
前回の記事では飛鳥IIIが誇る豪華グルメの代表格、予約制の有料レストラン「アル・マーレ」と無料フレンチ「ノブレス」のハイクラスなお料理をご紹介しました。
今回は無料で楽しめるメインダイニング「フォーシーズンズ」の秀逸なコース料理や、厳選された食材のグリルを9種のスパイスで味わう人気店「パペンブルグ」、朝食から夜食まで大満足のビュッフェ、「エムスガーデン」などの魅力を実体験でリアルに語りたいと思います。
飛鳥IIIのカジュアル&無料レストラン・カフェの魅力

飛鳥IIIの船内には、メインダイニングからカジュアルなビュッフェ、そして本格的なカフェやバーまで、乗客のその日の気分やライフスタイルに合わせて選べる多彩な無料レストランが揃っています。
追加料金なしでこれほど高品質な食事が楽しめるのは、ラグジュアリー船ならではの魅力です。
ぶっちゃけどこがおすすめ?シーン別の使い分け
船内にいくつもあるレストラン。「結局どこに行けばいいの?」と迷ってしまいますよね。それぞれのレストランには明確なコンセプトがあり、その日の気分やシチュエーションによって使い分けが出来ます。
気分に合わせたレストラン選びのヒント

【せっかくだから高級なお料理を楽しみたい!】
予約制レストランである和食の「海彦」、イタリアンの「アル・マーレ」、フレンチの「ノブレス」など。こだわり抜いた食材と調理法でリッチな気分になれることは間違いありません!
予約制レストランの「アル・マーレ」、「ノブレス」についてはコチラの記事で徹底的に紹介していますので参考にしてください。
飛鳥IIIの有料レストラン「アル・マーレ」「ノブレス」の詳細はこちら
【好きな時間に着席スタイルでコースを味わいたい!】
静かな空間で海を眺めながらフルコースを楽しみたい夜には、予約不要のメインダイニング「フォーシーズンズ」がぴったりです。和食、洋食のコースは日替わりですが、和洋どちらもアラカルトで注文可能なのが嬉しいポイント。
【気兼ねなくカジュアルに楽しみたい!】
ライブステーションの活気を感じながら、好きなものを好きなだけ味わいたい時は「エムスガーデン」が最適です。
【軽めに済ませたい日や体調を整えたい!】
「今日はランチを軽くしてアフタヌーンティーを楽しみたい」、「朝は和食やおかゆで胃を優しく労りたい」という日も大丈夫。
エムスガーデンのビュッフェで好きなものをつまむ、パペンブルグのアラカルトメニュー、フォーシーズンズの和朝食や、ビスタラウンジでの軽いスナックとティータイムなど、その日の体調やスケジュールに合わせて柔軟に選択できるのもクルーズの良いところです。
実際に行ってみて分かった注意点と服装(ドレスコード)
【予約のコツ】
人気の予約制レストランは終日航海日には予約が埋まりがちですが、「港に停泊する日」は乗客が観光に出ているため、レストランの予約が取りやすいという裏技があります。狙い目の日は早めにスケジュールに組み込みましょう。
【服装・ドレスコード】
日中は基本的にリゾートカジュアル(歩きやすい普段着)で問題ありません。しかし、夕食時の「フォーシーズンズ」などは、ドレスコード「エレガンスカジュアル」に準じます。一方、「エムスガーデン」などのビュッフェエリアは夜でも比較的カジュアルな服装で利用できるため、気楽に過ごしたい夜にもおすすめです。
こちらの記事でもドレスコードについて詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
【飛鳥III乗船記】北海道クルーズ7泊8日の楽しみ方&予約攻略法
【パペンブルグ】厳選の食材を使ったグリルレストラン

「パペンブルグ」は飛鳥IIIの中でも人気が高い、予約制の無料グリルレストランです。ロブスターや鮑、ブランド牛などの高級食材を使い、素材の良さを最大限に活かしたグリル料理をたっぷりと堪能できます。
ビュッフェレストラン「エムスガーデン」の隣に位置しており、空間を隔てる厳密な仕切りがないため、開放的でカジュアルに楽しめる雰囲気が魅力です。気さくでフレンドリーなスタッフのサービスも心地よかったです。
パペンブルグの特徴と豊富なメニュー
このレストランの魅力は、コース料理ではなく「多彩なアラカルト」から好きなものを好きなだけ注文できるところ。2名でのシェアやハーフサイズでの提供にも柔軟に対応してくれるため、色々な種類を少しずつ楽しみたい方にぴったりです。
絶品グリル料理&こだわりの9種スパイス実食レポート


こちらは「エゾ鹿のロースト(80g)」と、温製料理の「スルメイカと野菜の肝バター焼き」です。
エゾ鹿は臭みもなくジューシー、スルメイカは濃厚な肝を加えてソテーしてあります。



左から「グリンピースの冷製ポタージュ」、「魚介のビスク」、「牛テールスープ」と多彩。どれも素材から丁寧に取られた出汁がしっかりと効いています。


冷製の前菜として注文した「中トロマグロのカルパッチョ」と「鰹のタルタル」。
どちらも脂がのって新鮮そのもの。再来店した際にもリピート注文してしまったほどの美味しさです。


「季節野菜のグリルバーニャカウダソース」はクリーミーなソースがぴったり。「飛鳥豚のカルボナーラ」は濃厚なソースと飛鳥豚の旨味がアルデンテのパスタに絡み合う至福の一皿でした。


パペンブルグのグリル料理を格上げしてくれるのが、テーブルに用意されるこだわりの「9種のスパイス&ソース」です。高級食材の味を邪魔せず、見事に調和する計算され尽くしたラインナップでした。
【9種のスパイスとおすすめの組み合わせ】
・超特選 杉樽醤油(全てのお料理に)
・わさび(お肉料理に)
・ポン酢(お魚・お肉料理に)
・スパイシーマスタード(全てのお料理に)
・マウンテンペッパーマスタード(お肉料理に)
・アメリカンスパイシーBBQソース(お肉料理に)
・カラスミ味噌(お魚料理に)
・梅山椒(お魚料理に)
・タプナードソース(お肉料理に)


メインには「鮑とロブスターのグリル」を注文。鮑は絶品。ロブスターは半身で殻から外しやすくカットされていました。右側の「赤牛サーロイン(100g)」と「黒毛和牛のミスジ(100g)」は、ミディアムレアに焼き上がっており、わさびやマウンテンペッパーマスタードとの相性が抜群でした。
デザート


さっぱりとしたフルーツのピクルスと、食後のデザートには濃厚な味わいのチョコレートブリュレ。このブリュレが美味しくて、来店した時は必ず注文するお気に入りメニューになりました。
お洒落なドリンク類
ワインや日本酒、焼酎、ウイスキー(アマハガン等)の選択肢が幅広いです。ソフトドリンク(コーラ、ジンジャーエール、ウーロン茶、コーヒー、紅茶など)は他のレストランと同様、無料です。
【グリル料理に合うビール・洋酒のバラエティ】
パペンブルグではお肉料理に合わせて、ドイツの白ビール(フランツイスカーナー、ビットブルガーなど)やフルーツビールが種類豊富に用意されています。
その中で、すっきりとして美味しかったのがこちら。
・ニュートン グリーンアップル(1,650円):ベルギーのホワイトビールに青リンゴの果汁を加えた、フルーティーなビール。
・ラドラー レモネード ビア(1,760円 ):オーストリア原産のビアカクテル。レモンやオレンジの柑橘系の風味と低めのアルコール度数(2.4%)が特徴で、ビールの苦味が苦手な方でもジュース感覚で美味しく飲めます。


【フォーシーズンズ】豪華絢爛のメインレストラン

飛鳥IIIの食の中心とも言えるのが、メインダイニングの「フォーシーズンズ」です。このレストランの最大のメリットは、事前の予約が不要でありながら、着席スタイルで優雅なフルコース料理がいただけることです。
「他のレストランの予約が取れなかった!」という時の駆け込み寺のような存在でもあります。
まず驚かされるのは、圧倒的なフロアの広さと、内装の豪華さ、そしてスタッフの数の多さです。
ピーク時にはウェイティングの行列ができることもあるそうですが、私たちが来店した夕暮れ時の18時頃はまだ空いており、スムーズにお席へ案内されました。
アラカルトメニューからコースまで充実のラインナップ
フォーシーズンズのディナーは、日替わりで「和食ディナーコース」と「洋食ディナーコース」が提供されます。もちろん、コースだけでなく和洋の豊富なメニューからアラカルトでの注文も可能です。和食コースを一通り頼みつつ、名物の洋食アラカルトを追加する、といった贅沢な使い方もできます。
主なアラカルトメニュー
【一品物・前菜】
・ブラッターチーズとトマトとスイカのガスパチョ
・シマアジのカルパッチョ シークワーサーの香り
・北海道産味噌漬け牛モモ肉のローストビーフ
・高知県産 カツオの藁焼きと焼き茄子
・馬刺し
・貝と胡瓜の緑酢和え
・鮮魚の盛り合わせ
【主菜・メインディッシュ】
・飛島ハンバーグ(シグネチャーメニュー)
・蒸しアワビと夏野菜のトマト煮 ハーブヴィネグレットソース
・イサキの蒸し焼き、ガルムソース
・鹿児島県産うなぎの蒲焼き
・伊勢海老の具足煮
・本日の魚料理 / 本日のメイン
・特選牛サーロイン網焼き、柚子胡椒ソース
・鹿児島県産黒豚の角煮
・ラム肉の香草パン粉焼き、ジェノバソース
・伊賀牛ボロネーゼパスタ
・ハヤシライス
(※白ご飯、パンの盛り合わせも用意あり)
実際のディナー体験と絶品メニュー
この日は和食ディナーコースの日。しかも北海道の稚内に寄港していたため、地元の稚内市から寄贈された新鮮な「宗谷の蛸」を使った特別メニューを堪能できるというラッキーな夜でした。
和食のコース料理は、1皿のポーションが上品に設定されているため、食欲旺盛な方はアラカルトを追加するのもおすすめ。少食の方にとっても完食できる、ちょうど良いサイズ感になっています。


先付として提供されたのは「枝豆山葵白和え」と「ホワイトアスパラ豆腐」。繊細な出汁の味わいが口に広がります。続く焼き物は、香ばしい「鱸(すずき)の生姜醤油焼き」でした。
アラカルトメニューの中から追加で注文して特に美味しかったのが「馬刺し」です!薄造りでありながらもしっかりとしたお肉の旨みがあり、レベルの高い一皿でした。


そしてこちらが、稚内市から特別提供された「宗谷の蛸の和風カルパッチョ仕立て」。地産地消の新鮮な海の幸をその日のディナーで味わえるのは、寄港地を巡るクルーズ旅ならではの最高の贅沢ですね。稚内の皆様には熱烈な歓迎とお見送りをしていただいたのも印象深く、感謝いっぱいでまた訪れたい街になりました。
和食ディナーコースのメインとなる「強肴(しいざかな)」は、「国産牛すね肉の柔らか煮」でした。じっくりと煮込まれており、口の中でほろほろと崩れる柔らかさでした。


さらにアラカルトから「鹿児島県産うなぎの蒲焼き」も注文。ふっくらと焼き上げられた国産鰻がいつでも注文できるとあれば、鰻好きの方は何度も通うことになりそうです。
なお、名物のシグニチャーメニューである「飛鳥ハンバーグ」も常時オーダー可能なので、ぜひ試してみてください。


サクサクに揚がった「鱧(はも)の洋風春巻き バルサミコソース」を楽しんだ後は、お食事のシメへ。「宗谷の蛸飯(稚内市御提供)」と「冬瓜としめじの赤出汁」、そして「季節の香の物3種盛り」でお腹も心も満たされました。

コースの最後を飾る甘味は「きな粉プリン 白味噌アイス添え」。和のテイストを取り入れた上品なデザートで、すっきりと甘さひかえめで食後にぴったりでした。
フォーシーズンズの朝食の魅力
フォーシーズンズはディナーだけでなく、朝食の利用も非常におすすめです。朝からテーブルに着席したまま、優雅に和食と洋食の両方を楽しむことができます。もちろん、朝からガッツリ食べたい方はシグニチャーメニューの「飛鳥ハンバーグ」をオーダーすることも可能です。

「朝は優しい和食で胃を整えたい」という時にもぴったりなメニューが揃っています。リッチで落ち着いた朝のスタートを切りたい日はフォーシーズンズ、朝から色々なものを好きなだけ食べたい日はビュッフェ、といった使い分けが出来ます。


追加注文したシグニチャーメニューの飛鳥ハンバーグ。
【エムスガーデン】豊富なビュッフェ料理が朝食から夜食まで楽しめる
明るく広々していて、大海原を眺めながらの食事が朝食から夜食まで幅広く楽しめます。


カジュアルに、そして自分のペースで食事を楽しみたい時に外せないのが、ビュッフェレストラン「エムスガーデン」です。朝・昼・晩、そして夜食まで、時間帯に合わせてメニューが次々と変わり、大満足させてくれます。
朝食は豪華イクラの食べ放題

朝食には毎日たっぷりのいくらが提供されていました。無くなってもすぐに大きなボウルで補充されます。
ご飯にたっぷりかけていただきます。
また、サラダバーは新鮮な野菜が豊富で、名物の「飛鳥ドレッシング」も用意されています。さらに、フルーツチーズや、カマンベール、花びらのようなテット・ド・モワンヌなどチーズの種類が豊富なのも嬉しいところ。


朝食時には、シェフが目の前で卵料理を仕上げてくれる「エッグステーション」や、甘い香りが漂う「クレープステーション」が毎日の楽しみでした。
また、「今日は少し胃が疲れていて食欲がないな…」という日にも、あっさりとしたお粥と梅干し、おひたしなど、体に優しい和食メニューもバリエーション豊富です。
大人気!アフタヌーンは作りたて「チーズバーガー」!
午後は軽いサンドイッチ類やパンが豊富になります。
そして見逃せないのが、目の前の鉄板でパティを焼き上げて作ってくれる「チーズバーガー」!
バンズはサクッと香ばしく、飛鳥ハンバーグが美味しいだけあり、こちらのお肉もとってもジューシー。


アスカフィールドやプールで軽い運動をこなした後のチーズバーガーとコーラのガブ飲みは最高です!(笑)

ランチタイムを過ぎると、徐々にサンドイッチやスコーン、ケーキといったアフタヌーンティー系のメニューへと切り替わっていくので、午後のティータイムにふらっと立ち寄るのもおすすめです。
ディナータイム


夜のエムスガーデンは黒毛和牛リブロースや、ロブスターのグリルなど豪華なディナーメニューに変わります。


お寿司も握られて次々と盛られていきます。
夜は夜食や大人の社交場として賑わうバータイムへ

このエムスガーデン、ディナータイム以降は、夜遅くまで無料でアルコールが楽しめる大人の社交場へと顔を変えます。(実は、種類は少ないものの朝から飲めます。)
お酒を飲みながら乗船客同士で話に花を咲かせたり、小腹が空いた時に夜食をいただいたりと、クルーズの夜を締めくくるリラックススペースとして賑わいます。
【ビスタラウンジ】アフタヌーンティーやリラックスしたい時に

船首にあり見晴らしが最高の場所に位置し、幸せなカフェタイムを過ごすことができます。
船内で私がいつも居場所にしていたお気に入りのカフェラウンジです。
海を眺めながら味わう至福のカフェメニュー

ここでは本格的なコーヒーやお茶をスタッフが席まで運んでくれます。小腹を満たすスナックやスイーツ、お菓子も用意されており、午後のアフタヌーンティーに最適です。

自らコーヒー豆を手挽きする本格的なセットが用意されています。
普段は味わえない贅沢な時間が流れていきます。
ジャズやポップスの生ライブも開催


ステージでは、時間帯によって生演奏のライブが開催されます。小さなセルフサービスのビュッフェカウンターが設置されていて、ちょっとした焼き菓子や和菓子を楽しめます。
【ブックカフェ】静かな環境で読書も進むお洒落カフェ

賑やかな船内で、ふと静寂に包まれたい時に訪れるべきなのが「ブックカフェ」。壁一面に様々なジャンルの本が並ぶ知的な空間です。
静かな環境で読書やPCでのちょっとした勉強・作業もはかどりそうです。

沢山の図書が美しいアートに溶け込んでいます。

ブックカフェのお隣はセルフサービスのカフェスタンドになっていて、お茶やコーヒーをセルフで淹れて自分のペースでゆっくりと過ごせます(こちらにお菓子の提供はありません)。


このタイのブランド、CHABAA(チャバ)の100%果汁のジュースがフルーティーでとても美味しいんです。グァバ、ポメロ、マンゴーグレープなどがあります。
紅茶はアートオブティー。オーガニックの茶葉やボタニカルを使ったロサンゼルス発のブランドです。飛鳥のロゴが入っています。
アールグレイをはじめ、エジプシャンカモミールや、ホワイトココナッツなど珍しいフレーバーもあります。
【ギャラリーカフェ】アートに囲まれた憩いの時間

美しい絵画や芸術作品が展示された空間で一息つけるのが「ギャラリーカフェ」です。船内のアート巡りを楽しんだ後や、ショップでの買い物の合間に立ち寄るのにちょうど良いです。
お抹茶はテーブルに置かれた専用のバーコードで注文します。

洗練された雰囲気の中でいただくお抹茶でほっと一息。小さな干菓子もついています。
【Bar マリナーズクラブ・アンカーバー】

夕食前のアペリティフ(食前酒)や、夜更けのナイトキャップ(寝酒)を楽しむなら、「アンカーバー」や「マリナーズクラブ」といった本格的なバーラウンジへ。こちらはアルコール類が有料での提供となりますが、熟練のバーテンダーが作るオリジナルカクテルや、シックで落ち着いた大人の雰囲気は、クルーズの夜をロマンチックに演出してくれます。
まとめ:飛鳥IIIのダイニングホッピング&カフェを賢く楽しもう
飛鳥IIIの無料レストランとカフェは、どこも有料級のクオリティとホスピタリティを誇ります。
しかし船内の生活は気を許すと食べすぎで体重がかなり増えてしまうことに!
朝ごはんはガッツリと食べましたが、夜のレストランで美味しく食べるため、ランチを控えめにしました。
お酒が好きな方は、有料にはなりますがバーテンダーさんが丁寧にお酒を作ってくれるマリナーズバーで過ごすのも良いかもしれません。
皆様も飛鳥IIIに乗船された際は、ぜひ自分のお気に入りのダイニングスタイルを見つけてみてくださいね!
さらに、こちらの記事でレストラン予約の攻略法からクルーズの楽しみ方まで網羅していますので、合わせてご覧ください。




