディア(サウジアラビア航空)、ケニア航空

なぜ「16社」を選んだのか?

この中から距離が遠い南米の「アルゼンチン航空」を除く16社を繋ぎ合わせ、極限まで旅費をおさえるルートを構成。その中で一番費用が、かさむのが大陸間移動です。当時サウディア航空がアメリカからシンガポールへのプロモーション価格を出していたので、これを軸として旅程を組んでいきました。

規定は15社ですが、万が一の欠航や遅延に備え、念のための保険として「16社ルート」で挑むという安全策をとりました。後にこれが功を奏しました。

4. 過酷な旅を乗り切るための準備と戦略

旅の本番よりも、実は事前の「準備」こそが修行完遂の鍵を握ります。

緻密な航空券手配とルート構築

チケットは一定以上の予約クラスでないとカウントされないため、基本的には各航空会社の公式ページから慎重に購入しました。

ただし、一部の航空会社(ケニア航空など)は途中から公式アプリでチケットクラスが確認できなくなったため、クラスが明記されているエクスペディアなどの外部サイトを活用して確実に手配を進めました。

遅延リスクを避けるためLCCは一切使わず、日本への帰着便も含めてすべて有償の航空券です。要所では予備日を設定し、万一の遅延や事故に備えました。おかげでヨーロッパで起きた大雪での欠航にも、旅程の中断など最悪の事態は免れましたし、この忙しい旅の中でも、ある程度観光することが出来ました。

ビザの壁とスケジューリング

当時は中国の入国制限が厳しく、3都市をまたぐ観光ができないなどの壁がありました。
領事館への問い合わせやビザ申請センターへの直談判など、入念な準備を行いました。

サウジアラビアはビザが必要ですが、サウディア航空を利用する場合、トランジットビザが無料になります。

また、インドネシアにはアライバルビザ(VOA)があり現地で購入できます。

ポイント付与のタイムラグやトラブルを考慮し、すべての旅程を12月中旬には終えるよう、2週間かけて遠征スケジュールを完成させました。

前半は11月18日〜12月3日、後半は12月7日〜12月14日、延べ22日間の旅となりました。

5. 旅を支えた「三種の神器」(ステータス・持ち物・通信)

毎日のように国境を越えるエコノミークラスでの過酷な移動。多い日ではヨーロッパ便を4便も乗り継ぐ綱渡り的なスケジュール。私の場合、機内でぐっすり睡眠できたので体力は温存、飛行機を降りればガッツリ活動できました。
さらに、「ご褒美旅」に変えてくれた3つの強力な味方をご紹介します。

① 最強の盾:VIP待遇を叶える「魔法のカード」

フライトはエコノミーでも、事前に「持っているだけでスカイチームの上級会員(エリートプラス)になれる特別なカード」を手に入れていました。

これを利用して世界各国のVIPラウンジで身体を休め、優先搭乗を活用できたからこそ、体力的な負担を劇的に減らすことができました。そして楽しんで旅程をこなせました。

💡 あわせて読みたい(※順次公開予定)
エコノミーでもVIP待遇?私が修行前に準備した「魔法の1枚」と、その具体的な活用術はこちら

② 大人の身軽なパッキング術

スーツケースを片手に空港の待合のソファに座っている白いパンツを履いた女性の足。

ロストバゲージは修行完遂の致命傷になるため、荷物は「機内持ち込みサイズのスーツケース1つ」に厳選しました。
今回は軽くて機内持ち込みが簡単、そして安価なスーツケースを購入(これが後に悲劇を生むのですが…笑)。愛用のリモワはこの旅には向かないと思いました。

現地で気兼ねなく処分できるプチプライスのリラックスウェアを賢く取り入れ、長時間フライトでもシワにならずラウンジでも浮かない「大人カジュアル」を完成させました。

荷物を極限まで軽量にするコツ、さらにパッキングと旅のノウハウをまとめた記事はこちらをご覧ください。

💡 あわせて読みたい(※順次公開予定)
機内持ち込み1つで世界一周!こだわりのプチプラウェアと私の全パッキングリスト公開

③ 通信のライフライン:スマホ2台持ち

国境を越えるたびに必要なネット環境。
現地でのルート確認や入国手続きなど、スマホは生命線。

私は設定不要で海外でもそのまま繋がるメイン回線と、いざという時に私を救ってくれた頼れるサブ回線の「2台持ち」で挑みました。

💡 あわせて読みたい(※順次公開予定)
海外通信の最適解!私が世界一周に選んだ「2つのモバイル回線」の賢い使い分け

6. 【全ルート公開】地球を何周するの!? 16社コンプリートの軌跡

日本を中心にした地球の図

それでは、組み上げた「16社コンプリートルート」の全貌を公開します。

4つのステージに分けた壮大な旅程

今回のルートは、大きく4つのエリア・期間に分けてフライト。まずは日本を出発し、温暖な昆明からドバイ、冬のヨーロッパを目指す過酷なスタートダッシュ!アメリカ大陸に渡り、その後一旦帰国し、アジアへと再出発しました。

第1部:ユーラシア大陸横断

成田 ➔ 昆明(中国)➔ ドバイ(UAE)➔ ロンドン(イギリス)➔ オスロ(ノルウェー)➔ コペンハーゲン(デンマーク)➔ アムステルダム(オランダ) ➔ パリ(フランス) ➔ ブカレスト(ルーマニア)

第2部:大西洋〜北中米サバイバル

ブカレスト ➔ マドリード(スペイン)➔ ニューヨーク(アメリカ)➔ メキシコシティ ➔ カンクン(メキシコ)➔ メキシコシティ ➔ ワシントンD.C.(アメリカ)

第3部:中東経由で怒涛の帰国

ワシントンD.C. ➔ ジェッダ(サウジアラビア)➔ シンガポール ➔ ホーチミン(ベトナム)➔ 成田(日本)

第4部:アジア完結編

成田 ➔ 台北 (台湾) ➔ 廈門 (中国) ➔ ジャカルタ(インドネシア)➔ バンコク(タイ)➔ 広州 (中国) ➔ ソウル (韓国) ➔ 成田(ゴール!)

7. 今後の旅行記の更新予定と、世界中のラウンジ記録

アメリカの豪華な内装のスカイチームラウンジ。

これだけ壮大なルートを駆け抜けたのですから、当然ながら毎日がハプニングの連続でした。
中国での優しい出会いや、ヨーロッパでの大雪欠航による絶体絶命のピンチ、アメリカでの温かい触れ合い。自分で言うのも何ですが、ドラマティックな旅でした。

エールフランスラウンジの飲み物カウンターにある氷で冷やされたポメリーシャンパンの瓶が並んでいる。

今後のブログで各国の旅行記を順次更新していきます。

さらに、フライトの合間に訪れた「世界中の空港ラウンジ」の様子も別記事でご紹介します。
ステータスを活用した「手が届くセレブ旅」ならではの記録を楽しみにしていてくださいね。

8. 衝撃の結果発表!16社搭乗・世界一周にかかった「航空券の総額」

赤く光るタロム航空のスカイプライオリティ用チェックインカウンター。

最後に、この地球規模の大移動に費やした航空券代の合計をズバリ発表します。

私の場合、ヨーロッパ編からアジア編までの間に、一度日本へ帰国して装備を整え直すスケジュールを組みました。

その分、費用は上がりましたが、スーツケース破損などのイレギュラーなトラブルもあったため、結果的にこの旅程で正解だったと思います。
もし一度のフライトで全て回り切れていれば、さらに10数万円は費用を抑えられたはずです。

また、航空券は近い日程ほど高くなるのが常です。
私も初期の計画時より予約が遅れてしまい、10万円ほど費用が上がってしまいました。
皆さんもご旅行の際は、できるだけ早めのご予約をおすすめします!

気になる航空券の総額は……【 729,360円 】

約72万円。決して小さな金額ではありませんが、100万マイルというリターンと、この過程でSASのシルバーステータスにも近づけたことを考えれば、これ以上ないほど価値のある投資でした。

さて、皆さんが本当に気になるのは「ホテル代や観光費も含めた【本当の総費用】」ですよね。
どこにお金をかけ、どこを節約したのか。その詳細な内訳は、旅行記の最終回で大公開します!

それでは次回より、いよいよ本編の旅行記がスタートします。
一緒に壮大な世界一周の気分を味わっていきましょう。

ルーマニアの美しい旧市街のパサージュ。

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