
この記事では昆明で過ごした24時間の滞在記と失敗談、そして中国渡航に向けての必須3アプリと注意事項も合わせてご紹介します。2024年11月19日の夜、「100万マイルの旅」最初の経由地である「昆明(クンミン)長水国際空港」へ着陸しました。
昆明は中国西南部、雲南省の省都です。標高約1900mの高原で、別名「春城(しゅんじょう)」とも呼ばれるほど一年中寒暖差が少なく、平均気温が15度もある温暖な気候。
11月は半ばを過ぎていましたが、日中は春のような陽気で過ごしやすく、ピンクや赤の鮮やかなお花があちこちに咲き乱れる美しい都市です。雄大な自然と世界遺産があります。以前中国に住んでいた父に「昆明は一年中温暖だから、移住する人もいるくらい人気なんだよ。」と聞いていました。
夜の昆明空港に到着!漂うピリッとした空気感
飛行機が到着したのは、すっかり日が落ちた夜。
トランジットの為、滞在は約24時間。そして無謀な中国語ゼロ知識の日本人。海外一人旅における「まさかの大ピンチ」が連続して待ち受けていました。
今回の100万マイルの旅では、昆明、厦門、広州と中国への入国が計3回ありました。当時ビザの都合でやむを得ずそういったルートになりました。言葉の問題などもあり、正直あまり気乗りがしなかったのですが、日本人にはやはり高いハードルとなりました。
飛行機を降りて空港内を歩き出すと、独特のピリッとした空気が漂っていました。
あちこちに警備の人が立っており、周囲に目を光らせています。怪しい者は出入りできないような厳格な雰囲気に、一人旅の緊張感が一気に高まりました。
大焦り!ahamoが繋がらない通信トラブル
今回、トランジットでの1泊ステイのみ、スムーズな旅を続ける為ホテルは送迎タクシー付きを選びました。
中国では電話代わりの連絡ツールとして「WeChat(ウィーチャット)」アプリのインストールが必須です。
タクシーの運転手から連絡があり「目印代わりにあなたの顔写真を送ってね」と指示がありました。中国は人がたくさんいるので、顔写真での確認はとても合理的ですね。
しかし、ここで最大のピンチが訪れます。
飛行機の出発フロアでは私が契約しているahamoのローミング(Wi-Fi)が全く繋がらないのです!
「どうしよう、運転手さんと合流できない…!」
焦りながら空港内を歩き回り、なんとか地上階(到着フロアや外)へ降りて電波を拾うことができました。必死の思いで運転手さんとWeChatで連絡を取り合い、無事に送迎タクシーに乗れた時は、ホッとしました。
中国で失敗しないための注意事項と必須の3アプリ
中国ではGoogleが利用できませんので、現地についてからアプリのダウンロードができない場合があります。私のようなミスをしない為、必ず日本にいる間、忘れずに言語パックをダウンロードしておいて下さいね。
日本でダウンロード必須の3アプリ
- 「Google翻訳」や「マイクロソフト翻訳」、「アップル翻訳」などの翻訳アプリ。ひとたび飛行機に乗るとネット環境が無いことがほとんど。中国国内でも電波が繋がらないことも多いのでオフラインで使えるアプリが必須。
- 「WeChat(ウィーチャット)」中国での会話アプリ。日本でいうラインがわりに広く使われています。タクシー手配などにも利用する為、インストールが必須。
- 「アリペイ」決済アプリ。中国では現金決済が出来ないお店も多くあるのでアリペイのインストール&登録は必須。正常に利用できるかの確認も含め、多少の現金もお忘れなく。
快適で便利!空港利用者のための街「長水航城」

ホテルは「カントリーイン&スイーツ by ラディソンホテル(昆明長水国際空港)」。空港から南東へ約3km下った「長水航城」という便利なエリアにあります。車で約20分、中心市街地の五華区からは40km程の好立地。空港利用者のために近年開発されたエリアで、食堂やスーパーなど必要なお店が一通りそろっていて、早朝や深夜便の利用にも便利な街になっています。
空港すぐの好アクセス&驚きの高コスパ
このホテル、世界的なホテルチェーンであるラディソングループのブランドなのですが、私が宿泊した時は1泊なんと約4,200円という驚きのコストパフォーマンス!さらに空港までの往復送迎が付いています。トランジットの短い滞在でも信頼できるブランドのホテルがあるのは心強いです。
ここでも英語は通じませんでしたが、フロントの方々はみんな親切。スマホの翻訳アプリを使いこなしながら、丁寧に案内をしてくれました。翌日の空港までの送迎も時間の希望を伝えて予約できました。ホテルの詳しいレポートはこちらにまとめています。
昆明ステイ:カントリーイン&スイーツ by ラディソンホテル宿泊記

ホテルの目の前には開放感のある広い公園があり、とり囲むように商店がならんでいます。近くにコンビニのような、スーパーのようなお店があり、生鮮品はありませんがスナックや飲み物も購入できます。

このコンビニの品揃えは日用品まで豊富です。


お土産物の商店やマッサージ店などもありました。トランジットのみで滞在時間も短いので両替していませんでした。これが後の悲劇につながるのですが、現金が無いのはつらい・・。


公園にはバーベキュー場も併設されていて、家族や友人と楽しめる開放的な空間になっていました。

夜で公園はひっそりとしています。


絶品のウェルカムティー、お茶はお土産にも最適
ホテルで提供された無料のお茶のサービスには感銘を受けました。
一口飲んで、今まで飲んだお茶の中で一番美味しいんじゃないか、と思えるほどの深い味わいでした。
さすがはお茶の名産地・雲南省ですね。いただいたのは、雲南省特産のプーアル茶とキンモクセイをブレンドした桂花プーアル茶。現地では広く親しまれているそうで、ほんのり甘くて深い秋を思わせる華やかなお茶でした。
「お土産に買って帰りたい!」と思ったのですが、ここはまだ壮大な「100万マイルの旅」の序盤。これから始まる長い旅路を考えると、ここで荷物を増やすわけにはいきません。
そういった事情でなければ、軽い本場のお茶は、お土産に最適だと思います。
【大失敗】アリペイ不具合!? 現金ゼロで挑んだ街歩きの結末


翌日朝、ドバイ行きのフライトまでの時間、街歩きしました。空気が澄んでいて気持ちいい。小さな街なのですぐに一周できます。朝早くから開いているお店は何軒かあります。
数分歩いたところで牛肉の火鍋のお店を見つけました。2人前98元(2,200円程度)と看板が出ていました。とても安く食べられます。朝から2人前は無理だと感じたので、その奥のもう一軒あるカフェテリア式の食堂に入ることにしました。
滞在時間も少なく、さらに中国は超キャッシュレス社会のため現金はいらないと考えていたので、両替はしていませんでした。その場でアリペイ決済を試してみることにしました。
人民元の現金を持たずに街へ出たのが今回の旅、最大の失敗でした。ローカル食堂に入り、ラーメンを注文。目の前で茹でてたっぷりの具材をのせてくれます。お会計をしようとしたところ・・。

まさかの「Alipay(アリペイ)」が上手く使えない!!!
お会計は300円程度でしたが、何度試してもエラーで弾かれてしまいます。もちろん、日本のクレジットカードは全く使えません。手持ちの現金といえば、日本円だけ。原因は私の設定が良くなかったのだと思いますが、こういった不手際も想定していませんでした。アリペイ決済も現地で正常に利用できるかは、使ってみないと分からないのです。
トランジットでも要注意!両替所は空港のみ
店先には下のようなバーコードがあり、ここから読み込んで自分で数字を打ち込み決済するしくみです。


困っている私を見て、食堂のスタッフが英語のできる若い女性スタッフを呼んできてくれました。両替できる所はこの街には無く、空港まで行かないといけないそうです。事情を説明すると、彼女は嫌な顔ひとつせず「もういいよ、気にしないで」と優しく微笑んでくれたのです。
お言葉に甘えてしまって無銭飲食をするなんて、日本人の尊厳に関わる、と焦った私。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで、せめてものお詫びと感謝の印として、手持ちの「千円札」をお渡しして、お店を出ました。
アプリの不具合は、海外旅行ではいつ起きてもおかしくありません。今回は私の不手際でしたが、いくらキャッシュレス社会とはいえ、最低限の現金(人民元)は準備しましょう。
帰りのタクシーで出会った、澄んだ空気と冬桜
出発の朝、送迎車が時間より早めに来てくれました。明るい太陽の下で見る街は、美しかったです。
上海や北京といった大都市とは違い、空が澄み渡って空気も心地よく感じました。
タクシーの窓から暖かい風にそよぐ冬桜を眺めながら、今度は少し地方にも足を伸ばしてみたいな、と思いました。


1泊では足らない!また戻ってきたい雲南の絶景

今回は、24時間足らずの滞在。
言葉が通じなくても、出会った人々はみんな心優しく、トラブルがあったものの滞在を満喫できました。
アジアの花都と呼ばれる昆明。そのほんの一部分しか見ていないけど、機会があれば、またここを乗継ぎにした安い航空券を探したいと思います。
買えなかったあの絶品のお茶も次回訪れた時、お土産に持ち帰りたいです。
昆明で有名な景勝地
- 石林(せきりん)風景区:カルスト地形に剣のように尖った巨大な岩が林立する圧倒的な世界遺産。
- 元陽(げんよう)の棚田:空の鏡のように輝く、世界最大級の美しい棚田の絶景。
- 麗江(れいこう)古城:瓦屋根の古い街並みと水路が美しいノスタルジックな街。
こんな絶景スポットを巡る旅を、いつか実現させたいです。
100万マイルの旅、最初に訪れた都市である昆明長水国際空港を後にしました。次なる目的地・ドバイへと飛び立ちます!



